人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

偉人たちよ、ありがとうございました!!!

2007-02-25 22:13:21 | 競馬回顧

 後っちゃん様様である。
 先日行われたUMAP LIVEのとき、【中山記念】で「ローエングリンに乗るのが楽しみ」だと語っていた後っちゃん」だったか、僕は“まさか8歳馬で・・・”と思っていた。しかし昨日予想しているときに、軸3頭のうちインディライミとエアシェイディはすぐに決まったが、もう1頭が決まらなかった。それで悩んだ末に3頭めにローエングリンを選んだ。勿論理由は後っちゃんが乗るからである。【天皇賞】の暴走以来の騎乗、レース中は後っちゃんの騎乗にクギ付けだった。そしてゴール!
 その【中山記念】を振り返る。勝ったのは、後っちゃんの好騎乗が目立った6番人気ローエングリン (牡8・伊藤正厩舎)。好スタートからハナを奪うと、直線に入って後方から一気に差を詰めた3番人気エアシェイディの追撃を1.1/4馬身抑え逃げ切った。さらにクビ差の3着に5番人気ダンスインザモアが入り、1番人気シャドウゲイトは4着に終わった。ローエングリンの勝利はなんと言っても後っちゃんの好騎乗によるもの。開幕週の馬場を読みきった勝利であった。逆にエアシェイディはその場場に泣かされたクチ。それでも2着に突っ込んできたのだからさすがである。まぁこういう闘いしかできないのだから仕方ない。3着ダンスインザモアは惜しかった。スタートでアオらなかったらひょっとしたかもしれない。それにしても中山の中距離は走る。1番人気シャドウゲイトは人気になりすぎである。このメンバーに入ると馬場が悪化でもしない限りキツい。僕本命のインティライミは1800mが忙しいのかもしれない。ただこの失速はなにか他に原因があるのかもしれない。もう一度休んで立て直すべきだろう。マルカシェンクは前走でも書いたがもう休ませるべきである。それにこの馬は末脚にかけたほうがいいのでは・・・。
 勝ったローエングリンは、父Singspiel、母が’95年【仏オークス】(仏G1)を制したカーリング(父Garde Royale)という血統。’01年10月にデビューし、’03年【中山記念】で重賞初制覇。その後も’03年【マイラーズC】、’05年【マイラーズC】を制覇。GⅠでは’02年【宝塚記念】3着、’03年【安田記念】3着、’03年【ムーランドロンシャン賞】(仏G1)2着、’03年【香港マイル】(香G1)3着などの好走歴がある。今回の勝利は、’05年【マイラーズC】以来約1年10か月ぶりで、【中山記念】は4年ぶりの勝利となった。通算成績43戦10勝(うち海外3戦0勝、重賞4勝)。
 鞍上の後っちゃんは’00年ダイワテキサス、’03年ローエングリンに続きこのレース3勝目。昨年の【JCダート】のアロンダイト以来のJRA重賞37勝目だ。
 一方、阪神で行われた【阪急杯】は、アンカツ騎乗の3番人気プリサイズマシーン (牡8・萩原厩舎)と幸騎乗の4番人気エイシンドーバー (牡5・湯浅厩舎)が、共に好位追走からゴール手前で馬体を併せてゴール。写真判定の結果、1着同着となった。さらにハナ差の3着には大外から追い込んだ2番人気スズカフェニックスが入った。1番人気に支持されたキンシャサノキセキは4着、僕が本命に推したイースターは9着だった。プレサイズマシーンの58キロを背負っての勝利は「強い」の一言。8歳馬といっても衰えはなく、左回り得意を考えると【高松宮記念】でも面白いだろう。エイシンドーバーはよく耐えた。湯浅調教師の引退にはこれ以上ないプレゼントとなったが、これがGⅠとなると・・・。エイシン以上に【高松宮記念】面白いのは3着となったスズカフェニックス。あの脚は1200mでなお威力を増すような気がする。キンシャサノキセキは気性が成長しないと・・・。
 プリサイスマシーンは父マヤノトップガン、母ビーサイレント(父SS)という血統。‘03、’04年【中日新聞杯】連覇、‘06年【スワンS】を制しており、今回の勝利で重賞4勝目となった。通算成績34戦14勝(うち地方8戦5勝、重賞4勝)。またエイシンドーバーは父Victory Gallop、母エイシンジョージア(父Kris S.)という血統の米国産馬。これまでに重賞では’06、’07年【小倉大賞典】、’07年【京都金杯】で2着と惜敗が続いていたが、今回の勝利で悲願の重賞制覇を達成した。通算成績17戦6勝(重賞1勝)。なお、Victory Gallop産駒はJRA重賞初勝利となった。
 プリサイスマシーンに騎乗したアンカツは先週のサンライズバッカスで制した【フェブラリーS】に続くJRA重賞制覇で、今年4勝目(通算47勝)。管理する萩原調教師は同馬で制した’06年【スワンS】に続く重賞勝利で、通算では6勝目となった。またエイシンドーバーに騎乗した幸はブルーコンコルドで制した’05年【シリウスS】以来のJRA重賞制覇で通算19勝目。管理する湯浅調教師は’99年にエイシンワンサイドで制した【新潟ジャンプS】に以来7年6か月ぶりの重賞制覇で、平地では’93年【4歳牝馬特別・東】のヤマヒサローレル以来約13年10か月ぶりのJRA重賞制覇で有終の美を飾った。通算では10勝目。
