花

朝市はそれほどの来客数では無かった。
やはりピークは明日かと思っていたら、昼過ぎに道の駅から電話が入り、「花の在庫が無い」とのことだった。
それからがドタバタだった。

それでなくとも、トウモロコシとエダマメの収穫時期とも重なっている。
いずれも適期に収穫して出荷しなければ味が落ちてしまう。
特に、エダマメは「手モギ」なので出荷までにかなりの手数がかかる。
豆モギはバアチャンは勿論のことジイチャンにも応援をもらって凌いでいる。

お墓参り初日となる明日の朝市は間違いなく花のピークとなるに違いない。
ここを何とかクリアできれば、暑さと一緒にこのせわしさも峠を越すのではないかと期待している。

それまで、あとひと踏ん張りだ。


（オバサンがアレンジして出荷している花の一部）

全国的に記録的な猛暑となっていて岩手も例外ではない。
しかし、夕方になるとグンと涼しくなるので助かる。

山形に住んで居た時代は、翌朝の明け方まで暑さを引きずるのに参ってしまった。
涙ではなく汗で「枕を濡らす夜」が続いた。
「山形は東北ではない」と思ったものだった。