「横浜宣言」では、食糧価格の高騰に対し「TICAD参加者は、アフリカにおける貧困削減に与える悪影響に対して特別な関心を払った」と指摘。人口の増大や貧困、失業をアフリカ諸国における「最も喫緊の課題」と位置づけた。
その上でアフリカの成長を加速化させるためには「元気で繁栄したアフリカに向けたパートナーシップの構築」が不可欠とし、今後5年間のアフリカ支援のロードマップを示した「横浜行動計画」においてインフラ網の整備や貿易・投資の促進、農業・農村開発などに対する支援策を明記した。
環境・気候変動問題については、アフリカ諸国が「気候変動の悪影響および異常気象の頻発に対して極めてぜい弱」とし、「アフリカ諸国は依然として緩和および適応能力に関して備えが不十分」と指摘。
アフリカ諸国を含む全ての国々が「2050年までに温室効果ガスの排出を半減するという目標に向けて行動する必要がある」との認識の下、行動計画において政策立案や緩和、クリーンエネルギーへのアクセス、気候変動への適応分野での支援を強化していくと表明した。
アフリカ諸国は、日本の「クールアース推進構想」を評価するとともに、100億ドル規模の資金支援を含む「クールアース・パートナーシップ」を歓迎した。
@洞爺湖サミットを前にして無尽蔵に眠る地下資源争奪が為の演出だろうが、それはそれで理解できる。
しかし、開発という名の下にシナや他の先進諸国と同じように多少の見返りでアフリカを食い尽くす事だけは止めるべきだ。
全世界で5歳の誕生日を迎えずして死亡する子供たちは970万人にも達するそうだが、その半数以上の500万人がアフリカの子供たちで占められている。(2006年統計)
新たなる格差社会の誘発と環境破壊、そして人心の荒廃を抑制し、アフリカの子供たちに光の当たる支援を切望する。