“バードランドの夜”

2021-02-21 | 【断想】音楽

 アート・ブレイキー/バードランドの夜Vol.1/Blue Note/1954
 この時、ジャズ・メッセンジャーズは、まだ結成されていない。
 アート・ブレイキー・クインテットによる演奏である。
 ハード・バッブ時代を切りひらいた歴史的名盤と言われている。
 クインテットのメンバーは、まだ新人のクリフォード・ブラウン(tp)、ルー・ドナルドソン(as)、ホレス・シルバー(p)、カーリー・ラッセル(b)、そしてアート・ブレイキー(ds)。
 1954年、ジャズ・クラブ「バード・ランド」でのライブ録音である。
 この「バードランドの夜」には、Vol.2がある。
 Vol.1は、LP盤をもっているので、それで聞こう。
 A-1:スプレット・キック
 A-2:ワンス・イン・ア・ホワイル
 A-3:クィックシルバー
 B-1:チュニジアの夜
 B-2:メイロー(MAYREH)
 トランペットの鮮明な音、クリフォード・ブラウンって、うまいな、そう思わせるプレイである。
 おなじみの「チュニジアの夜」は、「サンジェルマン」やアルバム名になっている「チュニジアの夜」にも収録されている。
 アルバム「チュニジアの夜」は、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズによる演奏で、リー・モーガンやウェイン・ショーターとやっている。これが一番エキサイティングだったはずだ。
 アート・ブレイキーと言う人、ドラムの技も凄いが、チーム・リーダーとしての能力も優れていたんだな、いつもそう思う。


Green Dolphin Street

2021-02-21 | 【断想】音楽

 アルバート・アイラーの 「free jazz :My Name is Albert Ayler」を聞いていたら、B面に、「ON GREEN DOLPHIN STREET」.
 そう言えば、エリック・ドルフィーの「アウトワード・バウンド」に、同曲があったなと。
 この二つの演奏を比較するなら、ドルフィーが圧倒的に面白いなと思う。バス・クラリネットのうねるような音、凄い才能だなと感じる。
 フレディー・ハバートのトランペットもいい。


BYE, BYE, BLACKBIRD

2021-02-21 | 【断想】音楽

 ALBERT AYLER / free jazz / freedom / 1963:My Name is Albert Ayler(Debut)
 アルバムの1曲目が、「バイ・バイ・ブラックバード」。
 その前に、アイラーの自己紹介がある。
 声の印象は、とてもソフトである。
 先般、新宿のディスク・ユニオンの店頭で、アルバート・アイラーの関する新しい本が出ているのに気づいた。
 「五十年後のアルバート・アイラー/細田成嗣編/カンパニー社/2021.1.31発行」
 みんな、アルバート・アイラーをどのように感じ、思っているのだろうかと入手した。
 今朝、ペラペラめくった。
 かつて、札幌に「アイラー」と言う名前のジャズ喫茶があったとのことで、そこの店主だった女性が、よくリクエストのあったアルバムのことなどを語っていた。
 その中に、「My Name is Albert Ayler」が出て来ており、レコードを引っぱり出した。
 いつか、アルバート・アイラーのことを書いてみたい。