大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

当ブログは金銭目的ではなく、飽くまでも個人的な主義主張(思想や言論の自由)を表現する場として開設しています。悪しからず!

808)ウクライナ軍 ロシアの巡航ミサイルを地対空ミサイルFGM-148 ジャベリンで撃墜!!

2022年12月30日 20時05分31秒 | ウクライナ & ウクライナ軍情勢

FGM-148 ジャベリン
弾頭 8.4kgタンデム成形炸薬弾頭
射程 65(ダイレクトアタック)/150(トップアタック)-2,000m
推進方式 固体燃料ロケット
誘導方式 赤外線画像(IIR)・自律誘導


3M-54 Kalibr ウクライナ全土に120発撃ち込まれた巡航ミサイル”クラブ” ほとんどを撃墜したが、新年を前に何発かは命中し停電を引き起こしている。

@映像から見るとジャべリンに見えます。亜音速の巡航ミサイルですが、冷静に照準を合わせ放ちましたね。お見事。素晴らしい!


南シナ海 シナ殲11(J-11)戦闘機 米電子偵察機RC135機に6mまで異常接近

2022年12月30日 12時26分44秒 | 航行の自由作戦
米インド太平洋軍は29日、南シナ海上空の国際空域で現地時間21日に中国海軍の戦闘機「殲11」が米空軍の電子偵察機RC135に異常接近し、RC135が衝突回避措置を取ったと明らかにした。RC135の機首から約6メートルの距離にまで接近してきたといい、インド太平洋軍は声明で「危険な行動だ」と非難した。
インド太平洋軍がホームページで公開したRC135の機内から撮影したとみられる動画では、殲11とみられる灰色の機体が至近距離を並走するような形で飛行した後、離れていく様子が写っている。

参考:シナ軍、J-11A戦闘機をアップグレード 360度全周を警戒可能なミサイル警報装置を装備

@度胸もないくせに、ちょっかい出すんですチャンコロは。本当に勇気のある、シナ人や朝鮮人見た事ありますか? ないでしょ。


暗黒物質由来の「反ヘリウム3」は(もしあれば)観測可能なことが判明

2022年12月30日 08時30分15秒 | 宇宙 月、火星、惑星探査 ビッグバン パーサヴィアランス インジェニュイティ

CERNのALICE検出器と宇宙における反ヘリウムの消滅を示したイメージ画像

銀河が銀河としてこの宇宙に存在する以上、その回転速度は重力で恒星を引き留められる限界の速度以下のはずです。ところが銀河の回転速度を実際に調べてみると、恒星の数をもとに見積もられた銀河の質量から推定される重力では、恒星を引き留めることが不可能なほど高速で回転していることがわかっています。この観測データは、光などの電磁波で観測ができず、重力を通じてのみ間接的に存在を知ることができる「暗黒物質(ダークマター)」の存在を示唆しています。その量は、電磁波で観測できる普通の物質の4倍以上もあることになります。暗黒物質の正体は現在でも不明です。
暗黒物質の正体の候補の1つとして、普通の物質とはほとんど相互作用しない未知の素粒子や、素粒子が結合した複合粒子の形態が提案されています。それらの直接観測は困難であるものの、そのような形態の暗黒物質が崩壊すると、観測可能な普通の物質に変化する可能性があります。その中で普通の物質を観測しやすい崩壊ルートがある場合、その量を観測することで、間接的に暗黒物質が存在するかどうかを知ることができます。
観測可能な物質候補の1つに、ヘリウムの反物質である「反ヘリウム3」があります。反ヘリウム3が観測対象となる理由はいくつかあります。まず、反物質は自然界にほぼ存在せず、発生源と観測シグナルが限られるという特性があります。次に、反ヘリウム3は地球上でも加速器を使って合成されており、性質が比較的判明している数少ない反物質です。さらに、暗黒物質の崩壊で生じる反ヘリウム3のエネルギーは低く、宇宙線による核反応で生じる反ヘリウム3と区別できることが示唆されています。


