人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

前半戦終了

2005-06-26 21:58:59 | Weblog
「舐め過ぎだろう」
【宝塚記念】を観ながら呟いた。言葉の矛先はタップダンスシチー&佐藤哲に対してである。レースは、スタート後1角でコスモバルクがハナをきる展開。少しペースが落ち、コスモも相手の1頭に考えていた僕は「しめしめ(古い)」と思うも、3角ではタップが徐々に進出する。「早いのでは・・・」そんな僕の危惧も関係無しに後続もタップに続く。そしてタップが4角で先頭に。僕が冒頭の言葉を発したのはこのときである。何故僕がこの言葉を発したかというと、佐藤哲ちゃんは昨年のような感じで乗っていたのだろうが、今年違うことがひとつだけあったからだ。昨年逃げていたのは交わされたらバッタリのローエングリンだったが、今年は実力が数枚上のコスモバルクだったのである。なんといってもJC2着馬、その馬に対して・・・。結局、交わすまでに脚を使ったタップは失速、悲劇はそれだけでなくタップをマークしたゼンノロブロイ(4角で若干の不利もあり)、リンカーンまでが早仕掛けとなってしまった。そしてその後ろにいたスイープトウショウが堂々と抜け出し、後ろで末脚に賭けていたハーツクライが2着に入り、4歳馬のワンツーフィニッシュとなった。大波乱の決着、原因はすべてタップであった。
 展開が嵌ったとはいえ、これだけの男馬をねじ伏せたのだからスイープの勝利は見事である。なんと牝馬の【宝塚記念】制覇は’66年のエイトクラウン以来、39年ぶりの快挙。これで押しも押されもしない名牝の仲間入りである。秋はどの路線に行くのか分からないが、楽しみな1頭だ。ハーツはこの阪神2200mがいちばん合う条件なのかもしれない。ただダービー2着馬の復活は同じ舞台のJCでは面白い存在になるかもしれない。力があるところを見せたのはゼンノロブロイ。休み明けでマイナス8キロはやや作り過ぎの感があったが、惨敗になりそうな展開で3着に踏ん張ったのはさすが昨年の年度代表馬だ。やっぱり古馬ではこの馬がいちばん強いだろう。ただ対ディープインパクトとなると・・・微妙だ。しかしこの戦いを終え、秋へ向けて新しい展望が開けてきた。ゼンノ、タップは勿論だが、スイープにハーツ、リンカーン、それにこの馬らに先着経験のあるアサクサデンエン、スズカマンボ等々。これに3歳馬が絡んだりしたら、【天皇賞・秋】などは楽しみである。
 今日で‘05年の前半が終わった。僕の成績はGⅠが障害も含めて11戦5勝、重賞がGⅠも含めて65戦27勝であった。回収率は93%で万馬券は31本。回収率はあれだけ推奨が外れているのに、正直上出来だと思っている。万馬券は3連単ができての結果でたまたまであり、別に狙っているわけではない。GⅠ、重賞にしても上出来である。ただあくまでも後半戦の目標は回収率100%。気分一新に来週から頑張りたい。
ちなみにここ1ヵ月ずっと回収率は93%である。ということは少しづつ資金が減っているということだ。悲しい。
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恩人の感謝の気持をこめて

2005-06-25 22:32:49 | Weblog
 以前このブログで紹介した、僕が大学時代からお世話になって亡くなった大恩人の「偲ぶ会」が、昨日赤坂プリンスホテルで行われた。その恩人はある国会議員の秘書をしていたのだが、その「偲ぶ会」にはなんと140人の人が集った。集ったのは、国会議員のセンセイ方、秘書仲間(今では国会議員や県会議員になっている方も)、マスコミ関係者、そして学生時代アルバイトをやっていて出来が悪かった僕みたいな弟分たちなどなど。まぁ国会議員や芸能人でこのくらい集まるのは良くある事かもしれないが、(言葉は悪いが)「たかが、秘書である」彼に・・・。僕は以前から人の偉大さは亡くなったときに顕れると思っているが、昨日の「偲ぶ会」はもう亡くなって2ヶ月も経っているのである。これを『人徳』と言わずなんと言うだろう。正直僕自身の中ではまだ亡くなったことを引きずっているところがあるが、「偲ぶ会」の末席に居さして頂いてことで彼の偉大さを再認識し、またそれと同時に知り合いになれた幸せを感じさせてもらった。本当に本当にありがとうございました。そして改めてご冥福をお祈り致します。
