ひびレビ

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「映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃」を見て

2019-04-27 08:25:13 | テレビ・映画・ドラマ
「映画クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶブリブリ 3分ポッキリ大進撃」を見ました。

 ある日。野原家の掛け軸から不思議な光が現れたかと思えば、それはしんのすけの玩具・怪獣シリマルダシに憑依し、台所にあったカップラーメンを食べ始めた。
 聞けば、彼の名は未来からやってきた時空調整員ミライマン。ミライマンはしんのすけたちがいる世界が怪獣により破壊されるのを阻止するためにやってきたといい、時空の歪みにより出現する怪獣たちを3分以内に元の世界に戻して欲しいと野原一家に依頼する。
 こうして野原一家はミライマンが持つ変身能力を使いつつ、怪獣と戦うことになるのだが・・・


 ここら辺からだんだんと知らない(見ていない)作品が増えていくのですが、この作品だけは妙に印象に残ってましたね。やはり変身ヒーローと、多くの怪獣が登場するからでしょうか。

 というわけで本作では野原一家が大活躍!前作はしんのすけたちかすかべ防衛隊がカスカベボーイズへと変身してジャスティス知事と戦っていましたが、今作では野原一家全員が変身ヒーロー/ヒロインとなって怪獣たちに立ち向かうことに。
 最初に出てくるヒロインはプリティミサエス・・・名前を知っていればともかく、初見時はそれはもうしんのすけとひろし同様に「可愛い女の子だなぁ」と感じてました。で、正体を知って、これまたしんのすけと同じく「子供の夢が壊された」気分になりました(苦笑。だってプリティミサエスだけ、変身前後で声違うってずるいじゃん・・・しかも福圓さんとか今見ると反則じゃん・・・

 みさえが可愛いorセクシー路線のヒロインになれば、ひろしは初心者マークのヒーローから徐々にパワーアップしていき、しんのすけは3分間で怪獣と戦うヒーローっぽくなり、シロは足がスラッと伸びて、ひまわりはメカに乗って・・・と、変身する姿も人によって様々であり、戦う怪獣も様々。
 印象に残っている怪獣としては、キングザウルス三世を彷彿とさせるババンバ・バンや、キングギドラっぽいポチタマタロミケ、そしてラスボス級の強さであったゴロドロが挙げられます。映画公開が2005年の4月なのですが、まさかその4ヶ月後、本家3分間で戦うヒーロー作品にタマ・ミケ・クロなる宇宙化け猫が出るとは誰が予想したでしょうか(笑。
 ラスボスは別にいるのですが、それでも野原一家&しんのすけのヒーローが力を合わせて戦ったゴロドロのインパクトは絶大でしたね。「攻撃無効化」の能力を持つ相手を如何に倒すか、というのはどんな作品においても見ごたえのあるものだと思います。


 そんな感じで野原一家が苦戦しつつも変身ヒーロー・ヒロインとして怪獣たちと戦う作品・・・かと思いきや、中盤から若干ひろしとみさえが調子に乗り出してしまう展開も描かれます。
 みさえは日々の疲れから白髪が増え、ひろしも現実では部長に怒られる日々。しかし怪獣たちとの戦いでは、思ったとおりの自分に変身できるし、加えて3分後の世界での戦いであるが故に、怪獣を元の世界に戻せば全ては無かったことになる=普段言えないことも言いたい放題、と怪獣との戦いに別の楽しみを見出すようになってしまいます。オトナ帝国の時ほどではないにしても、家の中にゴミが溜まっていく有様は見ていてきついものがありますね・・・
 最初はしんのすけに変身の権利を譲っていたひろしも、有給を取ってまで自分が変身しようとする有様。

 そんな彼らの目を覚まさせたのが、他でもないしんのすけでした。加えて、ヒーローとは何かを思い出させる一言は、みさえがしんのすけに変身させまいと考えて放った一言でもあったのが、より一層心に響いたのでしょう。考えを改めたひろしたちが再度変身する際、初心に帰るが如く、最初の姿に変身するのが良かったですね。


 そんな感じで面白い作品ではありますし、終盤救いのヒーローたちが現れる場面ではウルトラマンガイアの映画を思い出したりもしたのですが、もうちょっと盛り上がりがあっても良いかなーと感じてしまうのもまた事実。つまらないわけではないんですけどもね・・・どこか物足りなさを感じてしまいます。

 ともあれ好きな映画であることには変わりないことを改めて感じたところで、また次回。しかし、あの芸人さんは2005年の方でしたか・・・
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