みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

みな主の前に立っていた

2021年07月15日 | 歴代誌第二

歴代誌第二 20章1−19節

 

  「みことばの光」7月13日の記事の中、「アハブ」と書くべき三箇所に「アハズ」とあったと、読者のご指摘をいただきました。確かに間違いでした。おわびとともに訂正いたします。

 ここに書かれているのは、ヨシャファテ王治世下におけるユダ王国の最大の危機です。モアブ、アンモン、さらにアラム(エドムかも?)が大挙して死海西岸を北上し、エン・ゲディまで来ているというのです。地図で確認しますと、今の道路でエン・ゲディからエルサレムまでは76キロほど。直線距離なら40キロほどですので、敵はすぐそこまで迫っているのです。

 この時ヨシャファテが採った方策は、神に祈ること。主の助けを仰いだのです。その際彼は、ユダ全土に断食を呼びかけます。危機を共有しようとしたのです。彼は神の偉大さをほめたたえ、その力に拠り頼みます。そして、自分たちの地、領土は神が与えてくださった相続の地であると訴え、さらに自分たちが非力であることを認めています。

 神は一人のレビ人によって、ヨシャファテの祈りに応えられました。心に留めるのは、それを聞いたヨシャファテを初めとするユダのすべての人々が、主を礼拝し、主をほめたたえたということです。

 ともに歩む方々の中には、なおも大きな試みを通されている人もいます。行き詰まりそうな局面にあって、心を合わせてとりなすことのできる交わりを感謝し、主が答えてくださると信じて祈り続けているのだと今自分たちが置かれている状況を再確認しました。祈りの力を、いや私たちのような者の祈りを効いて応えてくださる主は偉大なお方です。


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