 彼と知り合えたから今の自分があり、毎週競馬を楽しむ生活ができている(別に勧められたわけではないが・・・)。というわけで、感謝の気持ち100%を込めて明日の予想といく。
 まずは前半戦最後のGⅠ【宝塚記念】。前日オッズでは15番タップダンスシチーが1.8倍の圧倒的人気で、ファン投票1位のゼンノロブロイは3.6倍の2番人気である。思ったより差がついている感があるが、明日はもう少し差が縮まるだろう。で、僕の本命だが、悩んだ末1番人気15番タップダンスシチー。昨日書いたが、8歳が「BIG TIME」になる!とにかく強さを信じてみる。買いの理由は“強いと思っているから”だ。対抗も“強い”と思っているゼンノロブロイ。馬券的にはこっちから買うのが美味しいのかもしれないが、僕はこの馬のベストレースは【神戸新聞杯】の阪神2000mと思っている。“ならばここでも”と思いたいところだが、昨年のレースを振り返ると、逆に200mの差が大きいのではという気持ちが捨てきれない。他はここまで人気落ちれば買いたい7番コスモバルク。問題は折り合いだけだが、ここ2戦の大敗で(もう岡田総帥も)無理な折り合いをつけることはさせないだろう。ならば実力3番手だ。あとは前に行く馬で昨年2着の1番シルクフェイマス、差す馬で4番ハーツクライをピックアップする。3連単で着順が狂えば万馬券も・・・。
 他のレースでは再び新馬戦から阪神5R1番スーパーペガサス。坂路51.5秒は買い材料。福島5Rのコイウタも51.4秒、間違いなく買える。福島メイン【福島テレビオープン】は1番ウエノマルクンでなんとかんらないだろうか。パンとすれば3番マチカネアカツキ断然なのだが、ボーンキングでも分かるようにどうしても長期の休み明けだと鞍上が気を使ってしまう。だが力はあるので相手筆頭。函館メイン【津軽海峡特別】は13番ブレイクオブドーン。前走の時計は翌日古馬1000万の時計より0.4速かった。とにかくダートで底を見せていない魅力に賭けてみる。
 恩人の出身は兵庫県で、お墓も竜野市ある。阪神競馬場、宝塚も兵庫県。彼に縁がある明日の【宝塚記念】は何とか当てたいものだ。
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8歳がBIG TIME!?

2005-06-24 23:58:52 | Weblog
 今週は仕事中心に飲み会が続き、よせばいいのに深夜帰宅後、サッカーの《世界ユース選手権2005》の対モロッコ戦や《コンフェデレーションカップ》の対ブラジル戦を観ていたので寝不足がピークに。おまけに先週の体調不良もまだ完全に治っていないため体力的には限界に近づいている今日この頃である。若い時はすぐ回復したのに・・・。
そんな情けない僕に比べ、8歳馬という高齢(一般的に)でJRA史上前例のない【宝塚記念】連覇とGⅠ優勝に挑むのがタップダンスシチー。果たしてこの大偉業は達成されるのであろうか。大まかには、通常馬の年齢の4倍が人間の年齢に相当するといわれている(歯の生え変わりや生殖能力などから一概には比較できないらしいが・・)。ということは、タップは現在32歳、(えっ!)人間で言うと“脂の乗りきっている”年齢ではないか(騎手でいうと四位、藤田らが近い)。では競走馬の能力が最も発揮できるピークの年齢は?というと、これまた馬それぞれの個人差があり一概には言えないらしいのだ。現に今年に入って僕が馬券でも大変お世話になったユキノサンロイヤルが8歳で重賞(日経賞)を初制覇をしているし、過去を振り返ってもこのユキノ、タップを含めてJRA重賞優勝(平地)はこれまで12例もある。
では世界的に観たらどうだろうか。まず欧州では‘03年8月、イギリスの10歳牡馬ヤヴァナズベースという馬がドイツのGⅠクレディスイス・プライヴェート・バンキング・ポカルを制覇。そしてアメリカでは第2回JCに来日したあのアメリカ馬ジョンヘンリーがアーリントンミリオン、ターフクラシックのGⅠを9歳で2勝している。
 つまり競走馬において年齢は“走らない”という懸念材料にはならないということである。まして医療や調教技術は日進日歩発展続けている現在、その傾向は尚更であろう。タップの8歳がJRAのキャッチフレーズ『BIG TIME』となる!?
