みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

わたしは、わたしは、

2015年03月13日 | ゼパニヤ書

ゼパニヤ書1章―2章3節

 

 ゼパニヤはユダの王ヨシヤの時代の預言者だと、1章1節からわかります。水曜日の午前に、通っている教会でおこなっている祈祷会では、ここのところずっと聖書を読む会の手引きを用いて、聖書を学び合っています。ヨシヤ王については「旧約聖書の聖徒たち2」の中で取り上げられていますので、ぜひみなさんで聖書をお読みください。とても良い学び合いができます。

 「ゼパニヤ書を読む前に」にあるように、この書は「主の日」を繰り返し語っています。それは神がさばきと救いを明らかにされる日だから、備えよと語るのです。

 きょうの箇所を読み心に留めたのは、「わたしは」ということばも繰り返されているということです。主の前に悪を行いながら悔い改めようとしない者たちが「主は良いことも、悪いこともしない」(12節)とうそぶいているのをお聞きになった主が、そうではないと身を乗り出すようにして、声を大きくして「わたしは」…とおっしゃっているような絵を思い浮かべます。

 もしかしたら、神に信頼しているはずのキリスト者でさえも、主は何もしてくださらないと不満を覚え、高を括(くく)るようなこともあるかもしれません。そんな私たちに主は、「わたしは…」を語ってくださり、御手を伸べてくださるのを、きょう一日の中でいくつ認めることができるでしょうか。


2011-2024 © Hiroshi Yabuki