ヘリウム3( helium-3)は、ヘリウムの同位体の一つである。これの反物質、反ヘリュウム3がダークマター解明のポイント。
ヘリウム3(3He)の原子核は、陽子2個と中性子1個からなり、通常のヘリウム原子(4He)より軽い安定同位体である。ヘリウム3は核融合のD-D反応、陽子-陽子連鎖反応の際に発生する。また三重水素の娘核種であり、3Hのベータ崩壊により生成する。


ヘリウム 中性子も2つ。

しかし、暗黒物質の崩壊で生じる反ヘリウム3は、通常であれば地球に到達するまでに数万光年の距離を進むと考えられます。反物質は通常の物質と衝突すれば消滅してしまうのですが、星間空間には星間物質としてガスなどの物質が非常に希薄ながらも存在するため、数万光年を移動する間に反ヘリウム3の何割かが消滅すると考えられます。では、その割合はどのくらいなのでしょうか?
世界最大の加速器施設「LHC(大型ハドロン衝突型加速器)」を利用している国際研究チームの1つ「ALICEコラボレーション」は、反ヘリウム3と物質の相互作用に関する割合を正確に測定することを試みました。
ALICEコラボレーションは、LHC内で陽子と鉛原子核を加速させ互いに衝突させることで、大量の反ヘリウム3を生じさせる実験を行いました。生成した反ヘリウム3は検出器に到達してシグナルを残します。その大量のデータを分析することで反ヘリウム3の性質を調べることが、元々の実験の主目的です。
しかし、原子核の衝突場所と検出器の間にある装置の性質を考慮することで、反ヘリウム3が物質と相互作用して消滅する確率を知ることができます。銀河の中にある物質密度は比較的判明しているため、反ヘリウム3と物質の相互作用に関する性質を詳しく知れば、これを銀河全体に当てはめることが可能となるのです。


ダークマターの崩壊で生じた反ヘリウム3は、数万光年を進むうちに一部が物質と衝突して消滅するものの、残った一部が地球に到達しうると考えられる。宇宙線で生じる反ヘリウム3など他の起源の物とはエネルギーで区別できると考えられる。

実験の結果、銀河を数万光年進む反ヘリウム3は、全体の50%が地球到達前に消滅することが明らかにされました。これにより、暗黒物質の崩壊で生じる反ヘリウム3は、地球でもその半分程度を観測できる可能性が示されました。一方、宇宙線で生じる反ヘリウム3の消滅率は、その運動量によって10%から75%まで変化しますが、いずれの数値でも暗黒物質由来の反ヘリウム3とはエネルギー値で区別することが可能です。
宇宙に存在する反ヘリウム3は、国際宇宙ステーションに設置されているアルファ磁気分光計ですでにその存在が知られています。また2025年には、北極圏上空に気球を飛ばして観測を行うGAPS計画が予定されています。
これらの観測データを精査すれば、暗黒物質由来の反ヘリウム3の存在を示すシグナルの有無が明らかになるでしょう。もしそのようなシグナルがあるとすれば、暗黒物質の正体に関わる何らかの情報が得られるようになるかもしれません。

@やっぱりヘリュウムなんですね。物質と反物資が出会うと、正に対消滅が起きるが、そのエネルギーはご存知 e=mc2だ。一般的に電子(-)と陽電子(+)が出会うと対消滅が起き莫大なエネルギーが放出される。
参考:たった1gの反物質と物質が出会うと、広島型原子爆弾の3倍弱(広島型原子爆弾の核出力は15ktとされている)を上回る出力を得る事が出来ます。
今年も色々やってきましたが、先輩が更にコンプレックスにさいなまれるほどに来年も深く突っ込んでいきます。乞うご期待!

