みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

何をもって神に仕えるか

2021年04月06日 | 歴代誌第一

歴代誌第一 6章31−53節

 本当に久しぶりの空港。いつもの半分以下の人ですが、それでも飛び立つ人が少なくありません。私たちもほぼ一か月帰国ですが、いくつかの関門が…。

 6章中盤は興味深い構成になっています。まず、レビ人の三部族の人の名前がダビデ王の時代からレビに向かってさかのぼって行きます。始まりは歌い手のヘマン。レビの三部族は幕屋時代には幕屋の移動の時にそれぞれの役目を与えられていました。それからダビデ時代に大切な務めだったのが主を歌をもって賛えるという奉仕。「主の宮の歌を受け持たせる」、「幕屋の前で歌をもって仕え」ということばが心に留まります。

 ヘマンはさかのぼるとケハテに、そしてレビに至ります。ヘマンの右側で仕えたアサフはさかのぼるとゲルショムに、そしてレビに至ります。さらにヘマンの左側で仕えたエタンはさかのぼるとメラリに、そしてレビに至ります。

 そして、49―53節では祭司アロンに始まる人の名前が今度は後の時代に向かって並びます。さかのぼった後にはもどって行くという表しかたは興味深いですね。

 私たちは礼拝をし、礼拝で歌をもって主を賛えます。今当地の教会では、会堂での礼拝の折りには声を出しての賛美はできずに、伴奏に合わせて心の中で神をたたえています。改めてこの箇所から、神への賛美は神に仕えることの大切な1つなのだということを知らされます。


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