団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

鳥取・島根、青春18切符の旅(その2)

2016-09-11 | 旅行
Iさん差し入れの地酒と焼酎の一升瓶を7~8割がた空にして、三日目の朝は少々頭の隅に残る痛みを意識しながら昨晩の宴会の快い会話を想い出していた。夜中からの本降りの雨がまだ残る中、Iさんはまたワンボックス車で迎えにやって来てくれた。

観光2日目は出雲大社と松江城、昨日に続く送迎案内が無かったらそう気楽には一日の旅程に組めない欲張りな目的地だ。伯耆大山(ほうきだいせん)は相変わらず深い霧と雲の中、少し残念な気持ちで出雲の国へ向けて出発。するとどうだろう一時間余のドライブで出雲市に入ると、「出雲」の地名どおり霧や雲が沸き立つように山の上に向かって消えていく。ああ、神話の国にやってきたのだ。

夏休みが終わって一週間以上経った平日の名所はいくつもある大駐車場も空いていて、大社の本殿に最も近いところを選んで滑り込む。広大な境内を仲間とぶらぶら歩き、学生時代に一度訪れているはずだが初めて見るような気分で数々の巨木や立ち並ぶ社に感動する。
檜皮葺きの屋根から立ち上る雨上がりの水蒸気が、神さびた雰囲気を一層盛り上げている。

数あるお社にある賽銭箱全てには小銭が足りなくなって、途中は神様に不義理をする。最後の社にはとっておきの10円玉を投げ込み、二重にご縁(5円)がありますようにと厚かましいお願いをする。口の悪い仲間が、「千円札の両替機」が途中に置いてあれば大社の収入も少しは違ってきたのになあと、昨晩の悪乗りはまだ収まらない。
かなり歩いて腹も減った、地元で何回も来ているIさんお勧めの老舗の出雲蕎麦店「荒木屋」へ寄って、名物割子そばを5枚平らげる。

次は少し戻ってツアー最後の宿泊地になる松江市へ、目的地は経緯があって国宝から重文に格下げされ最近また国宝に復活した「松江城」。Macchanは城マニアでもないが69年の人生で4城既に訪ねているので、残った最後の国宝の城訪問になり少し嬉しい。
初めに城の内堀外堀を巡る乗り合い小舟での「堀川めぐり」、汽水湖の宍道湖とつながり水位の変化に備えて低い橋の下をくぐるために屋根を上下出来る工夫が面白い。
保存された古い街並みや小泉八雲の記念館は堀から見上げ、続いて松江城の本丸をじっくり見て回る。

こうしてIさんのお陰で中二日の観光を目一杯楽しみ、駅ビルで一行のリクエストのカツ丼をほおばりながら余韻に浸る。翌早朝松江駅を出発して、今度は山陽本線経由で浜松へ。7回乗り換え12時間半かかって、ようやく到着。お別れは浜松餃子&ラーメン(初日と同じやん!Macchanもやっと浜松人になれたのぉ)の遅い夕食を囲んで、「あっと言う間の4日間だったね」「近いうちに反省?会もやらなきゃね」と口々に言いながらまたまたビールで乾杯した。
コメント
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