 その湯浅調教師は騎手として1450戦161勝の成績を残し、’75年に調教師免許を取得。’93年【4歳牝馬特別・東】のヤマヒサローレルなどJRA重賞は9勝。他に交流重賞9勝のレマーズガールなどを手がけた。28日には川崎【エンプレス杯】(交流GII)にレマーズガールが出走する。JRA通算は7180戦527勝(重賞10勝)、地方通算203戦31勝。
 今週は湯浅調教師以外にも瀬戸口勉、山本、古川平、鹿戸幸治、伊藤雄二、奥平真治、松永勇の各調教師が引退することになる。で、やはり競馬人として寂しいのでその実績を称えつつ、その引退する調教師の最終的な成績を紹介する。
 瀬戸口調教師は今週16頭が出走した。土曜4Rのノボリハウツーが落馬、レース後に競馬場外に逃走する珍事もあったが、’03年にネオユニヴァースとのコンビで牡馬クラシック2冠を制したデムーロ騎手を鞍上に、最後のレース・日曜阪神12Rに勝つなど2勝を加え、調教師生活を終えた。その瀬戸口調教師は騎手として’63年【桜花賞】のミスマサコ、’61年【中山大障害・秋】のトサキングを制すなど2534戦329勝の成績を残し、’73年に調教師免許を取得。’06年【日本ダービー】のメイショウサムソンなどJRA・GⅠは15勝。この他にもアイドルホース・オグリキャップ、ラインクラフト、サニングデール、エイシンチャンプ、オグリローマン、マルカラスカル、ゴッドスピードなどの数々の名馬を手がけた。’05年には全国リーディングに輝いている。JRA通算8155戦864勝(うち障害454戦77勝、重賞51勝)、地方通算38戦5勝。
 山本調教師は今週6頭が出走し2勝、5頭が5着以内に入るなど安定した成績を残した。また、古川調教師は5頭を出走させた0勝に終わった。その山本調教師は騎手として’65年【日本ダービー】のキーストンなど1952戦212勝の成績を残し、’73年に調教師免許を取得。’05年【天皇賞・秋】のヘヴンリーロマンス、’84年【安田記念】のハッピープログレス、’78年【桜花賞】のオヤマテスコなどJRA・GⅠ(級)は3勝。交流GⅠは’01年【JBCクラシック】のレギュラーメンバー、’02年【帝王賞】のカネツフルーヴなど5勝を挙げた。JRA通算では5579戦555勝(うち障害273戦34勝、重賞25勝)、地方通算32戦8勝。
 古川調教師は騎手として947戦67勝の成績を残し、’83年に調教師免許を取得。’04年【ラジオたんぱ賞】のケイアイガード、’02年【京成杯】のローマンエンパイアなどJRA重賞は6勝。交流重賞は’01年【名古屋大賞典】(交流GIII)をマンボツイストで勝っている。JRA通算5037戦382勝(うち障害227戦35勝、重賞6勝)、地方通算87戦11勝。
 名将・伊藤雄二調教師も今週は5頭が出走し0勝、鹿戸幸治調教師は2頭が出走し、いずれも2着と惜しい結果に終わっている。その伊藤雄二調教師は騎手として535戦72勝の成績を残し、’66年に調教師免許を取得。’03年【日本ダービー】のウイニングチケットなどJRA・GⅠ(級)は11勝。エアメサイア、ファインモーション、エアグルーヴ、ダイイチルビー、シャダイカグラ、マックスビューティ、サニーシプレー、ハードバージなど多くの名馬を手がけた。’83、’84、’87年には全国リーディングにも輝いている。JRA通算7501戦1155勝(重賞77勝)、地方通算10戦2勝。勝利数はJRA歴代7位で、現役最多だった。
 鹿戸幸治調教師は騎手として1617戦133勝の成績を残し、’76年に調教師免許を取得。’96年【スワンS】のスギノハヤカゼなどJRA重賞は9勝。JRA通算5933戦413勝(うち障害220戦15勝、重賞9勝)、地方通算95戦16勝を挙げた。
 奥平真治調教師は調教助手を経て’71年に調教師免許を取得。優秀調教師賞は過去4度受賞している。メジロラモーヌで’86年【オークス】、【桜花賞】、【エリザベス女王杯】の牝馬3冠を制すなど、JRA・GⅠ(級)は6勝。メジロライアン、レオダーバン、ストロングエイトらの名馬を手がけた。’90年に最多賞金獲得調教師を受賞。JRA通算9120戦816勝(うち障害297戦37勝、重賞49勝)、地方通算305戦32勝。尚、美浦・奥平雅士調教師は娘婿だ。
 松永勇調教師は騎手として1082戦93勝の成績を残し、‘74年に調教師免許を取得。JRA通算5020戦315勝(うち障害158戦9勝)、地方通算33戦3勝を挙げた。
 そして25日の騎乗をもって騎手を引退する本田優は、土曜3鞍、日曜6鞍の計9鞍に騎乗し、2勝を挙げて現役生活に幕を下ろした。昨日の【アーリントンC】では1番人気ローレルゲレイロに騎乗し、トーセンキャプテンとの叩き合いにクビ差敗れて重賞勝ちを逃したが、日曜3R・3歳未勝利では、4番人気ヒカリシャトルで逃げ切り、10R【なにわS】ではトシザヘネシーで好位追走から追い比べを制し1番人気に応えた。最後のレースとなった【阪急杯】では7番人気ニシノデューで果敢にハナを切り、見せ場を作り6着となった。いずれにしろ、最後までターフを沸かせてくれた偉人たちに感謝したい!!!ありがとうございました!!!


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