ひびレビ

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「アナゲ超特急 サザンクロス」を見て

2024-07-04 07:52:24 | 本・音楽
 磨伸映一郎先生の「アナゲ超特急」の続刊「アナゲ超特急 サザンクロス」を読みました。表紙の凡ちゃん可愛すぎでは?「氷室の天地」もそうですが、磨伸先生の描かれる眼鏡キャラはもちろんのこと、メカクレっ子も良いよね……八重歯も良いよね!


 さて、相も変わらず奇想天外、十人十色なアナログゲームが紹介されている本作ですが、収録されている最初の話「第15夜 そこに行けばどんな夢でもかなうというよ」の2ページ目で笑いが堪えきれませんでした(笑。アレ、学生時代に読んだきりのはずなのに覚えているから不思議。それだけ名作というか、オタク心にぶっ刺さる内容だったんだろうなぁと。
 
 この中でも特に印象に残ったのは「エレガンツ」。アナログゲームというと、その発想力に驚かされつつも、ルールが複雑なのでは?と少々身構えてしまう気持ちもあるため、少々ハードルが高く感じてしまうこともあります。ですが「エレガンツ」のルールは至ってシンプルで「山札を引く」。そこに「マナー」の要素を加えるという着眼点が素晴らしいですね。誰でも楽しめそうなゲームです。
 また、同話では「おじぎハンコ」と「そそぎ口使わず」といったマナーも挙げられていましたが、何そのマナー知らない……と思って調べてみたら……め、めんどくせぇーーー!!???こういうのを細々と指摘くる人にこそ、このゲームをやってもらいたい気がしないでもない。

 この他、これまたシンプルで楽しそうな「あいうえバトル」、アナログゲームに疎い私でも名前だけは知っている「枯山水」、タイトルが強すぎる「即身仏になろう!」なども紹介されています。
 そんな中で「QR衰弱」「ほしあつめ」は前刊で紹介されていた「渡辺」「渡部」「渡邊」など、様々な「わたなべ」さんの「なべ」の字で神経衰弱をする「渡る世間はナベばかり」を作られた中村誠さんの作品とのこと。身近なものをゲームに採用するセンスに脱帽です。
 更には「オールサイ藤ニッポン」という、「斎藤」「斉藤」「齋藤」など、様々な「さいとう」さんの「さい」の字で神経衰弱をするゲームの作者でもあると……真ん中が「弓」「了」のさいとうさんもいらっしゃるのは初めて知りました。このゲームをやればやるほど、わたなべさん、さいとうさんよりも苗字に詳しくなれそうですね(汗。

 そんなこんなで、今作も様々なアナログゲームを楽しませていただきました。興味はあるけどなかなかやる相手がね……あと「将太の寿司「あ・・・・」神経衰弱」は、とりあえず原作を読むところから始めないとなと思いました(笑。
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