東京オリンピック1964デザインプロジェクト

2013-03-24 00:00:58 | 美術館・博物館・工芸品
近代美術館で開催中の『東京オリンピック1964デザインプロジェクト』へ。



2020年の夏季オリンピック候補地は3か所に絞られている。イスタンブール、マドリード、そして東京。

決定は9月7日のIOC総会(ブエノスアイレス)ということ。

若い人に聞くと、東京オリンピック(1964年)の時には生まれていない、ということが多い。そういう私も、ほとんど覚えていない。なんとなく、白黒テレビのイメージもあるが、記憶の中にはっきりとした映像は残っていない。

ということで、展示会へ行ってみると、色々と思いだしてきた。統一デザインが各担当デザイナーに割り振られていたそうだ。

外国人選手がスタートを競う短距離走のポスターのモデルは、在日外国人選手だそうで、少ない予算で作ったようだ。


もちろん、2020年の東京開催を念頭に入れての企画なのだろうが、実際のところ、どうだろう。

マドリードについては、バルセロナで1992年に開催していて、国としては28年後の再チャレンジである。東京は1964年以来ということで、56年ぶりということになる。しかし、日本は1972年の札幌、1998年の長野と2回も冬季五輪を経験しているのだが、プラスなのかマイナス。

で、調べていて新たに発見したのは、1940年のこと。世界大戦争開戦前夜である。日本が東京オリンピックを返上したことは知っていたが、実は冬季オリンピックを札幌で開くことになっていたようだ。同年開催である。今よりも国力が大きかったのだろう。