みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

忘れない神

2021年12月28日 | 詩篇

詩篇 105篇1−24節

 月曜日午後から、新型コロナウイルス第三回目のワクチンを接種しました。これを書いている時も、少しだけだるい感じがします。帰りにアジア食材店に立ち寄って「胡麻あんまん」(冷凍)を購入。さて味はどうでしょうか。

 詩篇105篇にタイトルをつけるなら、「主は忘れない」とか「約束を必ず守る主」などでしょうか。ここには、イスラエルの民への約束を忘れることのない神について歌われています。

 1−5節で作者は、イスラエルを主のしもべ アブラハムの裔(すえ)、主に選ばれた者 ヤコブの子ら」に行動を呼びかけています。「感謝せよ」「御名を呼び求めよ」「みわざを…知らせよ」「歌え」「みわざを語れ」「聖なる御名を誇りとせよ」「喜べ」「尋ね求めよ」「慕い求めよ」「みわざを思い起こせ」です。

 これらの呼びかけ、命令は、主に対するもの、自分たちに対するもの、そして他の人(民)に対するものです。神に選ばれたイスラエルは、自分たちのの行動、いや生きている様子によって、主をあがめ、主を伝えるのだということを、ここから考えることができます。

 主がイスラエルの父祖アブラハム、イサク、そしてヤコブに与えられた約束は、必ず果たしてくださったということを、この詩篇の作者はヨセフの生涯をたどることによって告げています。兄たちの憎悪がヨセフをエジプトへと追いやりました。しかし、神はヨセフの数奇な体験さえ用いて、ご自分の民をエジプトへと導かれるのです。それは、イスラエルをやがて約束の地へと連れ上るための最初のステップでした。

 その時には「なぜ…」と嘆くようなことさえも、神は約束を果たすために行われるのというのは、私たちにも言えることです。その時はとても受け入れられないことであったとしても…。


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