 その【宝塚記念】の予想は明日やるとして、資金稼ぎしたい土曜日のレース予想。まずは新馬戦。阪神5Rの3番ユウカージナル。父タイキブリザードに鞍上金折で実力以上に人気は落ちるが、坂路51.5秒は1勝確勝級だ。同阪神10R【京橋特別】は8番ロックアライブで堅い。阪神替わりも歓迎。函館のメイン【大沼S】は1番ハードクリスタル。前走は久々の分の負け。福島からは10R【田舎館特別】の7番ナイキクラウン。問題は届くか届かないかだが、福島で狙ってこそ美味しい馬だ。メイン【安達太良S】は15番シアトルユー。距離、出来にコメントを見る限り不安があるが、血統的には福島1700mは合うと思うし、昇級戦も相手なりに走るタイプだ。絶好調後藤も勿論“買い”の材料。
 体力の回復の妙薬は競馬の勝利!!!

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腹痛の中で

2005-06-19 21:00:50 | Weblog
 昨日から腹痛が時々僕を襲い、現在格闘中である。そんな中、今日も競馬を一日観ていたのだが、馬券は午前中にまとめ買いしての観戦だった。レース毎の馬券購入では集中力が続かないからだ(まぁそこまでしてやらなくてもという声があるが・・・)。
 このように体調がイマイチなので早速今日の競馬を振り返る。まずは【プロキオンS】。勝ったのは僕が本命馬の相手の一頭に取り上げていた16番ブルーコンコルド。ここ数戦の充実振りは本物で強い勝ち方だった。前々走の敗戦も勝ったのが地方交流戦【北海道スプリントC】を快勝したハリーズコメットだから仕方ないところ。完全本格化、距離は1400mの方が良さそうだった。2着にはサンライズキングだったが、これはうまく流れに乗れたクチだろう。ブルーコンコルドと前々走で0.1差だからこれくらい走っても不思議ではないが、正直僕の評価はあまり高くない馬だった。3、4着のテイエムアクションとサンレンスボーイの2頭も相手としてピックアップしていたが、テイエムの伸び、手応えの割にはバッタリだったサイレンスの走りはちょっと物足らないものであった。そうは言っても本命馬メイショウサライが後方のまま(12着)だったのだから、馬券は全くの問題外。2,3番手が1,2着の残る展開もあっただろうが、それにしても負け過ぎである。原因が何かはわからないが、しいていえば時計が早すぎたのかもしれない。
 福島【バーデンバーデンC】は僕本命のフサイチホクトセイが2着に残り、相手としてピックアップしたシルキーラグーンが勝利、ゴールデンキャストが3着となって馬単、3連単をGETした。それにしてもシルキーラグーンは思ったより強かった。僕はイマイチまだ疑ってかかっていたが、スプリントそれも早い時計の勝負には強いところを魅せた。ただ今回は実績のわりにはハンデが恵まれていたのも確かである(ハンデキャッパーもこの馬の強さを信じていなかった)。2着のホクトセイは直線抜け出したところではアッサリと思ったが、思ったより伸びなかったのはまだ絞れる体だったせいだろう。この馬はもっと良くなるはずだ。ゴールデンはさすが実力馬、57キロも克服した。この馬も早い時計がでる良馬場が良かったのだろう。この中から【スプリンターS】でも活躍できる馬を考えたいところだが、キーンランドスワンが出走した英【ゴールデンジュビリーS】で快勝した香港馬ケープグッドホープ、【安田記念】に3着したサイレントウィットネスが来日することを考えれば、やっぱり足らないだろう。
 珍しく、推奨は5戦3連対であったが、1頭は断然人気のサンデーストリーム(【新・函館市誕生記念】1着)だったので威張れないが、もう1頭は福島最終のダイワスブレスイング(5番人気)だから少しは貢献できただろう。それにしても福島での増沢―北村宏コンビは良く走っている(5戦3勝2着1回)。このコンビは来週からも注目したい。馬では昨日の函館新馬戦を勝ったチアズガディス、【横手特別】で負けはした(2着)が、3歳馬ワイルドワンダーはまだ成長しそう。特にワイルドは、ダートは勿論、BT×SSなら芝でもと思いたくなるようないい脚を使っていた。オープンまで行くかはわからないが、次走は狙いたい。
 来週はいよいよ【宝塚記念】。ゼンノロブロイとタップダンスシチーの一騎打ちムードが漂うが、『2強』のときは得てして伏兵馬が連に絡む事が多い。その馬は一体どの馬だろうか。GⅠ絶好調コンビの豊&アドマイヤグルーヴ、福永&リンカーン、地方の雄・コスモバルク、単騎逃げで天皇賞2着のビッグゴールド、良馬場なら実力馬のシルクフェイマス、末脚は斬れるスイープトウショウ・・・いや上半期の夢舞台なら、奇跡のカムバックを果たしたボーンキングがいちばん絵になると思うのだが・・・。無理かな!?
