霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

山仕事

2007-11-25 18:07:03 | 山菜
雑木林の山に行ってホダ木用の木の伐採を行った。
シイタケ用には楢の木を使うが、幹だけ見ると栗との識別が難しい。
幸い僅かながら葉を付けていたのでそれで判断できた。

雑木は杉と違って倒れる方向の予測はつけ易い。
しかし、地面まで倒れず途中で他の木に引っかかったりすることがしばしばある。
ロープで引っ張っても落ちない時はそのままの状態で作業を進めるが、予期せぬ動きをする場合があるので十分な注意が必要となる。
下敷きになったりしたら怪我ぐらいでは済まない可能性がある。



切り倒した木にオバサンがホダ木の長さに印を付け、それを目標にしてオジサンが切断して行く。
今時の与作は「トントントーン」という切り方はしない。
「ダッダッダッ」というチェンソーの轟音が鳴り響く。
そこには風情も何も無い。

切るのに力は要らないはずなのに何故か力が入り汗もかいた。



新調したチェンソーは軽く、エンジンの調子も良いので作業は順調に進んだ。
伐採は明日までかかるが、次の雪が降る前に搬出まで終えたいと思っている。
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天候回復に期待

2007-11-24 18:56:37 | 
二度の積雪がまだ融けない。
寒さにも雪にも慣れないため、何をするにも少し躊躇するような気持ちが先に立つ。
「冬来たりなば 春遠からじ」という心境に早くなりたいもの。

稲の育苗用の土を山からハウスに運搬する仕事が未だ残っている。
出来れば乾いた土を運びたかったのだが、それはもう諦めざるを得ない。
しかし、せめて雪が融けてから運びたいものと思っている。
少し寒さが弛み好天が続く予報なので、それに期待を寄せている。



ジイチャンが堆肥用の木枠を作っていた。
手っ取り早くコンパネを使って済ませているのを見て不甲斐無いと思ったのだろうか。
往年の自分のやり方に強い拘りがあり、それ以外は邪道としか見えないようだ。
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大豆

2007-11-23 17:13:23 | 穀物
大豆にも色々と種類がある。
(有)山蔵農園の真瑠さんは以前ブログで美しい花豆の各種を紹介していたが、我が家で作付けしているのは枝豆用を除くと伝統的な三種類。
自家製の手作り味噌の原料となる味噌豆、それに産直にも出荷する青ばたと黒豆。
大豆は日本では主食の米に匹敵するぐらい重要な穀物で、味噌、醤油、豆腐、納豆、油揚げ等々毎日の食卓に欠かせない食材の原料となるものだが、その大部分を輸入に依存している悲しい現状にある。

大豆はそのまま煮豆にして食べてもコクがあって美味しいし栄養価も高いので、作付け面積をもっと増やしたいと思っているが、畑をどのようにして確保するかが課題となっている。

(脱穀後にハウスの中で干している青バタと黒豆)




大豆等の穀物の脱穀に必要な足踏み脱穀機についてインターネットで調べてみた。
修理するよりも新調した方がいいぐらいの価格で今風のものが唐箕も含めて販売されていることが分かった。
原始農法でやり切れなくなったら新調することを考えたい。
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原始農法にチャレンジ

2007-11-22 17:59:48 | 穀物
昨日からの雪が今日も降り止まず、時折吹雪いたりしながら一日中降り続いた。
積雪は優に20cmを超えている。
まさかこのまま根雪になるとは思えないが、最近では珍しい11月の大雪で今週一週間は雪景色のままとなりそうだ。



大雪で外仕事ができないのでハウスの中で豆の脱穀作業を行った。
脱穀と言ってもバアチャンがいつも棒で叩いている超原始的な方法だ。
先日、NHKのお昼の番組で「紀ノ川」の黒豆脱穀風景を見たオバサンが、ビールの箱の底に叩き付ける方法を考案した。
これが結構有効な策となり能率がグンと上がった。

両手に茎を持ちリズミカルに叩いていると、まるで太鼓を叩いているような雰囲気となって面白かった。
人類に太鼓や歌や踊りが生まれたのは、このような収穫作業の歓びの中からではないかと思えた。



エンジン付きの大型機械が普及する前は、足踏み脱穀機という汎用性の高い道具をどこの農家でも使っていた。
これがあれば、米、麦、豆、小豆、胡麻、エゴマ等何でも使えた。
今のコンバインは高額な割には米、麦以外には使えない不便さがある。
小規模農家が多い日本向けには、もっと汎用性のある機械を開発して欲しいもの。

我が家には壊れた足踏み脱穀機が未だ残っているので、修理が得意な知り合いの自転車屋に診て貰おうと思っている。
これが復活すればビールの箱より更に能率が上がるはず。
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ハウスの冬支度完了

2007-11-21 20:47:11 | 野菜
昨日に引き続きハウスの屋根かけを行った。
風で難儀した昨日の経験を活かし、最後となった四号棟は風の無い午前中に大部分を終わらせた。
ハウスの冬支度が完了したところで、午後は予報通りの雪となった。



稲の育苗後に屋根を外してから半年振りに屋根に覆われ、一昨日は雪の下となっていたナバナも陽の差す日中は暖かい春のような環境となり戸惑っているようにも思えた。
ハウスの土も雨や雪で十分に潤い最高のコンディションとなっており、天気が良かった午前中は水蒸気で少し靄がかかっていた。



先日の「収穫感謝祭」にわざわざ小田原から駆けつけてくれたA先生から御礼のハガキが届いた。
写真と見間違うようなご自身の描いた素晴らしい水彩画付きの絵葉書だった。
久し振りの再会に、60代半ばとは思えない若々しさとスリムな身体を保持しているのに驚かされたが、その秘訣は水彩画だけでなくお茶や書道もこなし、毎朝6kmのジョギングを続けていることにあるようだ。

ハガキには「千代子さんは思っていた通りの美人で静かで控え目なのに、その圧倒的な存在感に熊谷家の本当の大黒柱を見ました」と達筆な文字で書かれていた。
前半部分は社交辞令としても、後半部分は正鵠を射る見解で、サラリーマン時代に高ポストを極めた方特有の眼力の鋭さに脱帽するしかなかった。
コメント (2)
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