霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

孝行娘

2007-08-13 07:28:38 | 野菜
今年作付けしたエダマメはカネコ種苗オススメの「湯あがり娘」という品種。
当初、新鮮館の勉強会でこの品種を皆で作って大々的に売り出そうという目論見だったが、蓋を開けてみたら数軒しか種を購入していなかった。
美味しいエダマメを提供してお客様にも喜んでもらい、生産者としても増収に結び付けようという皮算用はいとも簡単に瓦解してしまった。

関東や仙台ではメジャーな品種で評判らしいが、一関では未だ無名の品種。特別高い価格で販売したら売れ残るのが目に見えている。
「折角高価な種を購入したのに…」と、路頭に迷う心境だった。

そこで考えたのが、帰省客や観光客狙いで「道の駅」で販売する方法。
地元のお客様よりも認知度が高いだろうと踏んだ。
「湯あがり娘」という二色刷りのシールも作って袋に貼りつけ、他との違いを明確にした。
この作戦は成功した。
他の生産者よりも高い価格を設定したにもかかわらず、順調にさばけている。
試食した道の駅の阿部駅長も「美味しい。これなら少々高くても売れる」と絶賛してくれた。
    
生産者としてもう一つ嬉しいのは、これまで栽培して来た品種に較べると一本当たりの収穫量が多いこと。
予期せぬところで「孝行娘」に出会えたと思った。

ところが、夕方に「道の駅」に花を出荷しながら在庫を確認したら、結構売れ残っていて「連日の完売」とはならなかった。。
「湯あがり娘」が「孝行娘」となるかかどうかは、明日の売れ行きを見て判断しなければならない。



花販売はピークを迎えている。
妹から白いトラノオを譲り受けギボウシ、フジバカマト等とアレンジしたものも作ってみた。
コメント (4)
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