団塊世代MACCHAN(まっちゃん)の、<人生これから>だよ!

リタイア後16年、人生を日々面白がる楽しみを綴ります。健康と家族と友人を大切にする、年金生活爺さんの「残日録」です。

お彼岸には彼岸花

2016-09-21 | 四季折々の花華

暑さに参った8月、そして発生は遅かったが次々に日本列島特に北海道や東北を直撃した台風に悩まされている9月。自然や季節の異変かと、長生き社会になったとはいえ一世代せいぜい7~80年しか生きていない現代人はすぐ騒ぎ立てる。

しかし少なくとも人類よりは地球上に長く生存している自然の生き物は、もっと泰然と自らの一生を過ごしているようだ。「暑さ寒さも彼岸まで」とは古人はよく言ったもの、戦後の記録史上2番目に多い6個目の上陸台風が過ぎ去った後はかなり涼しくなった。

彼岸といえば彼岸花、昔は曼珠沙華(まんじゅしゃげ)と呼ばれたようだが、最近は赤色に黄色や白色の園芸種が加わって秋の野は彩り豊かだ。桜前線は2ヶ月近くかかって列島の南から北へ、海岸線から高度の高い山国に向かって上って行く。しかし北海道に咲くかどうかはわからないが、山里にポッと咲く彼岸花の開花時期はそれほど長きには渡らないかもしれない。精々2週間ではないか。

先々週仲間と賑やかに訪問した山陰地方では、松江城下の堀巡りで今季初めて目にしたからまだほんの10日ほど前だ。明日は秋分の日すなわちお彼岸の中日、浜松でも平年と数日も違いなく咲いている。我が家の庭や三ケ日の「遊び小屋」庭には紅白の彼岸花を植えてあったはずだが、今年は家の玄関先の白が数本開花しただけ。三ケ日の紅白の株は酷暑にやられたのか、残念ながら花は一つも出てこなかった。

曼珠沙華(まんじゅしゃげ)といえば、サンスクリット語の「マンジュシャカ」から名づけられたと聞く。もう40年も昔になるか、山口百恵さんが「マンジュシャカー」と歌っているのを聞いて違和感をもったものだ。その後作詞があの阿木燿子さんと知り、「曼珠沙華(マンジュシャカ)」はもっと宗教的哲学的な意味を盛り込んだ詩だと悟った。毎年この時期になると想い出す、風物詩ではある。

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