失敗作

野菜も冬野菜への切り替え時期で産直に出荷する生鮮野菜は中断状態になっている。
それに合わせた訳でも無いが、オバサンは生活研究Ｇの行事で毎日外出する日が続いている。

今コンスタントに出荷しているのは卵とナメコだけ。
本来はシイタケも名を連ねるところだが、この秋はあまり出が良くない。
気候にも左右される代物ではあるが、実はもう一つ理由がある。

オジサンが脱サラして最初に取り組んだのが、シイタケのホダ木切りだった。
木を切り倒しホダ木の長さに切り取ったまでは良かったが、根雪となった山から搬出するのに大変な苦労をした思い出がある。
このブログの第一回目はその模様を書いた記念すべきものだった。

ところが、このホダ木は植菌し一旦積み重ねて保管する時に、水を通す暴風ネットをかけるべきとところを誤って水を通さないビニールをかけてしまい、菌が浸透せず逆に雑菌が入る失敗作となってしまった。



例年よりもコストも稼働もかけ思い入れも強かったので、春と秋の収穫期にこのホダ木を見るたびに断腸の思いが甦る。
それでも全滅ではなかったようでホンの数えるほどのシイタケは顔を出している。
今となっては「失敗は成功の母」とするしか道は残されていない。