「佐賀北に少し点数入れてやろうかな」
桂球審がそう思ったかどうかはわからないが、感動で終えた第89回全国高校野球選手権決勝で疑惑の判定があった。広陵・中井監督は試合後
「勝った方が強いんです」
と一度コメントしていたが、さぞかし悔しかったのかその後
「ストライク・ボールで、あれはないだろうというのが何球もあった。もう真ん中しかなげられない。少しひどすぎるんじゃないか。負けた気がしない。言っちゃいけないことは分かっている。でも今後の高校野球を考えたら・・・」
と思いを吐き出した。
問題の場面は4点リードの8回裏1死満塁。カウント1-3から野村投手が投じた1球。しかし桂球審は「低いと思った」としてボールの判定、押し出しで1点を与えた。その時捕手の小林君はミットで3度地面を叩いて悔しがった。この1球がストライクでもその後どう展開したかはわからない。ただ直後佐賀北・副島君に逆転満塁本塁打が出ただけにあまりにも大きな判定だったのは間違いない。中井監督の怒りは宿舎の帰っても収まらなかった。
「子供達は命を懸けてやっている。審判の権限が強すぎる。高野連は考えて欲しい。これで辞めろと言われたら監督を辞める」
とまで言い切った。高野連はこの中井監督に対して「言ってはいけないこと」と厳重注意を通達し、中井監督も「反省している」とした。僕は正直中井監督の気持ちが良くわかる。念願の優勝をほぼ手中にしながらの敗戦、それも不可解な判定によってのもので、多分生徒達に何にも声を掛けられなかったのではないだろうか。まして大会中本人は熱中症となり生徒に迷惑をかけたという負い目もある。よって物言えない生徒達の気持ちを代弁したかったのだろう。結局、試合は逆転満塁本塁打を放った副島君が凄かったし、それまで4点で抑えきった佐賀北の守り勝ちという結果になった。しかし中井監督が掲げた審判の問題は来年第90回の記念大会を前に大きな課題を残した。ただこの問題、ビデオ判定でもしない限り、永遠に解決しないものである。それが野球だから・・・。
そんな後味の悪さを残しながら、試合後一番僕が良いと思ったコメントを紹介する。コメントしたのは満塁本塁打を放った
佐賀北の副島君。「大学では遊ぼうと思っていた。しかし自信がついたので野球を続けます」
このコメントに代表されるように佐賀北の生徒は15日間で人生を変えたと言っていいだろう。若者の無限なる可能性に感服、そして乾杯!!!
話は替わるが、先日
ヤマザキモータースこと元ノンキー山崎君の結婚を祝ってこじんまりとした宴
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/beers.gif)
を開いた。メンバーは山崎夫妻、デンジャラス、ノッチの愛妻、そして僕と僕のいとこの7人である。山崎婦人の希望でタイ料理
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/silver.gif)
を「ヒー、ヒー」言いながら食べ楽しい時間を過ごしたのだが、そこで僕たちの知らない山崎君の実態が・・・。これについては
「太陽様を囲む会」(9/3)などで徐々に暴露されると思うので、ここでは書かないが、山崎君の彼女に対する愛情たっぷりの本性が垣間見られた。雑誌風にタイトルつけるなら
『新妻が赤裸々激白!ヤマザキモータースの驚くべき本性』かな!?
あっ、そうそう山崎夫人もやっぱり有吉のことは「嫌いじゃないです。でも好きでもないです」と話していたが、女性によるアンチ有吉は馬インフルエンザのごとく増える一方のようだ。
その馬インフルエンザで揺れた競馬の予想。僕は今週の競馬は基本的に固いと思っている。それは1週空いたことで駒が揃うからである。特に3歳未勝利はその傾向が強いだろうが特別戦も・・・。で明日だが、そんな中でも少しでも穴になるような馬券を紹介したい。
まずは新潟9R【稲妻特別】は10番レイザーバック。時計には問題があるが、前々走で直線競馬2着のある同馬を推す。時計が足らない分は鞍上強化と経験値でなんとかなると期待する。小倉10R【TVQ杯】は4番タカオセンチュリー。前走は上のクラスで5着、ここでは力が上だ。札幌12Rは1番スパニッシュソウル。前走は惨敗も2走ボケも札幌1500m芝は得意。血統的にもSS系の距離短縮は狙い目だ。 明日はゴルフに行く予定だったが、先週痛めた右手首が治らず断念。よって朝から時間がたっぷり。明日は競馬が怖い!?