初詣＆演奏会

お休み最終日に、初詣＆演奏会のために都内へ。

まずは、赤坂にある日枝神社へ。
ビルの合い間にドーンと大きな白い鳥居が建っていて、境内の中は都心とは思えない広さと静かさ。
　
平日だったので、会社から社員みんなで来ました、という方々も多いようで結構な人出でした。
今、とても願っていることがあり、どうかそれが叶いますようにと祈祷していただきました。
お御籤をこわごわ引いてみたところ「末吉」、願い事は「驚くことあれど慌てねば叶う」
御祭神の御使いであるお猿さんが付いている神猿（まさる）みくじでした。

その後、渋谷のBunkamuraオーチャードホールでの今年初の演奏会♪

「恩田陸『蜜蜂と遠雷』リーディング・オーケストラコンサート～コトダマの音楽会～」
私が心を奪われた小説『蜜蜂と遠雷』のコンクールが再現されるようなのです！
本もクラシック音楽も好きな私には、何と贅沢な素敵な演奏会♪と思っていそいそとチケットを確保しました。

以降、ネタバレありなので、今後大阪のコンサートへ行かれる方はご注意を。

原作：恩田陸 著 直木賞・本屋大賞受賞『蜜蜂と遠雷』
音楽監督：千住明、
出演：風間塵 役・・・橋本良亮(A.B.C-Z) 、栄伝亜夜 役・・・家入レオ
マサル・カルロス・レヴィ・アナトール 役・・・木村優一、高島明石 役・・・ビッケブランカ
ストーリーテラー・・・湖月わたる・朴璐美
指揮：澤村杏太郎
ピアノ：川田健太郎・西本夏生
管弦楽：東京フィルハーモニー交響楽団

私、よく確認しないで『蜜蜂と遠雷』と東京フィル、だけで
コンクールを再現したクラシックの演奏会だと思っていたのです。
でも、これは演奏会というよりコンクールを題材とした朗読と音楽の舞台だったのです。
主役の風間塵を演じたのはジャニーズのメンバーだったらしく、どうりで若い女子が多いと思った！
ミュージカルではないのですが登場人物の歌もあり、声楽家の木村優一さんと一緒に歌うのは厳しいかなぁ…。
演奏会や舞台にはいない司会役（？）の二人が最初と最初だけ舞台に出てきた必要性が良くわからなかったり、
演奏の曲（ロシア・ハンガリーの作曲家）と舞台背景の絵（フランス印象派）が合っていなかったり、
衣装やキャストに疑問が残ったりと、私には突っ込みどころが満載でした。

でも、2部のピアノコンチェルトは一楽章ずつでしたが、ピアノもオケもとても良かったです♪
・ショパン：ピアノ協奏曲第1番　第2楽章
・プロコフィエフ：ピアノ協奏曲第3番　第1楽章
・プロコフィエフ：ピアノ協奏曲第2番　第4楽章
・バルトーク：ピアノ協奏曲第3番　第1楽章

逆にジャニーズファンにとっては、この第2部は退屈だったのかもしれません。
でも、クラシックファンとジャニーズファンとを一緒に呼べた演奏会としては画期的、
どちらにも新たな興味を与えた良い試み・機会だったかもしれません。
出演者もピアノもオケも素晴らしかったので、演出と脚本がもうちょっとなのかなぁ？
小説への思い入れがとても強かったので、私の中で世界が出来上がってしまっていたのかもしれません。

今日は3学期の始業式、午後は中学・高校全教員出席の職員会議があり、
高校にとって特に忙しい3学期が始まりました。