霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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原始農法にチャレンジ

2007-11-22 17:59:48 | 穀物
昨日からの雪が今日も降り止まず、時折吹雪いたりしながら一日中降り続いた。
積雪は優に20cmを超えている。
まさかこのまま根雪になるとは思えないが、最近では珍しい11月の大雪で今週一週間は雪景色のままとなりそうだ。



大雪で外仕事ができないのでハウスの中で豆の脱穀作業を行った。
脱穀と言ってもバアチャンがいつも棒で叩いている超原始的な方法だ。
先日、NHKのお昼の番組で「紀ノ川」の黒豆脱穀風景を見たオバサンが、ビールの箱の底に叩き付ける方法を考案した。
これが結構有効な策となり能率がグンと上がった。

両手に茎を持ちリズミカルに叩いていると、まるで太鼓を叩いているような雰囲気となって面白かった。
人類に太鼓や歌や踊りが生まれたのは、このような収穫作業の歓びの中からではないかと思えた。



エンジン付きの大型機械が普及する前は、足踏み脱穀機という汎用性の高い道具をどこの農家でも使っていた。
これがあれば、米、麦、豆、小豆、胡麻、エゴマ等何でも使えた。
今のコンバインは高額な割には米、麦以外には使えない不便さがある。
小規模農家が多い日本向けには、もっと汎用性のある機械を開発して欲しいもの。

我が家には壊れた足踏み脱穀機が未だ残っているので、修理が得意な知り合いの自転車屋に診て貰おうと思っている。
これが復活すればビールの箱より更に能率が上がるはず。
コメント (7)
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