日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

春の嵐

2017年04月17日 | 自然 季節

 土用というと、夏の暑さが最も厳しい時期に当たると思う。この暑さを乗り切るための風習として、江戸時代の万能学者で発明家の平賀源内がウナギを食べれば夏バテをしないという仕掛けから始まったウナギの厄日は知られている。しかし、土用はすべての四季にあり、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土用というそうな。

 ということで今日は春土用の入りで立夏(5月5日)までとなる。春と秋の土用期間中に「社日」といって土を動かしてはいけない日があることは祖母からよく聞かされていた。社は土地の神様の意味で、この日は農作業を休み五穀豊穣を願い神に感謝する日という。菜園農家の祖母がこうしたいわれ事を大事にしたのは強い信仰心から、そう気付いたのは祖母が亡くなって10数年過ぎていた.

 春の意味ある日だが天気は荒れ模様の予報が出ていたので午後予定の用事も午前中に繰り上げ「大雨、波浪、洪水」注意報が出るころには済ませた。移動性の高気圧と低気圧が西方から交互に日本列島を通り抜ける。その高低の入れ替わりで荒れた天気となる。映像の解説を見ているといつの間にか予報士になっている。大方散った桜には緑鮮やかな新葉が一斉に出始めた。この雨がひときわ助けになるのだろうが、錦川沿いの国道は夕方から通行止めになった。

 「今日、女房は低気圧じゃけえ」と男社会でたまに聞く例えのごとく低気圧は気象用語だけでない。「不穏な様子や変動が生じている、あるいは生じようとしている状況」などでも低気圧を用いる。近隣にはきな臭い低気圧が発生してるが、政治家からはその解決策は何も示されていないが、硝煙臭う低気圧の通過は避けなければならない。
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