 あっ、またお腹が・・・。
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グリーンチャンネル

2005-06-18 23:20:37 | Weblog
 安田君が遂にグリーンチャンネルに加入したらしい。『場立ち』や『競馬場の達人』などグリーンチャンネルの番組に何度も出ていたのに、今まで入っていなかったというのは失礼な話。ただグリーンチャンネルに入ると自然に競馬を観る時間増えるのは確かで、安田君も少なからずその被害(グリ-ンチャンネルの人に怒られる!?)に遭うだろう。また本人も書いていたが、加入時が通常なら競馬熱が冷めつつある夏競馬というのも悪循環といっていいだろう。そこで安田君に助言。この際だから、JRAが“土日に熱くなってお金を次から次へと貢いでくれるありがたいお客さんのために作った『即PAT』”に入ってみてはどうだろうか。そして思い切って夏競馬と勝負してみては・・・。ひょっとしたら苦手と思っていた夏競馬が大得意になるかも・・・。えっ、僕? 『即PAT』には入っていない。というのもこれ以上、見境なく競馬にお金をつぎこんだら、グリーンチャンネルまでも解約しなくてはならないので・・・。
 今日の競馬は午前中だけ、チャリで中山まで行って競馬を楽しみ、午後からは自宅で安田君同様グリーンチャンネルにて観戦。馬券はほとんど中山で買っていたのだが、内容は傾向がわかるまでは抑え気味に買い、次第に福島の芝はいつもと同じく内有利などの傾向が見えてきたので、帰宅後幾つかのレースで買い足し馬券を購入した。結果、どうにか負けずには済んだが、中には推奨馬券に他の馬券をも買い足したらそれが的中してしまったレースもあった。こんな事は書かなければ、ばれないのだろうが、とりあえず僕の予想を少しでも参考にしている人がいたら申し訳ないので一応ここでお詫び申し上げます。どうもすいませんでした。
 ではその若干傾向のわかった明日の競馬予想といく。まずは唯一の重賞、阪神11R【プロキオンS】。前残りだけが心配だが、前走の末脚が凄かった4番メイショウサライを狙う。前走の時計はここでも上位人気となる13番テイエムアクションの前走と6ハロンがほぼ同じ。1ハロン距離が長いのにこの時計は威張っていいはずで人気を考えたら・・・。対抗はこのテイエム、そして16番ブルーコンコルド、そして阪神はメチャクチャ走る2番サイレンスボーイ。逃げ馬と追い込み馬の組み合わせは3連単なら高配当だ。福島11R【バーデンバーデンC】は15番フサイチホクトセイ本命。まだ1200mで底を見せていない馬、前走は10ヶ月休み明けをプラス10キロで快勝。クラスは上がるが、元々【朝日FS】で5着のある馬で、素質は間違いなくオープン級だ。相手はここなら格上の5番ゴールデンキャスト、10番ロードダルメシアン、そして力付けた12番シルキーラグーン。
 他のレースでは函館11R【新・函館市誕生記念】は7番サンデーストリーム。前走はダートで調教替わりと思っていたが、そこで2着はやっぱり強い。函館2000m芝は黙ってSS産駒。3頭の比較では母父の相性で同馬がいちばんだ。福島12Rは1番ダイワブレスイングで穴狙い。今日絶好調の増沢、北村宏コンビに1800mの1枠。函館12R【基坂特別】は9番マイネルオクテット。バクシンオー産駒ほどではないが、バブルガムフェロー産駒も隠れた福島1200m巧者。人気になる前に買ってみたい。
 今週はイチローがメジャー1000本安打、野茂が日米200勝を達成した。時事馬券として背番号の1-1、5-1(1-5)は抑えておこう。そういえば、プロ野球交流戦でロッテ優勝の立役者となったサブマリン渡辺。【プロキオンS】の1番マルカキセキの鞍上も渡辺で、この馬はダブルの時事馬券馬だ。尚、明日は朝からグリーンチャンネルだ。
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新旧種牡馬

2005-06-17 22:29:57 | Weblog
