アート・ブレイキー/バードランドの夜Vol.1/Blue Note/1954
この時、ジャズ・メッセンジャーズは、まだ結成されていない。
アート・ブレイキー・クインテットによる演奏である。
ハード・バッブ時代を切りひらいた歴史的名盤と言われている。
クインテットのメンバーは、まだ新人のクリフォード・ブラウン(tp)、ルー・ドナルドソン(as)、ホレス・シルバー(p)、カーリー・ラッセル(b)、そしてアート・ブレイキー(ds)。
1954年、ジャズ・クラブ「バード・ランド」でのライブ録音である。
この「バードランドの夜」には、Vol.2がある。
Vol.1は、LP盤をもっているので、それで聞こう。
A-1:スプレット・キック
A-2:ワンス・イン・ア・ホワイル
A-3:クィックシルバー
B-1:チュニジアの夜
B-2:メイロー(MAYREH)
トランペットの鮮明な音、クリフォード・ブラウンって、うまいな、そう思わせるプレイである。
おなじみの「チュニジアの夜」は、「サンジェルマン」やアルバム名になっている「チュニジアの夜」にも収録されている。
アルバム「チュニジアの夜」は、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズによる演奏で、リー・モーガンやウェイン・ショーターとやっている。これが一番エキサイティングだったはずだ。
アート・ブレイキーと言う人、ドラムの技も凄いが、チーム・リーダーとしての能力も優れていたんだな、いつもそう思う。
アルバート・アイラーの 「free jazz :My Name is Albert Ayler」を聞いていたら、B面に、「ON GREEN DOLPHIN STREET」.
そう言えば、エリック・ドルフィーの「アウトワード・バウンド」に、同曲があったなと。
この二つの演奏を比較するなら、ドルフィーが圧倒的に面白いなと思う。バス・クラリネットのうねるような音、凄い才能だなと感じる。
フレディー・ハバートのトランペットもいい。
ALBERT AYLER / free jazz / freedom / 1963:My Name is Albert Ayler(Debut)
アルバムの1曲目が、「バイ・バイ・ブラックバード」。
その前に、アイラーの自己紹介がある。
声の印象は、とてもソフトである。
先般、新宿のディスク・ユニオンの店頭で、アルバート・アイラーの関する新しい本が出ているのに気づいた。
「五十年後のアルバート・アイラー/細田成嗣編/カンパニー社/2021.1.31発行」
みんな、アルバート・アイラーをどのように感じ、思っているのだろうかと入手した。
今朝、ペラペラめくった。
かつて、札幌に「アイラー」と言う名前のジャズ喫茶があったとのことで、そこの店主だった女性が、よくリクエストのあったアルバムのことなどを語っていた。
その中に、「My Name is Albert Ayler」が出て来ており、レコードを引っぱり出した。
いつか、アルバート・アイラーのことを書いてみたい。