日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

霜注意報

2017年03月23日 | 自然 季節

 いろいろな記念日の一つで今日は「世界気象デー」という。1950(昭和25)年のこの日、国際気象機関が発展的解消し、世界気象機関(WMO)が国連の専門機関として発足し、日本は1953年に加盟した。なお、日本では、1875年6月1日に東京気象台で気象観測が開始されたのを記念して気象記念日となっている。

 寒い冬が過ぎ春はそこまで来た。春は農作物や花、果実などの芽吹きが始まる。この時期の作物管理に注意を要するのが「霜」ということは知られている。ここ数日の天気予報で気づかれていますか、それは「霜注意報」の発令です。霜の被害は芽や花を枯らすが冬場には発令されない。霜注意報は春と秋の季節限定の注意報になっている。

 霜注意報発令の出される日は地域や年によって変わるそうで、今年は山口県が3月20日から、岡山県は15日、広島県は少し早く10日からとなっている。最低気温が3度を下回る冷え込みが予想されると、前日のお昼ごろ注意報が出る。今日は午前10時過ぎに発令のメールが届いた。明朝は冷え込むことになる。

 霜で思い出すのは霜柱。畑は宅地に変わり道路は舗装されるなど、霜柱に出会うことがほとんどなくなり、寒さを表す風物の一つが失われつつある。霜は空気中の水分が凍り植物などに付着する。霜柱は地表の水分が凍り毛細管現象で土中の水分が引き上げられ凍りつき、次第に高く伸びて地面を持ち上げる。農作業には霜よりも霜柱注意報のほうが重要と思うが、気象用語にはないのだろうか。桜咲くまで寒暖の差は大きい、体調に気を付けよう。
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