毎日が休日

以前に改築工事をする際、雨が降ると仕事ができない基礎工事屋が土・日を休日に設定しているため工事が予定よりも大幅に遅れて困ったことがあった。
お天気に左右される仕事をしていて土・日休みというのはいかにも硬直的と腹が立ったものだった。

「農業も一週間に1日は休日を設定すべし」との意見があるが、それは多分農業に携わったことのない人の見解だと思われる。
自然の恵みを享受する農業は当然天気に大きく左右される。
会社や工場の真似事をして週休を設定していたのでは成り立つはずが無い。

農業は忙しい毎日を送ってはいるものの「休みたい」と思うときは何時だって休めるので、捉えようによっては毎日が「休日」みたいなもの。
それに冬というオフシーズンだってある。

百姓は他産業の考え方に振り回されること無くどこまでも「農業を中心の考え方で行くべし」と思っている。



冬はオフシーズンといえども霞を食って生きて行く訳には行かない。
冬場は小さな五棟のハウスの葉物野菜の売上げで糊口を凌ぐことになる。

各ハウスではホウレンソウ、コマツナ、ナバナ、チヂミナ等が順調に生育し出番を待っている。