 今週からいよいよ夏競馬が開幕する。そして同時に2歳馬戦が始まる。ひと足先に始まった地方競馬では、すでに新種牡馬として、札幌競馬でブラックホーク(父Nureyev)産駒が、荒尾競馬でブラックタキシード(父SS)産駒が勝利を挙げている。中央でも函館、福島、阪神の各地でアグネスタキオン(先日出走したボーンキングと同期)産駒のタキオンバッハ(伊藤圭厩舎)、ナムラバンダム(田村厩舎)が出番を待ち、メイショウドトウ産駒のローランレビュー(畠山吉厩舎)、シゲルフドウカブ(田中章厩舎)、アドマイヤボス産駒のアリババシチー(田中章厩舎)、テイエムオペラオー産駒のオアシシシチー(萱野厩舎)がで出走する予定だ。新馬戦を観るにあたっては、このような新種牡馬の現役時を知っているだけに産駒がどれだけ走るかを見極めることが馬券抜きでも楽しい。そんな中、僕が新種牡馬で最も期待している馬がいる。それはステイゴールドだ。ご存知“善戦マン”の同馬は6戦目の勝ちあがりで、初重賞制覇が6歳(旧5歳)時の【目黒記念】、初GⅠ勝ちが7歳時の【香港ヴァース】と決して早熟タイプではなかったが、妹レクレドールは3戦目の勝利だし、妹プリンセスゴールドは新馬勝ちなので新馬戦においても悲観する血統ではないだろう。ただ一方では、SS産駒の新種牡馬は初年度より2年目からの方が活躍する傾向がある(アドマイアヤベガだけ例外)ので、その点は心配である。そのステイゴールド産駒のオルレアンシチー(加賀厩舎)、コスモプラチナ(宮徹厩舎)が明日、ワイルドバニヤン(畠山吉厩舎)が2日目に出走予定。果たして父似か、叔母さん似か、注目したい。
 新種牡馬の次は大種牡馬の話。世界各国で多くの名馬を輩出したLyphardが死亡した。享年36歳の大往生である。同馬の主な産駒にはダンシングブレーヴ(凱旋門賞)、マニラ(ブリターズCターフ)、ツインクルブライド(桜花賞2着)、セイントリファール(中京記念2着)がおり、同馬産駒種牡馬にはメジロラモーヌとシリウスシンボリを輩出したモガミ、キングヘイローとキョウエイマーチを輩出した(前述の)ダンシングブレーヴがいる。そしてこのダンシングブレーヴ産駒からはホワイトマズル、コマンダーインチーフ、キングヘイローが種牡馬として活躍。また母父としてもバブルガムフェロー(父SS)を輩出した。それに今年2冠馬となったディープインパクトの母父AlzaoもLyphard産駒である。
そのLyphardが死んだ事は残念だが、このように父系、母系問わず現在もなお活躍馬を輩出する同馬系。これからも世界サラブレッド血統史にその存在を示し続けることは間違いないだろう。ちなみに、同世代にはHalo(SSの父)、Roberto(BTの父)がおり、36歳というのはなんと武豊と同じ年の生まれである。
では明日の予想。はっきり言って馬場がわからないので自信はない。まぁそんな予想なので軽く読み流してほしい。まずは福島11R【さくらんぼ特別】は2番マルブツスピーディ本命。とにかく福島1200芝はバクシンオー産駒。荒れた馬場になっていたら心配だが、4角先頭の前走は強いレースであった。同4R障害では5番ヨシリマーカブル。ティンバーカントリー産駒は福島の障害が合う。落馬明けだが、元々飛越は上手い馬で、鞍上が浜野谷に戻れば狙い撃ちだ。同7Rは1番フサイチギャロップ。人気だが血統もいいし、何といっても開催替わりの福島1800芝は1枠が狙い(馬場が悪くなければだが・・・)。函館11R【TVh杯】は7番フィーユドゥレーヴでなんとかならないか? 函館1200芝にはぴったりのSS×リアルシャダイ。函館は2戦2勝だし、1000万条件なら好勝負になるはず。阪神10R【出石特別】は人気でも8番パレスエース。前走が1年5ヶ月ぶり、プラス38キロでの勝利は「強い」のひと言。心配は2走ボケだが、1ヵ月も日を空ければその心配はないだろう。
新馬戦を推奨にしようかと思ったが、傾向がわからない緒戦はやっぱり「見」ということにした。もし推奨するなら、函館は坂路を51秒台で走った1番チアズガディス、福島は52.4秒で走っている7番マイネルファッシノ、阪神は僕と同じようにステイゴールド産駒に魅力を感じているという「マイネル軍団」岡田総帥がいきなり使ってきた9番コスモプラチナ。推奨にしていないこっちばかりが的中したりして・・・。



