アラベスMF乾貴士が、リーガ通算100試合出場を達成した。これは日本人史上初の快挙。2015年にフランクフルトから30万ユーロでエイバルに加入した乾。エイバルで89試合に出場した後、昨夏にフリーでレアル・ベティスへと加入。キケ・セティエン監督の下で苦しみ8試合の出場に終わったが、冬の移籍市場でアラベスへとローンで移籍し、23日に100試合出場を達成した。なお、100試合の結果は33勝26分41敗。乾自身は11ゴール10アシストを記録している。天晴れ!
我が故郷熊本と替わって今季J2初昇格を果たした鹿児島。初の舞台での開幕戦で、雨の降るホームスタジアムに徳島を迎えた。ホームの鹿児島は、序盤からボールを握る徳島に押し込まれる展開が続く。それでも5バックで低い位置に守備ブロックを築きつつ、懸命なディフェンスでゴールは許さない。前半はスコアレスで折り返す。すると51分、鹿児島が先制点を奪う。自陣高い位置でボールを奪うと、中原がDFラインの裏へパスを送る。すると、受けたハン・ヨンテが出てきたGKをかわしゴール。鹿児島が歴史的なゴールを挙げた。リードを手にした鹿児島は、65分追加点を挙げる。GKと接触してこぼれたボールを、中原が押し込んだ。
一方、負けられない徳島は78分、バイスが豪快なミドルシュートで1点を返す。すると直後の80分、CKから岸本のヘッドで同点に追いついた。追いつかれた鹿児島だったが、再び勝ち越しに成功。83分、藤澤がエリア外からコントロールシュートを放ち、きれいな弧を描いたボールがネットを揺らした。しかし徳島も諦めない。85分、清武がネットを揺らして再び同点になる。
だが、鹿児島は90分に勝ち越しに成功。左サイドのクロスは一度ブロックされたが、中原が押し込んで自身2ゴール目を奪った。壮絶な打ち合いとなった一戦は、このまま終了。4-3で鹿児島が勝利を挙げた。J2リーグ初挑戦となった鹿児島、クラブ史に新たな歴史を刻んだ瞬間だった。天晴れ!
今日の競馬を振り返る。中山11Rで行われた【天皇陛下御在位30年慶祝・第93回中山記念】は、松岡正海騎乗の5番人気ウインブライト(牡・畠山吉宏厩舎)が4番手追走から直線力強く伸びて昨年に続く連覇を果した。タイムは1分45秒5。クビ差の2着には6番人気のラッキーライラック、さらにアタマ差遅れた3着にステルヴィオ(2番人気)が入り、1番人気に推されたディアドラは着外に終わった。
勝ったウインブライトだが、中山に強いのは承知だが、この馬自身相当力つけている。これなら【大阪杯】でも好勝負しそう。2着ラッキーライラックは斤量が53㌔も良かったのは確かだが、復活してきた。牝馬どうしならまだまだやれる。この先が楽しみだ。3着ステルヴィオは付けぬけそうな感じだったが、休み明けと距離か・・・。次は間違いなく良くなるだろう。僕本命の4着スワーヴリチャードは最後はジリジリと伸びていたが・・・。まぁ休み明けの分かもしれないが、もうちょっと走って欲しかった。
ウインブライトは、父ステイゴールド、母サマーエタニティ(母父アドマイヤコジーン)という血統。北海道新冠町コスモヴューファームの生産馬で、馬主は(株)ウイン。通算成績は17戦7勝。重賞は2017年【スプリングS】、17年【福島記念】、18年【中山記念】、19年【金杯】に次いで5勝目。【中山記念】は、畠山吉宏調教師、松岡ともに去年に続いて2勝目。
一方、阪神11Rで行われた【第63回阪急杯】は、藤岡佑介騎乗の11番人気スマートオーディン(牡6歳・池江泰寿厩舎)が最後方追走から直線一気の末脚を繰り出してV。タイムは1分20秒3。2,3歳時には【京都新聞杯】など重賞を3勝したスマートオーディン。【ダービー】6着以降は脚元の不安で約2年の休養を余儀なくされ、昨年夏の【エプソムC】で復帰。さらに4カ月の休養を挟み、叩き3走目にうれしい復活劇が待っていた。1馬身差の2着には先行策から内めを伸びたレッツゴードンキ(4番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着に好位から内めを伸びたロジクライ(2番人気)が入った。
勝ったスマートオーディンだが、元々能力の高い馬だとわかっていたが・・・。流れに乗り、リズム良く走って上手く折り合っていた。最後は遊ぶ余裕もあったし、短距離戦線の新星かも!?2着レッツゴードンキは内枠で、ある程度の位置につけて直線で抜け出すという完璧なレースだった。ただ今日は勝ち馬が強すぎた。3着ロジクライはスタートで他馬にぶつけられて、位置が少し後ろになったのが痛かった。ただそれでも2着までだったろう。
スマートオーディンは、父ダノンシャンティ、母レディアップステージ(母父アルザオ)という血統。北海道新冠町・スカイビーチステーブルの生産馬で、馬主は大川徹氏。通算成績は12戦5勝。重賞は2015年【東京スポーツ杯2歳S】、2016年【毎日杯】、【京都新聞杯】に次いで4勝目。【阪急杯】は、池江泰寿調教師、藤岡佑介ともに初優勝。
今日のWIN5は4億7180万9030円の史上最高払戻金となった。発売金額は6億7401万2900円で的中票数は1票だった。阪神10Rを2番人気サトノルークス、中山10Rを15番人気ブラックジョー、小倉11Rを12番人気メイソンジュニア、阪神11Rを11番人気スマートオーディンが勝利し、対象最終レースの中山記念の時点で残り5票。最後に5番人気ウインブライトが勝って、的中票数は1票となった。
これまでの最高払戻金は16年8月21日の4億2012万7890円。払戻金が2億円を超えたのは今回が12回目となった。
僕の一口馬・ジオラマが今日の中山最終・1200mダート戦に鞍上戸崎で出走した。“ひょっとしたら勝つかもしれない”“少なくとも馬券には・・・”と思っていたのだが・・・。
レースでは、好スタートを切りましたが、無理せず控えて中団から。そのままのポジションで脚を溜めて、直線での差し切りを狙ったものの、外めで行き場がなく、内に進路を切り替えて追いました。ジリジリと伸びていましたが、大きく順位を上げることはできず、勝ち馬から0.9秒差の10着の大敗。鞍上の戸崎は「前々走で最後が甘くなっていましたから、前走に引き続き控えて終いを活かすような競馬をしようと思ってました。前半はそのイメージでいけましたが、勝負どころで外を回し過ぎないようにと気をつけた結果、中途半端な位置になってしまいました。腹を括って、大外へ出しても良かったかもしれません」とのこと。また西園調教師は「スタートが良かったので、脚を溜めるにせよ、もう少し前めで流れに乗っていてくれれば…。具合そのものは良かっただけに、不完全燃焼の競馬になってしまいました」とのこと。つまり、戸崎の騎乗ミス。まぁこれも競馬だよなぁ、仕方ない。でも勝利で天皇陛下御在位30年を祝いたかったなぁ。