地球上で最も強靭な「高エントロピー合金」を発見 クロム、コバルト、ニッケルの合金「CrCoNi」

2022年12月29日 18時02分52秒 | 量子 サイエンス 量子もつれ 量子コンピューター 量子レーダー 量子通信

走査型電子顕微鏡による画像。(A) CrMnFeCoNi と (B) CrCoNi 合金の結晶構造と結晶格子の向きを示している。(C)は293K、(D)は20KでのCrCoNiの破断の例。

概要:現時点で「地球でもっとも強靭」な素材が開発された。科学者が驚愕する最強の材料が、クロム、コバルト、ニッケルの合金「CrCoNi」だ。
変形しにくく、それでいて耐えられる力の限界を超えても、壊れることなく柔軟に変形する。この「強度」と「延性」の2つを合わせた性能のことを「靭性(じんせい)」という。靱性は、材料の粘り強さと言ってもいいが、CrCoNiはそのチャンピオンだ。特に低温下で真価を発揮し、宇宙のような極限環境での応用が期待されている。
強度と延性を兼ねそろえた強靭な合金 CrCoNiは、5種類以上の元素で構成され、しかもそれがほぼ同じ割合である合金「高エントロピー合金(HEA)」の1つだ。
じつはCrCoNiは低温になるほど強靭になるという特徴があり、その真価は絶対零度に近い超低温で発揮される。
研究の共同リーダーであるオークリッジ国立研究所のイーソ・ジョージ氏は、「構造材料の設計においては、強度を高めると同時に、延性(材料の延ばしやすさ)を高め破壊に対して強くさせたい」とプレスリリースで説明する。
しかし一般的には、それらを両立するのは難しく、どこかで妥協することになる。ところがCrCoNiは、その両方を兼ね備えており、外力に抗して破壊されにくい性質「靭性」も高い。しかも低温でもろくなるどころか、いっそう強靭になるのだ。
興味のある方は、下もどうぞ。

約20年前に提案されて以来、新しいカテゴリーの金属として関心を集めている高エントロピー合金(HEA)の1つであるCrCoNi合金が、-253℃の超低温においても極めて高い破壊靱性を有することを、ローレンスバークレー研究所(LBL)とオークリッジ研究所(ORNL)を中心とする共同研究チームが明らかにした。高強度と高い延性や靭性を両立するとともに、耐熱性や耐摩耗性、耐食性などを発現すると期待される、HEA合金の可能性の1つを示す基礎研究例として注目される。研究成果が、2022年12月1日に『Science』誌に公開されている。
人類の文明の発展に主要な役割を果たしてきた金属材料の殆どは、単一基本元素に少量の他元素を加えた合金系である。社会インフラを支える鉄鋼では、主要元素である鉄に少量の炭素や合金元素を加えて高強度を得ている。シリコン半導体では、微量のドーピング不純物を添加することによって、p型とn型の半導体を実現している。
それに対して、3種類以上の元素が主要元素としてほぼ同程度に混合され、混合エントロピーを高めた多種主要元素型高エントロピー合金(HEA)が2004年に提案されて以来、新しいカテゴリーの金属として関心を集めている。多元素の固溶強化を主要強化メカニズムとしているため、微小亀裂などが形成しにくく、高強度と高い延性や靭性を両立するとともに、耐熱性や耐摩耗性、耐食性などを発現すると期待されている。また、その製造に際しては特別な設備を必要とせず、従来からある溶解鋳造設備、あるいは3Dプリンティングを活用して製造することも可能だ。生体医療用材料として、生体適合性や高い細胞接着性を有する高強度Ti-Zr-Hf-Co-Cr-Mo系高エントロピー合金も提案されている。
研究チームは約10年前に、HEA 合金の1種であるCrCoNiおよびCrMnFeCoNi合金の低温靱性に関する研究を開始した。通常の金属材料、とりわけ鉄鋼材料は、室温以下の温度に冷却すると、応力負荷のもと延性や靱性が顕著に低下し、重大な脆性破壊の原因になることが知られている。これに対して、調査した2つのHEA 合金は、液体窒素温度(約-196℃)において非常に高い破壊靭性を示すことがわかった。
研究チームは、更に低温の液体ヘリウム温度(約-269℃)に近い温度における試験を実施するため、10年かけて超低温実験設備およびナノ構造解析ツールを整備した。その結果、-253℃における破壊靭性は、各々459MPa・m1/2および262MPa・m1/2と極めて高いことを確認した。「シリコン、航空機用アルミニウム、最も優れた鉄鋼の破壊靱性が、各々1、35、100 MPa・m1/2であることを考えると驚異的な数字」と、研究チームは語る。
ナノレベルの構造解析の結果、応力負荷に伴って通常材料で生じる転位すべりのほか、積層欠陥やナノ双晶、マルテンサイト変態が連続的に発生し、応力負荷を吸収して変形を担う多くのメカニズムが同時に働くことによって、局部的な歪み硬化や応力集中、微小亀裂が抑制されることが、高い破壊靱性の要因になっていると分析している。ただ、期待される宇宙開発などでの実用化には、更なる研究が必要だと説明している。
参考:絶対零度 −273.15 °

