太陽系を横切る素早くて小さな物体の正体は?
世界中の天文学者が、太陽系を横切る素早くて小さな物体の動きを追っている。米航空宇宙局(NASA)は、この物体がすい星か小惑星かも不明としながらも、太陽系の天体の動きとは異なるため、太陽系外から飛来した可能性があるとの見方を示している。
これが確認された場合、天文学者が観測した初の「恒星間の物体」になるという。
NASAの地球近傍天体研究センターのポール・チョーダス氏は「我々は数十年間この日を待っていた」と言及。「恒星の間を飛び回り、ときには太陽系を通過することもある小惑星やすい星が存在することは以前から理論的に示されてきた。だが、探知されたのは今回が初めてだ。今のところ、あらゆるデータがこの天体が恒星間の物体である可能性を示しているが、今後さらに多くのデータが確認を助けてくれるだろう」と述べた。
NASAによると、データ取得のため、世界中の地上の望遠鏡と宇宙望遠鏡がこの天体に向けられている。
この天体は「A/2017 U1」と呼ばれ、米ハワイ大学の研究者が今月19日に同大の「パンスターズ1望遠鏡」を使って発見した。直径は400メートル以下で、秒速25.5キロで移動している。
NASAによれば、この天体が地球の脅威となることはない。14日には地球から約2400万キロ離れた場所を安全に通過。今後はペガサス座の方向に進み、太陽系を脱出するとみられている。
天体の名称は今後変わる可能性もある。この種の物体は初めてのため、国際天文学連合は新しい命名ルールの制定に迫られるだろう。
@謎だらけの宇宙ですが、ステーブン・キング博士は、宇宙創世の謎を解く為にインフレーションやビッグバン、全ての元となる17番目に見つかったヒッグス粒子など、素粒子の実態に迫ろうと巨大加速器を世界中で造っていますが、(我が国には、カミオカンデやKAGRAがあります)余り巨大な実験装置を造ると、存在しないような質量が素粒子に加わり、真空崩壊を誘発する可能性があると警告しています。(装置自体が地球的規模での話ですが・・・・)
いい話ばかりでなく、そうした未知の世界を紐解く実験には、地球(全宇宙)の存続をかけたリスクも同時に存在する(インフレーションで始まれば、必ず負のスパイラルに突入する可能性もある)という事も常に考えておく必要があると言う事ですネ。(偶然ですが、土曜日に勉強会で話したばかりです)
それにしても、それが意思のある動きなのか勝手に飛んできたものなのか・・・・