
いやな奴を「ウイルスだ、細菌だ、ガンだ」などいう。使ったことがあるかもしれない、と思い返してみるが記憶が蘇ってこない。そんなウイルスや細菌とは何だろう。知人が医者から聞いた解説にこうある。「ウイルスは油とタンパク質と核酸の塊で、生き物ではない。細菌は餌と混ぜて容器に入れておいたら培養できるが、ウイルスは生き物ではないので培養できない。体内に入り、体の中にある細胞と反応を起こして増える」。
身近にウイルスを感じるにはインフルエンザ、これは何度か経験したが簡単な検査で診断ができ、治療薬もワクチンもある。B型やC型肝炎もウイルスによるもの。C型は内服薬でウイルスを排除する薬が登場、従来の治療では十分な効果が得られなかった患者にも効果が出たという。今の新型コロナウイルスにもこうした治療薬やワクチンを早期に登場させるよう、財政的な支援を世界中の為政者に願いたい。
今月の初め書かれた新型コロナウイルス感染について「これから起こること」として「都会から地方に広がっていきます」とした説明がある。そこには「実家に帰ってきた家族を快く迎える方法」として「帰る人はうつしたくない、迎える人はうつされたくない」、それを実践する方法が絵入りで載っている。わかりやすいとページを繰った。
帰省した専門学校の学生が市内で初の感染者となった。気の毒なのは入学式の翌日から休校となり親元に帰省したという。帰省後から外出はしていないということが少し安心させる。ほかにモヤモヤした情報もあるようだが、感染拡大阻止には正確な情報公開が必要だ。