日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

何事も旬が

2013年04月13日 | 生活・ニュース
           

 あるシェフは「旬を食べていただく」、そのために研鑽したときの思い出が載っていた。その一つに「食材の産地へ足を運び、自分の目で、作られた人や収穫された人に出会い、食材の姿を確認し、その場で味わってみる」、そんな内容を書いておられた。職種は異なっても、一流と思っている人には、似たところがある。

 自己紹介で「大工」という彼。1級建築士の資格を持ち、独立して工務店を経営している。彼の家つくりのモットーは「地元の木を使う」「木組みで家を建てる」「既製品に頼らない」の3つ。新築や古民家の修復などいくつかの仕事を見たが、独立以来モットーに変化はない。そのため材木市場へ出かけ、用材を吟味し購入、そし保管している。実地で確かめる、それが仕事への自信になっていると思う。

 我が家の食材のほとんどはスーパーで、それもポイントの多くつく日にまとめ買いすることが多い。それぞれの産地は店を信じて標記してあるものを信じるしかない。シェフや大工のようなまねはできない。しかし、旬のものとなるとそれなりの値を求められる。歩いて旬を探していただくことは少なくなった。

 この時期、このあたりの旬の一つはタケノコ。その親となる竹は繁茂力の強さから嫌われている。その竹林整備のため年間500円の県税を払っている。その竹も今の時期は別扱い。今年は昨年の分を取り返せるかといわれるくらいタケノコは豊作らしい。近郊でも有名な産地のタケノコが「掘りたてです」と届いた。産地は確かで、大きくても柔らかいことは過去に貰っていて証明済み。初めはタケノコご飯か。残りは冷凍保存して折々にいただく。我が家は夫婦ともにタケノコが好き。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする