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2017年04月12日 | 生活・ニュース

 浅田真央さんの引退表明は内外に多くの驚きをもたらしたが、また多くの感動ありがとうという感謝の言葉が響くように返ってきた。ニュースにワイドショーといった報道は引退一色になり、満開の桜も驚いているようだ。今日、引退を語る記者会見、200名ほどの記者が会場を埋めたというから、その重大性を感ずる。

 50分間の記者会見の最後、「晴れやかな気持ちで引退できる」と語った後、涙を浮かべしばらく言葉につまり報道陣に背を向けた。向き直り、「競技で経験したことを忘れず、新たな目標を見つけ笑顔で前に進む」そんな締めくくりだった。真央スマイルはフアンならずとも希望を抱かせる素晴らしさが宿っていた。多くの人から贈られる言葉にもそれを感じる。

 このようにやり遂げて去る人もあれば、新社会人となったばかりの若い人の中には思いもしない理由で去る人もある。社会人となるからにはそれなりの決意を持っていたのではないだろうか。それなのに「通勤の満員電車がいやだ」「朝起きが苦手」など去っていく理由にはならないが現実にあると報道される。驚きでもあるが、採用決裁した企業はそうした意志薄弱を見抜けなかったことになる。

 新入生や新社会人を見送るように桜は役目を終え散り始めた。今日も出かけた先の広場では散った花びらが風に舞っていた。「散る桜をめでる表現」をローカルTVで紹介していて思わず撮っていた。そういえば、古人は桜の散り際の潔さを愛惜した。世界中の多くの人が真央さんの引退を桜の散り際を見るような気持ちで送る。
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