みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

海の真ん中を通って

2011年03月10日 | 民数記
民数記33章1-14節

 人生は長いものだと考える人もいれば、あっという間だと言う人もいます。
月曜日は雪でしたが、1歳4ヶ月の孫娘とミニ「電車の旅」をしました。2時間ほどの間に、バスに乗り、電車に乗り、別の電車に乗り換え、また別の電車に乗って、バスに乗りました。
彼女は興味津々。「[鉄子]になるかも」とひそかに喜びました。(ただの「ジジバカ」)
 ところで、向かった先は私の東京生活の初めに住んだ四畳半アパートのあった駅。43年前、何もわからずにこの駅に降りたっけ…、と思いました。 長かったと言えばそうだし、あっという間だったという気持ちもあります。

 民数記33章は、1章でイスラエルの民の40年を記しています。
書きかたにもよりますが、40年とはこんなにもコンパクトにまとめられるものなのだ、と妙な感慨を抱きました。 しかし、行間には様々な人間模様が…。
「みことばの光」は、「33章の旅程が朗読されるたびに神の民の第2世代は、走馬灯のように神の真実と人の不真実を想起したことであろう」と始まります。

この箇所は、そのうちの初めの1年の出来事が記されています。 
 「海の真ん中を通って荒野に向かい」(8) 絶体絶命の危機の中で、神は彼らを救い出されたのです。海の真ん中を通らせてまでも、神は彼らを約束の地への旅へと連れ出された…。
 自分の人生にも、「海の真ん中を通って」ということがある、あれもそうだった、あの時もそうだった、と思い起こします。
 

 
 


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