ひびレビ

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ドラえもんと魔王城

2020-07-28 07:54:51 | 本・音楽
 10月にアニメ放送予定の漫画「魔王城でおやすみ」。その第15巻が先日発売されました。

 元から好きで読んでいた本作。第15巻では新キャラクターのドラゴン娘・ゼツランちゃんがめちゃくちゃ可愛かったり、三兄弟の末っ子ゼウス初登場などの話が収録されていますが、その中でもひと際異彩を放っているのが第188夜「50周年おめでとうございます」です。

 こちらは少年サンデーの「ドラえもん50周年記念号」におけるコラボ回であり、最初のページの柱には「まんが内のどこかにドラえもんが出ているよ!探してね!!」との文字が。どれどれとめくってビックリ、そこからは最早「ドラえもん のび太と魔王城でおやすみ」の世界が繰り広げられます。

 ただ単にドラえもんとのび太が出てくるというだけではなく、ドラえもんが四次元ポケットから出す数々の道具も「あ!これあの道具だ!」と分かるものが多く、「四次元ポケットとスペアポケットは繋がっている」「スペアポケットはドラえもんの寝室にある」などの設定が生かされているほか、最初と最後で「ほんやくコンニャク」の効果によりドラえもんのセリフが異なるなど、細かいところまでドラえもんが生きていて、一ドラえもんファンとして、読んでてとても楽しかったです。
 あと、個人的に「ドラえもんとのび太が城に現れる」というシーンを見ていて、原作にもあったドイツの城に遊びに行く話を思い出しました。

 「魔王城でおやすみ」の主人公であるスヤリス姫が、四次元ポケットから眠りに関する道具が出てこないことに対して、使用者(のび太)の寝つきの良さに驚愕する・・・というこの作品ならではの共通点も描かれていました。ドラえもんも眠りに関する道具を持っていますが、強力な砂かけ男の道具なんかをのび太に使う予定はまず無いでしょうし、何だったら作中よくある道具のメンテナンスに出していてもおかしくないなーと。
 ただ、仮に道具を出せたとしても、日々人質なのに牢から抜け出しては心地いい眠りを追求するスヤリス姫にしてみれば、砂かけられて眠たくなる、というのは安眠とはちょっと違うのかもしれませんね。最近砂風呂は経験していたかと思いましたが、あれと砂かけられるのは違うだろうな・・・


 とまぁ、そんな感じでドラえもんファンとしても、魔王城でおやすみのファンとしても大変面白かった話が単行本化され、気軽に読めるようになってとても嬉しいです。最初に話してますが、ゼツランちゃんもマジで可愛いので、大満足の15巻でした。
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