この季節になるとどこのスーパーでも「のど飴コーナー」にかなりのスペースを割いている。並んでいる商品の数も多く、年々その数が増しているように感じる。すべて味わうとしたらひと冬では難しいかもしれない。そんなのど飴に毎日、お世話になっている。
寒くなると早朝のウオーキングには必ず「のど飴」を1個、口に含んでから出かける。習慣になってからもう何年にもなる。飴の大小はあるが大よそ錦帯橋手前くらいまで味わえる。かみ砕いたりはしない。
飴の硬さや甘み、1個の大きさなど種類によって異なる。それぞれに特長があるのだろうが、家内が買い置いたものの中から無作為に選んで出かける。特に湿度が低く冷たい風の吹く朝などは、のどを守ってくれる、と実感している。
のど飴とは「せき、たん、炎症などによるのどの声がれ、痛みや不快感を癒す飴」のこととあるが、これが効能だろうか。さらに医薬品、医薬部外品、食品の3つに大別される。医薬品として販売されている商品は、常盤薬品工業の南天のど飴と浅田飴の2種類という(2007年1月時点)。
すっきり・さわやか系が口に合う。目覚めにもいい。たかが飴1個でも、ウオーキングの友と思えば多少の選り好みをしたくなる。朝一番、無作為に選んだ1個が、今日の気分を左右するかも知れない、そんな大袈裟なことを思いながら小さな包装を裂く。
(写真:買い置きののど飴)