@身近に存在する、クロム、コバルト、ニッケルの合金「CrCoNi」が、地球で最強の合金だったんですね。現在この材料は、さまざまな用途に開発されているようですが、作成にコストがかかるため、研究者は、深宇宙のような極限環境での使用に適していると考えているようです。
LHC加速器の超電導や核融合のヘリカル冷却に液体ヘリュウムが使われているが、コスト度外視で安定を求めるならそんな所でも応用できそうだ。

ロシア空軍 MiG-31BM(Kh-47M2 Kinzhal搭載可能) アラスカ近郊に配備!

2022年12月29日 09時18分30秒 | ロシア軍

MiG-31BM 第4世代型 1997年に開始された大規模近代化による改修機で、MiG-31MのアビオニクスをMiG-31Bにフィードバックして改修されたマルチロール型。
但し、腹に極超音速ミサイル「キンジャール」を抱いています。Kh-47M2 キンジャール

参考:最大速度はマッハ10とされ、核弾頭も搭載可能。ロシア連邦軍は、2022年3月18日にウクライナ西部のイヴァーノ=フランキーウシク州デリアティン(の地下兵器庫を破壊するためにキンジャールを使用したと公表している。
本年8月、カリーニングラードにキンジャールを装備したMiG-31BMを3機配備してNATOを威圧している。

2 機の超音速 MiG-31BM 戦闘機が、ニジニ ノヴゴロドのソコル航空機製造工場で大幅な近代化を経て、カムチャツカの航空連隊に到着しました。航空機の戦闘力は、近代化の結果として数倍に強化されました。長い飛行の後、近代化された戦闘機は整備を受け、飛行隊の一員となり、カムチャツカ、北極、極北地域での防空任務に就く予定です。MiG-31 は、ロシアの最先端のキンジャール極超音速ミサイルのキャリアであると考えられています。MiG-31 は、世界最速の戦闘機の 1 つです。MiG-31航空機のアップグレード版には、対レーダー、対艦ミサイル、空対地ミサイル、およびテレビまたはレーザー誘導付きの空爆を装備できます。最大積載量は 9,000 kg です。

@アラスカにはF-22が配備されていますが、地上軍の防空システムに、キンジャールを迎撃する能力があるかないかは不明。


航空宇宙自衛隊誕生  宇宙は明確な戦闘領域!

2022年12月28日 19時48分59秒 | 我が国の安全保障問題

宇宙作戦隊


宇宙作戦隊 航空自衛隊「宇宙作戦隊」に授与された隊旗=2020年5月18日午後、東京・市谷の防衛省

宇宙空間の防衛上の重要性が増す中、航空自衛隊を「航空宇宙自衛隊」に改称する方針が、閣議決定された安全保障関連3文書に明記された。陸海空の各自衛隊で名前が変わるのは初めて。
空自は人工衛星に衝突する危険性がある宇宙ゴミをレーダーで監視する「宇宙作戦隊」を2020年、府中基地(東京)に設置。その後、上部組織として「宇宙作戦群」も置いた。今年度中には衛星への電波妨害を監視する部隊が防府北基地(山口)に新設される。
宇宙安保構想、来夏に策定 3年ぶり基本計画改定へ―岸田首相
文書では宇宙空間を監視する宇宙領域把握(SDA)衛星を26年度までに打ち上げると記載。低高度を周回する多数の小型衛星で地上の監視や弾道ミサイル追尾を担う「衛星コンステレーション」なども盛り込まれた。
名称の変更時期は未定。ただ、おおむね5年以内の計画を定める防衛力整備計画に明記されたことから、SDA衛星の運用開始などで任務が本格化する頃が想定される。

@好むと好まざるとに関わらず、時代の趨勢。ここでも主力にしていますが、正に宇宙覇権の時代です。他国に後れを取らない、中身の濃い先進的な組織にしていって欲しいですね。


804)ウクライナの新兵は英国で戦闘訓練に励む!

