みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

どちらが長いか

2013年07月18日 | 士師記
士師記3章


 辛い時は長く、幸せな時はあっという間に過ぎ去ってしまうと感じるのはどうしてなのだろう、と考えることがあります。「必ずトンネルの出口があるから」と言われても、なかなか先に光が見えてこないと、ずっと出口はないのではないかとも思ってしまう場合があります。突然襲った頭痛に、これまでの平安があっという間に消し飛んでしまうということも…。
 
 士師記はイスラエルの歴史の中での暗黒期だと言われますが、きょうの箇所を読むと、アラムの支配下にあったのが8年、オテニエルによって解放されて穏やかだったのが40年だということに気づきます。さらに、モアブの圧政下にあったのは18年ですが、エフデによって解放されて80年は穏やかであったというのです。
 「良い時期のほうが長いのだ。苦しみや試練がどれほど辛く思えても、必ず主のあわれみの御手が伸ばされている」と「みことばの光」にあります。そのとおりです。

 真っ暗闇の中に放り投げられているようなときにも、主のいつくしみは深く豊かなのです。けれども、なかなかそれに気づかないのが私たちなのですね。

  


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