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言い訳なし

2005-06-12 22:07:01 | Weblog
 春競馬最終日は収支以上に完敗だった。
 今日の競馬を振り返る。まずは【エプソムC】。勝ったのは今年重賞初勝利となった藤沢和厩舎のスズノマーチ。レースは2番手で競馬をしていたグランリーオが満を持して抜け出したところを、もっと満を持して追い出したスズノがグランを交わしてゴール。3着には石崎隆に乗り替わったダイワレイダースが入った。3週連続同騎手、同馬主による重賞制覇をねらった断然1番人気のサイレントディールは落鉄があり4着。5着にはなんと3年1ヵ月ぶりの実戦となったボーンキングが入った。僕が本命視していたカンファーベストはサイレントをマークしてレースを進めていたが、坂でパッタリ止まってしまった。原因はよく分からないが、ひょっとしたら外々を回され距離ロスしたのが最後のバテに繋がったのかもしれない。とにかく解せない敗戦ではある。尚、4週連続重賞制覇を狙った佐々木昌厩舎のタカラシャーディーは9着だった。1着となったスズカはデビュー4戦目の【弥生賞】でエイシンチャンプの2着になったが、【皐月賞】9着、【ダービー】17着と惨敗。その後昨年の【オリオンS】で快勝してオープン入り。そして今日がオープン入りして重賞2戦目であった。多少枠、馬場に恵まれた点はあったが、ゼンノロブロイの陰に隠れた同期生がようやく本格化としたと言っていいだろう。ただまだGⅠでは荷が重そうではある。僕はこのレース、タテ目でスズノ&ダイワの馬単馬券を持っていてクビ差で外してしまった。馬券的には「惜しい」も、2着のグランを全くのお客さんと思っていたので完璧な負けであったことには間違いない。
【ファルコンS】は13番人気カズサラインが中団から徐々に進出し、外から差しきり大穴を明けた。2着には唯一の重賞馬フェリシアが内を突いて入り、3着には1番人気シンボリグランが入った。僕が狙ったコパノフウジンは風水の力及ばず16着に敗れたが、早め早めの競馬が裏目に出たようだった。珍しく佐藤哲ちゃんが4コーナーで内に行くか、外に出すか迷って中途半端なコース取りとなったのも敗因のひとつかもしれないが、最後は全く追っていなかったところを見ると故障したのかも・・・。コパノの相手として狙ったシンボリが3着、ヒカルバローロが4着、サイボーグが11着だったのだからこのレースも言い訳すらない。毎年そうであるがこの時期の中京は馬場がすべてで本当にやりにくい。今日もそんなレースであった。
 結果的には負けで終わった春競馬最終日だったが、唯一ボーンキングの好走には感動した。一応使うからには70%ぐらいは仕上がっていてほしいと穴馬として狙ってみたが、正直「厳しい」と思っていた。それが終いいい脚を使って5着は本当に感動ものである。関係者の努力に感服だ。同時にこれからの競馬が楽しみとなったが、残念ながら賞金の関係で使いたいレースに使えないこともあるだろう。しかし故障を克服した強い気持で頑張ってもらいたい。そして是非同期であるアグネスタキオン、ジャングルポケット、マンハッタンカフェの子供と対決してものだ。
 来週からはいよいよ夏競馬。阪神、福島、函館が開幕、2歳馬もデビューする。SSのラストクロップとなる2歳馬の動向には注目だ!!
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東京ラストデー

2005-06-11 23:50:30 | Weblog
 やっぱり2週連続で美味しい馬券は落ちてなかった。前期最後の府中は全く展開が読めず敗戦と終わった。安田君も途中までは僕同様だったが、メインで先週に続き万券GET。共倒れだけは免れた。ただ調子が悪かったのは僕だけではなかった。大変珍しいことだが、豊が連対なし、善臣はアンカツに進路妨害され故障、そしてそのアンカツは騎乗停止となった。名手が揃いに揃って・・・明日はどうなるのだろう?
