プロ野球では交流戦が始まった。僕はこの2試合制がまだしっくりきていない(投手力の強いところが圧倒的有利)が、新しい対戦が観られて楽しみはある。
そこで開幕2カ月近くを経て、交流戦で注目できる僕が気になった各球団の新戦力を簡単に紹介する。
まずは【セ・リーグ】。
巨人…世の中注目は開幕から先発ローテーションとして働き、ここまでリーグトップタイの5勝をあげている菅野。僕は以前野間口よりちょっとコントールがいいぐらいの投手とかいたが、とんでもなかった。とてもコントトールのいい投手だった。あとはスタミナだけか。ただ僕が今年の巨人で菅野よりも注目しているのが新外国人のロペス。阿部の後ろでしっかり仕事しており、珍しく巨人として“当たり”の新外国人だ。そして守備も上手く坂本の暴投をカバーしている。あとはインコース攻めを含めた研究に対応できれば・・・
阪神・・・なんといっても藤浪晋太郎。高卒1年目ながらここまで3勝1敗は立派。後は長いシーズンを怪我なく過ごせるかが課題。打撃陣では西岡だがまぁ及第点。ただロッテ時代を考えるともう少し上のレベルを期待するのは僕だけだろうか。打撃も守備も波が大きいなぁ
DeNA・・・まぁ新戦力は中日からきたブランコ、ソーサだろうが、僕が期待するのは多村仁志。とにかく怪我をしなければ20本塁打は打てる選手。彼がブランコ、中村の後ろを打てればAクラスも夢ではない。投手では井納翔一、三嶋一輝のドラフトコンビだが、2人合わせて15勝できれば・・・。
広島・・・新戦力では投手の久本祐一。先発の一角を担っているが、まだ先発のリズムがわかっておらず慣れてくれば面白い。野手ではルイス。ここにきて日本野球に慣れてきて面白い存在となりそう。あとは新戦力ではないが菊池諒介、丸佳浩の成長は楽しみだ。
中日・・・なんといっても新外国人・ルナ。とにかく文句のない打撃。右方向へのおっつけ、引っ張りと安打を量産。このままいけば4割も夢ではない。投手ではカブレラ。とにかくストレートで押しまくる。見ていて気持ちのいい投手だ。
ヤクルト・・・ 怪我人続出で新人の活躍が目立つ。ドラフト1位入団の石山泰稚は、伸びのある直球と鋭いフォークを武器に4月半ばから中継ぎとして働き、好成績をあげている。この投手、いずれは抑えを任されるかもしれない。ドラフト2位入団の小川泰弘も頑張っている。“和製ノーラン・ライアン”と称されるダイナミックな投球フォームから度胸満点の投球を繰り広げて今後が楽しみだ。打撃陣では7年ぶりに古巣に復帰した岩村明憲だろうが、まだ昔のイメージにはほど遠い。
【パ・リーグ】
ロッテ・・・新人では初打席初球本塁打を記録した加藤翔平がいるが、僕が注目しているの(新戦力ではないが)今季1軍デビューを果たした高卒3年目捕手・江村直也。伊東監督の英才教育が実り大きく飛躍しそう。里崎が復帰しても意外と使われるのではと思っている。投手陣でもドラフト1位の松永昴大がセットアッパーとして存在感を見せている。2年目の益田直也と併せての若々しい後ろは魅力的だ。
埼玉西武・・・開幕から目立っているのはルーキー・金子侑司。守備面のミスが目立ち始めたが、レギュラークラスの座をしっかりと確保している。俊足と両打席からのパンチ力ある打撃で、交流戦での活躍が期待できそう。また新戦力ではないが今季から先発へと転向した2年目十亀剣も飛躍が期待できそう。もともと球威はあるので、制球力がついた今年は主力投手の一角を占めている。
東北楽天・・・投打ともに多くの新戦力が加わったが、以前から書いているように中でもジョーンズ、マギーの助っ人コンビの存在が頼もしい。ジョーンズは打率こそ若干低調だが、出塁率は4割超え。彼が打線の中心としてどっしりと構えているのは大きい。マギーは5番打者として、高打率をマーク。加えてチャンスでも勝負強さを発揮している。投手陣では開幕投手を務めたルーキー・則本昂大が注目だが、一応及第点というところか。
福岡ソフトバンク・・・僕の期待を大きく裏切っている。新戦力では野手ではDeNAから移籍の吉村裕基がここにきて活躍を見せるが他は・・・。そんな中、新戦力ではないが、大きな飛躍が期待できそうなのが3年目の育成出身右腕・千賀滉大。150キロを超えるストレートと、切れ味抜群のフォークで開幕から奪三振を量産。いずれはストッパーになれる逸材だ。
オリックス・・・オフに大幅補強したが、投手陣で期待した東野峻、八木智哉といった先発候補がイマイチ。ただ2年目の佐藤達也は中継ぎとしていい働きをしている。野手ではなんといっても糸井嘉男だが、ここまではまぁまぁの働き。5月頭の試合中に痛めた右ひざの状態が思わしくないが、怪我さえ治ればもっと活躍は期待できる選手だ。ここに、経験豊富な平野恵一、新外国人・ロッティーノも加わり、打線は面白くなっている。
日本ハム・・・良くも悪いも注目は期待の大物ルーキー・大谷翔平は、右足首を痛めて一度は2軍に落ちたがその後復帰。野手としてそれなりの成績を残し、その素質の高さを示している。今日の新聞によると交流戦での1軍初登板も予定されているようなので興味は尽きない。
その他では新外国人・アブレイユが頑張っている。リーグトップの本塁打とパワーを見せているし、4番・中田翔との向上効果がでてくればチームも上昇してくるだろう。
今年のプロ野球、とにかくボールがよく飛ぶ。結果面白くもあり、つまんなくもありだが、これからもっと戦線になることを期待したい。頑張れ!現在Bクラス球団!
では明日の予想。まずは重賞【平安S】。いいメンバーが揃ったが、1番ニホンピロアワーズと3㌔あれば6番ナムラタイタンでも好勝負が可能とみる。前走の距離が長いとみられた【ブリリアントS】でも58.5㌔を背負って0.4差は好走とみていい。得意の京都に戻り、56㌔、鞍上も主戦ジョッキーの太宰なら狙わない手はない。相手は1,5番。今後面白そうな2番も・・・。
東京メイン【メイS】はオープン特別にしては一筋縄ではいかないメンバーが揃った。そんな中、僕が本命に指名するのは格上げ緒戦となる6番ミルドリーム。【菊花賞】前は伏兵と思っていた馬が、ようやく復調してきた。ここでもクラス負けはなく、人気になる前に勝負したい。相手は4,17番のディープ産駒。
新潟メイン【大日岳特別】は16番ヤマニンプチガトー。休み前2戦の敗戦で人気落ちだが、前走の末脚は見所があった。このリフレッシュが使い詰めだったため、このリフレッシュがいい方向に良くと思っている。鞍上も乗り慣れた鮫島だし、53㌔も魅力。相手は11,14番。
明日は今年2度目の府中に参戦予定。【オークス】の資金を稼ぎたいと思っているのだが、ここ数年”オンナ”には裏切られているので・・・。