ウクライナで7日、ポロシェンコ新大統領の就任式が行われました。新大統領は就任演説で、「戦争はしたくない、復讐もしない」として、まずは戦闘が続く東部の安定を模索する考えを明らかにしました。「ウクライナの人々による多大な犠牲をみたが、私は戦争や復讐は望んでいない」(ポロシェンコ新大統領)
就任演説でポロシェンコ大統領は、仕事始めとして、東部における緊張緩和の模索をめざし、和平への具体的プランを提出することを明らかにしました。この演説の際、大統領はウクライナ語を使っていましたが、東部の情勢のくだりでは、ロシア語で語りかけてみせました。具体的には、近い将来ドネツクなどに行くことや、ウクライナ語が公用語である一方でロシア語の使用を保障すると述べ、ロシア系住民の文化を尊重する考えです。その上で、早期の選挙を呼びかけて法的に選ばれた相手と話をすることや、殺害に関与していない者に恩赦を与えると述べ、武装集団と区別する考えを改めて強調しました。
一方、在任中に妥協しない点として3つの項目を挙げました。1つはヨーロッパ連合のメンバーになること、もう1つは選挙を行って議会を一新した上で連邦制ではなく地方分権化を目指すこと、さらに3つ目としてロシアに編入されたクリミアをウクライナの領土として扱うことを挙げ、これについては「ノルマンディーの戦勝記念式典でプーチン大統領にはっきり述べた」ことを明らかにしました。プーチン大統領とポロシェンコ大統領の対話をめぐっては、フランスが6日、近日中に行われる見通しであるとしていましたが、ロシア側は7日、これまでのところ公式訪問は予定されていない、と発表しています。
@ポロシェンコ政権がeuに加盟したら、プーチンはガスを止め、キエフを爆撃すると思いますよ。今、ロシアからウクライナ東部への民兵の越境を阻止すべく国境の警備を強化せよと命令を下していますが、裏を返せば同士討ちを避けるためで爆撃もありうるという事です。