 その明日の予想。まずは東京の最後を飾る【エプソムC】。今朝までは13番サイレントディールで仕方ないと思っていたが、単勝オッズ2.0倍は人気になりすぎ。前走強かったといっても破った相手はチアズメッセージで、過信してはならない気がする。ならば実力がありながら9.2倍は美味しい15番カンファーベストの方が馬券的にも面白い。相手は勿論サイレントだが、後は今年まだ重賞勝ちのない藤沢厩舎の1番スズノマーチ、そして穴には3年1ヵ月休み明けの16番ボーンキング。パンとすれば力上位の同馬、買えるのはずっと先かもしれないがひょっとしたら・・・ぐらいの気持で買いたい。中京メイン【中スポ賞ファルコンS】は風水を信じ、Dr.コパの14番コバノフウジンを本命とする。相手は荒れ馬場もってこいの5番ヒカルバローロ、ウイニングチケットの下9番サイボーグ、そして鞍上に藤田を迎えた16番シンボリグラン。
 他のレースでは前走勝ちっぷりが鮮やかだった4R4番ピサノヨシツネ、鞍上強化で末脚確かな4番セイシュンジダイ、そして大穴で中京9R10番ロードアンセム。先物買いではあるが、未勝利の勝ち方には味があった。中京2000mはSS産駒が相性もいい。
 東京最終日、揃いも揃って今日が厄日だった名手3人を狙い打ちするのもいい手だと思っている。まぁとにかくいい締めにしたいものだ。
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サッカー馬券は中京!?

2005-06-10 21:58:04 | Weblog
 世界でいちばん早くジーコジャパンのドイツW杯出場が決定した。中田、俊輔、三都主の出場停止に小野、高原のケガがあった中での北朝鮮戦の勝利は見事だった。実際僕はひょっとしたら負けるのではないかという危惧を持っていたが、引き分けでなく勝って出場を決めるというのはやっぱり力がある証拠だろう。予選を振り返っても、シンガポール戦での藤田の決勝ゴールや決勝リーグ緒戦・北朝鮮戦のロスタイムでの大黒のゴール、そしてバーレーン戦のオンゴールがなければ今回の出場はなかったのだが、そのようなシンドイ試合にきっちり勝利している(昔の日本はよくこんな試合で勝ちを逃がしていた)のだから、文句のない出場である。そうは言っても北朝鮮戦でも選手の中にはプレーにケチをつけたい選手もいた。しかし来年のドイツまで楽しみを残してくれた選手たちなので、今のところは「おめでとう」と言っておく。ちなみに北朝鮮戦のゴールは柳沢(13番)、大黒(31番)である。今週は1-3、3-1か・・・。
 ジーコジャパンがドイツを決めた日に大井では【東京ダービー】が行なわれ、3冠を狙うシーチャリオットがディープインパクト、カネヒキリ以上の人気(1.0倍、支持率80,8%)で出走し、文句なしの勝利で2冠を達成した。道中は狭い馬群に入り砂を被り続けて、一瞬「危ない」と思ったが直線抜けるとあとは独走、その走りはジーコジャパン同様見事な勝利だった。チャリオットの次走は7月13日の【ジャパンダートダービー】らしいが、そこにはJRAダートの怪物・カネヒキリも出走を予定している(ドンクール、ブランドキムも出走予定)ので、その激突はとても楽しみである。このチャリオット、唯一の敗戦は昨年末の【全日本2歳優駿】。前述のブランドキムに負けたものだった。その比較からそのブランドキムを一蹴したカネヒキリには勝負にならないかもしれない。しかしチャリオット自身、【全日本2歳優駿】時472キロだった馬体重が今回はなんと502キロ。そう、6ヶ月ちょっとで30キロも成長しているのである。その成長力に期待しても十分おもしろいと思うのだ。またカネヒキリの種牡馬フジキセキ産駒はマイル前後で活躍する馬が多く、2000mは・・・と疑いたくもなる。とにかく待ち遠しい対戦だ。尚、この戦い、日本の馬主王(金子氏)VS.世界の馬主王(ドバイ・モハメド殿下)という見方もできる。
 明日は2週続けて府中である。残念ながら入梅して天気はイマイチのようだが、東京がラストウィークとなるし、先週のバカツキを信じて安田君との出撃だ。では明日の予想。まずは出撃する東京5R。11番アイアイボタンでどうか。前走は牡馬相手に好走、牝馬相手なら・・・。再輸送で連闘の意欲を買って6R9番リバーキセキは狙うべきの馬。前走は勝ち馬(マチカネキララ)が強すぎで、出遅れての2着は価値十分。9R【東京ハイジャンプ】は本来なら4番メジロロンザンが狙い目だが、重馬場では少し狙いを下げざるをえない。替わって本命は6番ネオマエストラ。平場戻りで前走は人気がなかったが、勝ち方には余裕があった。破った相手も中山GJ2着のチアズシャイニングだからマグレとは言えないだろう。その力がまだ信じられてない今回は狙い目である。中京からは9R【インディアトロフィー】。重馬場と左回りで3番セフティーステージの穴狙いといく。11R【タイランドカップ】は再度穴種牡馬テンビー産駒12番カネツテンビーを狙う。前走は出遅れて脚を使って惨敗、人気も落ちるし、中京自体も、内馬場があれた馬場も合うので面白い存在だ。
 ジーコジャパンがドイツ行きを決めた国が「タイランド」。そう中京のメインのレース名とダブる。ということは、1-3、3-1、馬番13番はここで狙うべきかもしれない。チリエージェ、ポジションワン、ドローアウター、ありそうである。
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サイレントウイットネスは名馬だ!

