霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「蕎麦打ち」の顛末

2007-11-18 20:02:40 | 趣味
先週は「収穫感謝祭」の蕎麦打ちの準備でドタバタした一週間だった。
一時は「我が家の蕎麦粉は間に合わない」と諦めかけたが、かろうじて滑り込みセーフとなった。
それでも、収穫から「挽き」まですべて初めての挑戦だったので、事前に一度試食してみないとどんな蕎麦が出来上がるか不安だった。

前夜の夕食後に二人前の分量で試しに打ってみた。
「練り」が足りなかったためボロボロ切れる蕎麦となってしまったが、「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の三たてが打ち手の技量不足を吹き飛ばし、甘くて美味しい蕎麦が出来上がった。
これで「作り方」や「味」の不安を解消し、自信を持って「収穫感謝祭」に臨むことができた。

本番では前夜の反省を踏まえ、十人前の蕎麦粉を時間をかけてじっくりと練りあげ、「延し」も順調だった。
しかし、「延し」の途中で麺台から生地がはみ出るようになってしまい、それ以上延ばせないというトラブルに遭遇してしまった。
止むを得ずその段階で「延し」を止めて「切り」に移行した。
できるだけ薄く切ったつもりだったが、何せ厚さがあるのでややうどんに近い太い蕎麦が出来上がってしまった。

それでも参加者は皆「美味しい、美味しい」を連発して食べてくれたのでホッと胸を撫で下ろした。


(収穫した蕎麦の実を「洗って磨く」作業を実体験している同期の仲間)

今回は素材に恵まれて上手く行ったのだが、曲がりなりにも「蕎麦打ち」を体験できたことは大きな自信に繋がった。
石臼で原始的に挽くなどということは二度としまいと思ったりもしたが、「三たて」の蕎麦を自宅で楽しむには石臼が一番重宝なことが分ったので、我が家でも石臼を調達したいと思っている。



(「収穫感謝祭」でのツーショット。「酒の肴」の準備で忙しいオバサンだけが素面のまま)
コメント (4)
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