ひびレビ

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仮面ライダーガッチャード 第44話「ディープな記憶が開くとき」

2024-07-18 07:59:49 | 仮面ライダーガッチャ―ド
仮面ライダーガッチャード 第44話「ディープな記憶が開くとき」

 さて映画公開を間近に控えた今回は、まさかまさかの加治木&聖さん回再び。修学旅行の時は「このライダー大丈夫か……」と心配していたのが懐かしいですが、今度は「割と通常回めいた話で大丈夫か?」という別な心配が生まれようとは。
 これまで何度もケミー関連の事件に関わってきた加治木。その都度彼の記憶を操作(上書き)してきたわけですが、そろそろ限界を迎えている様子。加えて聖さんとの仲も壊れそうになっており、宝太郎は加治木の記憶を戻すことを提案する一方、スパナは例外を作れば混乱が生じると反対。
 実際、どういったケースならば記憶を元通りにするかという線引きを明確にしなければ、連鎖的に例外が生じかねませんから、スパナの気持ちも分かります。宝太郎がいくら人とケミーの可能性を信じたところで、カメドーンの件然り、復活のサブマリンマルガム然り、ケミーの悪用や悪意を持った人間が消えるとは思い難いですからね……その都度宝太郎たちが仮面ライダーとして戦えば済む話でもないでしょうし。

 で、そんな時に現れたのが、ガエリヤの手によって再びサブマリンマルガムと化した狩谷でした。一度マルガム化したものはケミーの因子が残り、悪意さえあれば再びマルガムになる可能性を秘めている……ということは、ラケシスやクロトー、スパナもマルガム化する可能性はあるってことか……?
 そして最初のターゲットに選ばれたのが、よりにもよってりんねをつけ狙っていた狩谷。りんねの心底うんざりした顔が印象的です(笑。
 さすがのレインボーガッチャードも、周囲の水全てを別の物体に錬成するなどといったことは出来なさそうですし、そもそもがサブマリンマルガムが作り出した水中ともなれば、勝手が違うのでしょう。そんなレインボーガッチャードを助けに入ったのが、めっちゃ久々な気がするヴェノムマリナーでした。まさか再登場してくれるとは……登場した時は「多分後半出てこないんだろうな」と思っていたのも懐かしいですね(苦笑。
 
  
 記憶にまつわる話として、ラケシスの人間化計画も進行中。モデルとなった人間の記憶に触れることを恐れていたラケシスに「自分に正直なのはお前の良いところだ」とスパナ。前述の掟の件といい、良いものは良い、ダメなものはダメと線引きがしっかりしているんだなと感じさせられるシーンンでした。
 クロトーはガエリヤによって胸のモヤモヤが消えたようですが、それは彼女が抱いていた家族への想い、記憶が消えてしまったのではないかと……クロトーの本質は力そのものへの渇望ではなく、力によって家族を守りたいとかそういうのではないかと。モデルになったのは、家族と引き離されてしまった人間なのかもしれないですね。
 で、アトロポスもクロトーのことを気にはかけているものの、「お父さん」に困ることがあったのかと問われてもはぐらかしていましたし、こちらはこちらで素直になり切れていない様子。ガエリヤがクロトーを利用しているのは間違いないとして、アトロポスも良いようにあしらわれている気がしないでもなく……

 
 そして宝太郎たちの戦いを目撃した加治木は何故か記憶を消されておらず……錬金アカデミーの一員として迎え入れることにしたか、新たな掟を作ったか、はたまた記憶操作が限界だというミナト先生の個人的な感情によるものか。
 更に加治木が思い出した記憶の中には、公開を間近に控えた映画の1シーンと思しき記憶もありました。本編は既に未来の宝太郎の件は決着した後ってことなんですかね?でも加治木が普通に仲間として同行しているっぽいし、度重なる記憶の上書きによって過去と未来の記憶が混濁したという演出なんでしょうか?

 何にせよ、本編も映画も楽しみです。
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