競馬の前にちょっと気になっていたレスリング【全日本選手権】最終日。注目の女子57㌔級決勝で五輪4連覇の伊調馨(34・ALSOK)が、【リオデジャネイロ五輪】63㌔級金メダルの川井梨紗子(24・ジャパンビバレッジ)を3-2で破り、復活の優勝を果たした。1次リーグB組初戦では1-2で敗れた相手にリベンジし、2年後の【東京五輪】出場へ、確かな手応えをつかんだ。伊調は昨日行われた1次リーグで、過去3戦全勝だった10歳下の川井に初黒星を喫した。国内での敗戦は、2001年の【全日本選手権】56㌔級で、吉田沙保里に敗れて以来、実に17年ぶりだった。対日本選手の連勝記録も「70」で止まったが、今日の試合を観ていたら、さすがだった。勝負勘といい、集中力というか伊達に五輪4連覇はしていない。もっと体のキレが出て来たら良くなるだろう。伊調恐るべし!
今日は小雨交じりの中、中山競馬場へ。久々の中山だったが、どこに行っても人人人。僕の目的は【有馬記念】ではなく8R【キャンドルライト賞】のジオラマの応援だったのだが、結果は3着。勝つと口取りの予定だったが残念。直線声も出したし、複勝は獲れたし今年最後の馬主出走として善しとしよう。馬主として28日出走はないが、1月5日に1頭予定がある。それに期待しよう!
【有馬記念】を振り返る。中山11Rで行われたグランプリレース【第63回有馬記念】は、池添謙一騎乗の3番人気ブラストワンピース(牡3歳・大竹正博厩舎)が中団追走から直線半ばで先頭に立ち、ファン投票1位のレイデオロの追撃を振り切った。タイムは3分32秒2。クビ差の2着にレイデオロ(1番人気)、さらに1馬身1/4差遅れた3着に中団追走から脚を伸ばしたシュヴァルグラン(9番人気)。ファン投票3位、二刀流で平地GI初挑戦となった障害王のオジュウチョウサンはスタートから逃げを主張、向こう正面で外から先手を奪ったキセキの2番手を進み、直線半ばまで踏ん張っての9着に終わった。
勝ったブラストワンピースだが、全てが嵌った。馬場もハービンジャー産駒のこの馬に向いたし、抜け出すタイミング、位置取り完璧な騎乗だった。さすが有馬男の池添。まだまだ3歳馬で強くなりそうだが、スピード勝負になった時が課題だろう。僕はまだ3歳馬ではワグネリアン、フィエールマン、エタリオウの方が強いと思っている。2着レイデオロは良く走っている。外々回るレースでも頑張っている。ただ、3~4コーナーで馬場が軟らかく、手応えが悪かったのが・・・。馬場と斤量の差が出た。3着シュヴァルグランも大外でここまで走るとはさすが。ボウマンでなければ3着はなっただろう。4着ミッキーロケットも良く頑張っているが、どうもマーフィーは早仕掛けすぎる。もう少し我慢ができればもっと際どかっただろう。ただソロソロマーフィーのまとめ勝ちがありそう。5着キセキは秋4戦でこんなに頑張るとは・・・。9着オジュウチョウサンはいいレースだった。今後はどうするのか分からないが、1600万ぐらいは勝てそう。
ブラストワンピースは、父ハービンジャー、母ツルマルワンピース(母父キングカメハメハ)。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。戦績は7戦5勝。重賞は2018年【毎日杯】、【新潟記念】に次いで3勝目。【有馬記念】は大竹正博調教師は初優勝、池添は2009年ドリームジャーニー、2011年&13年オルフェーヴルに次いで4勝目となった。
今年の中央競馬も残すところあと一日。【ホープフルS】はサートゥルナーリアやニシノデイジーらが登録している。来年のクラシックに繋がるレース。僕はもう軸は決めている!