普通の方に比べ、お笑いに詳しいと自負している僕もさすがに知らなかったコンビ「じゃぴょん」。今(本当に今、たった今)彼らに注目が集まっているという。彼らはよしもと所属の結成16年のコンビ(植村朋弘(37)桑折(こおり)貴之(37)の二人)であるが、なぜ今彼に注目が集まっているかというと、彼らの旧コンビ名が「ウルグアイパラグアイ」だからだ。早速25日に岡田JAPANがパラグアイと対戦することが決まるや、ライブイベント、インターネット番組への出演が決まったという。 コンビは’94年に銀座7丁目劇場のオーディションでデビュー。
当初は「犬ティッシュ」という名前だったが「汚いイメージ」と言われ、「ウルグアイパラグアイ」に改名したらしい。国内外のサッカーに詳しい桑折が「南米は陽気。汚いイメージと言われたので明るくしようと。組み合わせのいい国名を選びました」と付けた。植村も快諾し「ウルパラ」と略して呼ばれるようにもなり定着した。
しかし9年前に番組の打ち上げで音楽プロデューサーの小室哲哉から「濁点とンが付く名前が売れる」と改名を勧められ(なんで小室のいうこと聞くかね!?)、その場で桑折が思い付いたのが「ジャパン」だったが、かんでしまい、出た言葉が「じゃぴょん」。冗談のような話だが翌日、劇場の出演者名はさっそく「じゃぴょん」になっていたという。 コンビは現在、アルバイト中心の生活だ。桑折は東京ドームでカツサンドを売り、植村は豆腐を売り歩き、月に25万円稼ぐらしい。まぁ彼らの実力がどれだけのものかはしらないが、今「ウルグアイパラグアイ」ではないところに彼らの「運」を感じてしまうのは僕だけだろうか。ただ今はチャンス、是非バイトのときは首からブブゼラをぶら下げることをお勧めする。
では今日の競馬を振り返る。阪神で行われた【宝塚記念】、勝ったのは、柴田善臣騎乗の8番人気ナカヤマフェスタ。中団追走から徐々に進出し、直線外から脚を伸ばすと、内を突いて一旦は先頭に立った1番人気ブエナビスタを交わし、同馬に1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分13秒0(稍重)。さらに1/2馬身差の3着には3番人気アーネストリーが入った。僕が推奨したロジユニヴァースはいい感じで道中を進んだが、4角前で手応えが怪しくなり、13着に敗れた。勝ったナカヤマフェスタだが、パドッグでは入れ込み、返し馬、ゲート入りではやんちゃな面を見せていたが、レースではピタリと折り合い、力でねじ伏せる堂々の勝利だった。正直ビックリであったが、この馬の今後は計り知れないと思うような勝利であった。そして同時にこれまで4歳牡馬に対する低い評価を一掃するものであった。今後が楽しみだ。ブエナビスタはフックラとした馬体、レース運びも完璧で実力を出し切った。これで負けたのだから、相手を褒めるしかない。アーネストリーは良く走っている。これだけ走れれば今後は明るい。ますます強くなるだろう。ジャガーメイはコズミが目立ち、見せ場がなかった。
勝ったナカヤマフェスタは父ステイゴールド、母ディアウィンク(母父タイトスポット)という血統。ステイゴールド産駒は【東海S】のシルクメビウスに続き今年2勝目で、通算では21勝目。G1勝利は4勝目だが、すべてドリームジャーニーによるものだ。そのステイゴールドだが、’98年から4年連続で出走して2,3,4,4着。そして’99年は1着グラスワンダー、2着スペシャルウィークの3着だったが、今回父の雪辱を晴らした。
ナカヤマフェスタの主な勝ち鞍には、’08年【東京スポーツ杯2歳S】、’09年【セントライト記念】があり、今回の勝利で重賞3勝目。前走の【メトロポリタンS】は4か月半の休み明けながら2馬身差で快勝していた。なお、関東馬による【宝塚記念】制覇は’99年のグラスワンダー以来11年ぶりとなった。それから、ナカヤマフェスタのファン投票は43位、これは’86年のパーシャンボーイの165位に次ぐ低さである。
鞍上の柴田善臣、管理する二ノ宮敬宇調教師ともに【宝塚記念】初制覇。柴田騎手はオレハマッテルゼで制した’06年【高松宮記念】以来となるGI制覇で、通算では7勝目(重賞は今年2勝目で77勝目となった)。二ノ宮調教師はエルコンドルパサーで制した’98年【JC】以来となるJRA・GI制覇で、通算では3勝目(重賞は今年4勝目で19勝目)となった。
今日開かれた日本相撲協会の外部有識者による特別調査委員会は賭博に関与した疑いがある大関・琴光喜関と大嶽親方(元関脇・貴闘力)、時津風親方(元幕内・時津海)を懲戒処分にすべきだとする見解をまとめた。大嶽親方は解雇以上の処分が妥当だとしているし、また、琴光喜関を含む力士ら16人について謹慎すべきだとしており、事実上、16人は名古屋場所に出場できない見通し。そして取引の舞台となった阿武松部屋は部屋全体を謹慎させるとしている。果たしてどうなることやら・・・。