2005-06-05 23:11:10 | Weblog
 GⅠ3連勝である。まぁ【オークス】【ダービー】が堅い決着だったから、気分的には今日の【安田記念】的中の方が嬉しい。ただ全く自身がなかったので、実際のところ自分自身が驚いている。
 その【安田記念】を振り返る。レースが終わり、僕が一番感じたことは「サイレントウイッットネスはやっぱり強い」である。レースはローエングリンの逃げで始まり、その後にサイレント、オレハマッテルゼ、ユートピア、ダイワメジャーが続く。早くも4コーナーではローエンの手応えが怪しくなり、直線に入ってサイレントがハナに立つ。そこに安田君本命のバランスオブゲームが襲いかかる。一瞬、“バランスの夢が叶う”と思ったが、そこは世界的名馬、バテるどころか再度伸びてくる。逆に仕掛けが早すぎたのか、バランスの方が下がってしまった(勝春のあせりか?)。そして次にサイレントに襲いかかったのが、アサクサデンエンとスイープトウショウ。僕はアサクサが本命だったのでずっと目で追いかけていたが、直線でも藤田がズッと追うのを我慢している。そしてこのタイミングしかないというところで追い出す。完璧だ! あとはサイレント、スイープとの叩き合い。ゴール!!! 結果アサクサ1着、スイープ2着、サイレント3着となった。僕が狙った馬単、3連単はカンパニー(5着)、アドマイヤマックス(12着)、ダイワメジャー(8着)が相手だったので全く問題外だったが、ゾロ目の回のときは牝馬が連絡みするという理由で馬連だけは押さえていた(サイレントも押さえていた)。そして幸いなことにオッズが割れていたので万馬券をGETとなった。予想以上の結果に僕自身大喜びだったが、サイレントが先行馬を潰してくれなかったら、この馬券はなかっただろう。“サイレント様々”である。前回の【香港チャンピオンズマイル】のときにもこのブログで「負けて尚強し」と書いたが、今日の強さにはさすがに驚いた。それも馬体重がマイナス20キロと体調イマイチの中での3着はやはり世界的名馬である。秋には【スプリンターS】に参戦するというが、このまま日本にいて距離融通を図ったら、【秋天】も勝てそうな馬である(日本に来てくれてよかった)。2着スイープトウショウはダンスインザムードとの比較からもここまで人気の差はない実力の持ち主(【オークス】、【秋華賞】では先着)で、これだけ走ってもなんら不思議ではない馬だ。勿論馬が大人になっていたこともあるが、テレグノシス、ハットトリック、ブリッシュラックらの追い込み馬に比べ、位置取り、仕掛けと池添の好騎乗だった。逆にテレグノシス、ハット、ブリッシュは位置取りの差がすべて。特にブリッシュはもう少し仕掛けが早かったら、上位争いに加わっていただろう(それからもう少し雨が降っていたら・・・)。スイープに比べ、ダンスインザムードは子供のままである。不利を受けたとはいえ、あの気性が治らないと苦しい。ダイワメジャーはどうしたのだろうか。サイレントの迫力にまけたのか、鞍上が原因なのか・・・。アドマイヤマックスはいつもより前での競馬で位置取りとしては良かったと思うのだが、直線は見せ場すらなかった。原因はわからない。 勝ったアサクサの馬主(田原源一郎)、調教師(河野)はなんとGⅠ初勝利。藤田は’02年【宝塚記念】のダンツフレーム以来だという。騎手だと豊、福永、アンカツ、馬主だと金子さん、アドマイヤの近藤さん、調教師だと藤沢和師、佐々木昌師、池江師などを見ているとG1を勝つのは簡単に思えるが、やはりそうではないのが現実。それも6歳馬での勝利なら、その喜びはひとしおだろう。関係者の方々には馬券の感謝と共に「おめでとうございます」と言いたい。
 来週はラスト東京ウイークである。今週は万馬券6本の大爆発だったので、その勢いでなんとか・・・。まぁそう上手い事が続かないのが相場、いやギャンブルではあるが・・・
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