日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

白い竹林

2011年01月13日 | 地域
           

写真を撮っていると「あれはなんという木ですか」と聞かれた。ちょっとお洒落な都会風のご夫婦で、旅行の途中という感じ。「木ではなく、竹です。川鵜の糞で白く汚れています」とちょっと丁寧な答え方方をした。不思議そうな顔をしながらも珍しいとシャッターを押された。

そこが竹林と知らなければ「あの白い木は何だろう」と思って不思議はない。そこはペンキを振りかけたようでもあり、吹き付けたようでもある。川面に映るそれはそれなりに絵のようにも見える。そこへ陽が当たると真っ白に輝く。

川鵜の食欲は猛烈で、そのせいでアユの漁獲量が落ちた一つの原因ともいわれる。彼らが潜水し川魚をとらえるところうを見たことがある。潜水時間は長くそれを繰り返す。群れの数は相当なものだった。それを見た時「アユは災難だ」と思ったことがあった。

川鵜の被害は全国に及び、地域全体でその対策を図るという記事は何度か読んでいる。ここの白い竹林はその姿を隠さないから、その効果はこの竹林にまだ及んでいないのだろう。糞は酸性、周辺の畑にも影響はあろう。ここにも人と生物の共存を問うものがある。

(写真:陽が当たり白く輝く竹林)
コメント (2)
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