2022年12月28日 19時19分40秒 | ウクライナ & ウクライナ軍情勢
アルビオン(Albion)=アルビオンは、知られているなかでもっとも古いブリテン島の名称であり、雅名。近世には、イギリス人およびその国家の異名ともなった。

@どれくらいの兵士が送り込まれているか分かりませんが、最後の最後まで生き残って戦い抜く事こそ兵士の務め。このチャンスを生かし、しっかり学んで祖国を守り抜いて欲しいですね。
過去には、4ヶ月で1万人の戦争未経験者を英国本土に集めて、イラクやアフガンでの戦闘経験者がCQB等の実戦戦闘訓練を行っています。年が明ければ、30万ロシア軍が攻め込んできます。頑張れウクライナ!


木星  巨大なガスの星の気象は?

2022年12月28日 08時22分36秒 | 宇宙 月、火星、惑星探査 ビッグバン パーサヴィアランス インジェニュイティ

木星(Jupiter)は太陽系にある惑星の1つで、内側から5番目の公転軌道を周回している第5惑星。 太陽系の中で大きさ、質量ともに最大の惑星。 0.52 (geom.) 木星およびそれと同様のガスを主成分とする惑星(ガス惑星)である土星のことを木星型惑星(巨大ガス惑星)と呼ぶ。

やはり宇宙はロマンに満ちている。
米航空宇宙局(NASA)の探査機を用いて木星の気温を40年にわたって記録した研究によって、巨大なガス惑星である木星の気象が時間とともに予想外の変化を見せていることが明らかになりました。木星の対流圏の温度を観測した研究としては、過去最長なのだとか。
NASAは、地球と同じようにほとんどの気象現象が起こっている木星の対流圏(大気の最下層)の赤外線輝度を1978年から40年間観測し、気温を分析した研究結果をNature Astronomyに発表しました。これまでは、木星の公転周期である12年の範囲内で研究が行なわれるのが一般的だったそうです。
研究の共著者でレスター大学の惑星科学教授を務めるLeigh Fletcher氏はNASAのプレスリリースで次のように述べています。
 木星の長期的な気温の変化や周期を測定することで大気の現象と影響を関連付けられれば、木星の気象予想を可能にするための足がかりになります。もっと視野を広げれば、他の巨大惑星でも同じことが起こるかどうかを検証できるきっかけになるかもしれません。
分析の結果、木星の中緯度地域では気温が上昇と下降を繰り返していますが、地軸が23.5度傾いている地球とは違って3度しか傾きがない木星では、季節による気温の変動はないとのことです。
興味深いのは、木星の北半球と南半球の同じ緯度にあたる何千マイルも離れた地域で、対照的な気温の変化が見られること。北半球で気温が上昇すれば、南半球では気温が下がるんだそうですよ。論文の筆頭執筆者で、NASAジェット推進研究所の上級研究員であるGlenn Orton氏は、この結果を今回の研究で「最も驚くべき現象」と言います。
私たちは、遠く離れた同じ緯度の気温の変化に関連性があることを発見しました。ある地域の天候や気候のパターンが、他の地域の天候に顕著な影響を与えることがあるのですが、大気を通してはるか遠くにある変動パターン同士が作用し合う、地球における『テレコネクション』と同じように見えます。
研究者たちによると、次なる研究課題はこの不思議な変動のメカニズムを解明することだそうです。Fletcher氏はこのように話しています。
今回明らかになった大気の自然変動は、パズルの一部に過ぎません。何が変動を起こしているのか、どれくらいの周期で起こっているのかを解明するために、他の大気層も研究しなければいけません。

@だからどうしたって事ではなく、似ても似つかないように感じる木星と地球の大気が似たような働きをしているってことですが、やはり宇宙は不思議世界の玉手箱。