歴代誌第一 8章
入国後のホテル隔離、私たちは入国書類不備で通常の2倍の6日間の隔離となりました。「狭いわが家も…」という昔のメロディを思い出しましたが〔これを思い出すことで歳が分かってしまいますが…)、きのうは部屋替え。これまでの13階から7階上の部屋へとアップグレードでした。でも、部屋の広さはこれまでと全く同じです。
8章にはベニヤミン部族に属する人々の名前が並んでいます。ベニヤミンはヤコブの12人の子どもたちの12番目。そして、ここにあるのはベニヤミン以降の人名が載っています。
その中に、自分でも知っている名前が出てきます。キシュ、サウル、ヨナタン、それからメリブ・バアル〔メフィボシェテ)です。サウルはイスラエル最初の王。サムエル記第一には、サウルが王になる経緯から始まり、王としての歩みが書かれています。そして、サウルがユダ部族のダビデに殺意を抱き、いのちを狙う姿がドラマチックに綴られています。
それゆえサウルは敵に討たれ、生涯を終えます。けれども本書は、サウル死後もサウルの子どもたちの名を書き続けます。サウルの死後イスラエルの王となったダビデは、サウルの息子の一人、ヨナタンとの約束を守ります。ヨナタン以降の人の名前は、主にある友情によってつながれて行ったと言えます。
人が誰と繋がるかが、この後の歴史に意味を持つと言っても、大げさではありません。