みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

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2015年03月05日 | ペテロの手紙第一

ペテロの手紙第一 1章1−12節

 きょうから「みことばの光」はペテロの手紙第一を読みます。ペテロといえば、主イエスの弟子の中ではいつも真っ先に名前が出てくる人。代表して語り、代表して失敗し、代表して主に諌(いさ)められるようなところもあります。

 この手紙が書かれた時はすでに主イエスが天に昇って行かれてからおよそ30年ほど経っていたのではないでしょうか。「みことばの光」の「ペテロの手紙第一を読む前に」によれば、この手紙は皇帝ネロの治世にローマから書かれました。ネロといえばキリスト教徒に激しい弾圧を加えた人物として知られています。ペテロ自身もやがて迫害でいのちを落とすのですが、この手紙の受取人である小アジヤのキリスト者たちにも同じような危機が迫っていました。いや、現実に迫害を受けていたものと思われます。

 きょうは、信仰者の土台、希望について思い巡らしました。神に選ばれ、キリストの十字架と復活によって救いを賜ったという土台、やがて息を呑むほどの神からの恵みと特権が約束されているという希望が、そして間違いなく復活の主が聖霊によってともに今歩んでくださるという事実が、苦難の中の自分を支えるということに気づきます。

 深呼吸して、主を覚え、きょうという一日に漕ぎ出したいと思いますね。

 


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