霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

多田自然農場

2013-01-28 21:16:07 | 経営
毎年、今の季節に開催されている認定農業者の会の「現地研修会」は遠野の
「多田自然農場」が舞台となった。

 ・農薬を使わず「土づくり」に重点を置き、安全で美味しい農産物を作る。
 ・単品ではなく出来るだけ多種類の農産物を育てる。
 ・置かれている自然環境を活かす。
 など農業に取り組む姿勢に共通項が多かったのが嬉しかった。

ただ、経営者、農業者としての実力や経営規模、品質レベルは比較にならない
開きがあった。
そして、30人もの社員を抱えながら「手のかかる農業」にこだわり、品質と価格
に絶対の自信を持っていた。
無農薬栽培を大規模に行うのは「経営的にペイしない」とばかり思い込んでい
たがそれは大きな誤解だったようだ。

また、発酵飼料により臭いのしない牛舎や稲の「不耕起栽培」の取り組みの話
しも興味深かったし、今はお客様に提案する「レシピの勉強に余念がない」とい
うチャレンジ精神の旺盛さにも感心させられた。


(30人ほどの見学者に熱弁をふるう多田克彦氏)

頂戴した名刺の肩書きも面白かった。

 日本一の牛乳をしぼる
 日本一のホーレンソウをつくる 
(有)多田自然農場代表取乱役舎長  多田克彦

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (つー助)
2013-01-29 13:09:26
おおっ!!取乱役舎長さんのところへ研修に行ってきましたか・・・それは良い学びだったことでしょう。多田克彦さんとは15年来の知り合いで、10数年前に個人的に見学に行ったことがありました。ここ数年は東京での会合でお会いします。田舎に欲しい人材は「よそ者」「バカ者」「若者」と言われますが、彼は当初世間から「バカ者」にされたそうです。経営力、発想力、発信力どれもすばらしく、尊敬する先輩であります。「遠野」という準高冷地と、ブランドとしての「遠野」が彼の事業を後押ししている側面もあるかもしれません。
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Unknown (「霜後桃源記」)
2013-01-30 07:23:35
つー助さん
コメントありがとうございます。
そうですか、お知り合いでしたか。
それは心強い限りです。
名刺を交換した際に「おう、養鶏もやっているんですか」と関心を示されておりました。

多田さん本人は「先祖伝来のいい環境の土地で仕事をさせて貰っている」と述べていましたが、私は「環境のハンディを強みに変えて活用している」と受け止めました。

高冷地、山間地等々自分達の置かれている環境にいくら不満を持っても誰も助けてくれません。
「軽い球質のハンディを活かして大リーグボール一号」を編み出した「巨人の星」の星飛雄馬が我々の理想とする生き方です。(笑)
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