日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

離島甲子園に心からエール

2008年09月24日 | エッセイサロン
                

 プロ野球ロッテの元投手・村田兆治さん(58)の「離島甲子園」を月刊「文藝春秋」(10月号)で読んだ。今年7月末、東京・伊豆大島で「第1回全国離島交流中学生野球大会」が開かれたことや、そこに至った背景、少年たちへの思いを温かく伝える内容だった。離島の皆さんを含む多くの方の協力があったこともうかがえる。

 村田さんはマウンドを去った翌年の1991年9月、新潟市の北63㌔の日本海に浮かぶ小さな島を訪問。全校児童15人の小学校で講演やマサカリ投法の披露などをした。

 このとき、9人に分かれて2チーム作れない、そこでは満足な試合もできない、ということに気付かれ、離島に思いを持ち始められた。

 村田さんはこれまでに全国50を超える離島を訪れて、手抜きしない野球教室を開かれたという。

 実際、真摯な指導が実を結び、子供たちは、、額に汗をすれば、心と体が自らの力になることを学んでいった。こうした離島の子供同士が集まって交流する場を作りたいという、村田さんの思いが「離島甲子園」実現に至ったという。

 この活動が、島に住む子供たちの連帯感や活力の醸成に連なって欲しい。そして、いつか本物の阪神甲子園球場で試合が実現できるよう期待し、心からエールを送る。

  (2008.09.24 朝日新聞「声」掲載)

(写真:掲載の様子)
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8 コメント

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tatu_no_koさんにエール!! (yattaro-)
2008-09-24 17:54:46
朝日新聞掲載、おめでとう御座います。
離島甲子園、すごく楽しく興味深く読ませていただきました。
一事をなした人の言動は、いつも私たちに感動と勇気を与える行動をしてくれますね。それを逃さず、目をとめられたことはやはりお人柄でしょうか。
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yattaro-さん (tatu_no_ko)
2008-09-24 20:35:19
離島甲子園は「随筆」です。読み終えたらなんとなく書いていました。
手伝いは出来ませんが、思いを行動に移し成し遂げる人に敬意を表します。
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おおっ! (金ちゃん)
2008-09-24 23:21:33
朝日新聞とはこれでしたか~?
おめでとうございます。
私も何かを読んで、村田兆治さんは素晴らしいなあと思ったことあります。
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Unknown (kanopin)
2008-09-24 23:35:52
これって、マクロレンズで撮影するのですか?
キレイに撮れますね!
やってみたことがあるようなないようなですが、
普通の広角でも撮れるのかも・・・
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スポットライト (ロードスター)
2008-09-25 07:59:43
掲載おめでとうございます。
人が気がつかないところに光を当てる。小さなことに関心を持つ。
スタンドプレーは誰もができますが、目立たないことに力を注ぐ。これは誰もができません。ボランティアもそうでしょうね。
このエッセイで、皆さんがこんなことを感じたことと思います。そういう意味でいいエッセイですね。
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金ちゃんさん (tatu_no_ko)
2008-09-25 19:38:18
読み終えて、村田さんの努力から滲み出た力を感じました。驕らずに続けられる姿が浮びます。
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kanopinさん (tatu_no_ko)
2008-09-25 19:42:06
マクロレンズ、そんな高価なものでは有りません。デジカメのお花のマークで撮りました。
お試しください。
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ロードスターさん (tatu_no_ko)
2008-09-25 19:45:14
ありがとうございます。
読み終えたら「書いてみよう」という気になっていました。
地道な努力は見習いたいと思います。
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