今朝も放射冷却、最低気温は1度。早朝歩行で汗をかかなかった。15時には14度まで上昇した気温、これが今日の最高気温か。
外気温が下がると結露現象が現れる。結露は「低温の壁や窓ガラスなどに空気中の水蒸気が凝結して水滴がつく現象」(広辞苑)とある。暖房のある部屋の窓や戸の結露をぬぐい取り乾いたタオルで拭く、この時期これが朝1番の日課になる。家の保守には欠かせない日課だ。
先日、露と結露を同じ概念で話していると、その違いを教えられた。「地面の温度が低くなると四囲の空気が冷えてその中の水蒸気が凝結し、草や木の葉などに水滴となってやどる」(俳句小歳時記より)ものを露という。
草木へやどるのを露、壁や窓ガラスへつくのを結露という。明快な区別がなされていたのだ。そして露という言葉は、季語として幾通にも表現の仕方があるとも教わった。
露という言葉は「はかない」感じ、露と消えるなどのように弱いイメージを持つ。露の季語を引いてみた。白(しら)露、朝露、夕露、夜露、初露、下露、露けし、露散る、露冷、露の世、露の命と沢山ある。本当の意味は分からないが、語感からは落着いた静かさを表しているようだ。
「冬は寒く、雪が降り畑の虫が絶えなければ、春からの農作物は育たない」子供のころ生活の知恵を聞かされた。化学肥料や農薬のないころの農業経験者の知恵は、地球の再生に役立つように思うのだが。
(写真は日差し前の車庫の結露)