
先日、家のそばの道を、真っ白な猫が私の顔を見ながらゆっくり通り過ぎる。その目はいかにも私を観察しているように思えた。首輪も見えず新しく野良としてこの近辺に住むのだろうか、そんな事を思いながら初めての猫をこちらも眺める。
猫を飼ったことはない、猫との接触は野良さんだけでその数は多くて分からないが、歓迎して見たことはない。最近、手のひらほどの子猫が複数匹姿を見せている。こちらは目が合うとすぐに隠れるように隙間や物陰に飛び込むようにして身を隠れてしまう。大きくなれるのだろうか。
真っ白な猫、今朝は勝手口を開けたら、隣の車の下から顔を半分のぞかせじっと見上げている。「この前見た顔だ、特にいじめを受けることはないだろう」、全く動こうとしない姿にそう思う。いやいや、「動くと何かされるかもと思いじっとしているのかもしれない」と見ているのだろうか。スマホで撮る間もじっとしている。
白いという色の印象が強いのかもしれないが、これほど綺麗な野良さんを見たことはない。猫好きの人なら抱きかかえられるかもしれないが、申し訳ないがそうでない高齢男性で何もしてやれない。最近、猫クラブへのお誘いが送られてくるが、なぜかわからないまま既読にしている。
(今日の575) 生きる術風雨にうたれ学ぶのか