人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

天皇賞はテーオーロイヤル

2024-04-28 18:12:46 | 競馬回顧

 まずはゴルフ。国内女子ツアー《パナソニックオープンレディース》最終日。天本ハルカがプロ7年目でツアー初優勝を飾った。天本は1998年生まれの“黄金世代”で、3月《アクサレディス》の臼井麗香に次ぐ、全世代で最多15人目のツアー優勝者になった。優勝スコアは、浜野GC開催となった2019年大会で勝みなみが出した12アンダーを更新する大会コースレコード。17アンダーの2位に、この日のベストスコア「65」で回った蛭田みな美、首位から出た尾関彩美悠、今季1勝の岩井千怜が並んだ。史上初の「ツアー初優勝から3週連続V」に挑んだ竹田麗央は14位から出てベストスコアタイ「65」で回り、16アンダー5位。前年大会優勝の穴井詩は10アンダー24位だった。後半は天本包囲網的な試合だったが、よくぞ我慢した。尾関は一歩届かず。次を期待したい。

 米国女子ツアー《JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ》3日目。上位の停滞が混戦を招き、通算7アンダーの首位に前年覇者のハンナ・グリーン(オーストラリア)、4打差リードの首位から「76」と崩れたグレース・キム(オーストラリア)の2人が並んだ。 通算6アンダーの3位に、コースレコードを1打更新する「63」をマークしたルーキーのイム・ジンヒ(韓国)、マジャ・スターク(スウェーデン)、エスター・ヘンゼライト(ドイツ)の3人が続いた。カットライン上の61位で予選通過した畑岡奈紗は1イーグル7バーディ、2ボギーの「64」で回り、通算7アンダーの6位に急浮上。スタート時に14打あった首位との差を2打に詰め、逆転優勝を圏内にとらえて最終日に入る。45位スタートの古江彩佳も7バーディ、3ボギーの「67」と伸ばし、通算3アンダーの10位にジャンプアップ。日本勢最高位の31位で予選通過した西郷真央は2バーディ、1ボギーの「70」とし、通算1アンダーの21位。古江と同組でプレーした渋野日向子は45位から4ボギー、1ダブルボギーの「77」と崩れ、通算7オーバーの77位に後退した。昨日の時点で“優勝は無理”と書いたが、十分チャンスがある状況になった。畑岡にとって当地は、2022年開催の《DIOインプラントLAオープン》で優勝した好相性のコースだけに、逆転が可能かもしれない。期待する!

 国内&欧州男子ツアー共催《ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!》 最終日。桂川有人が欧州ツアー(DPワールドツアー)で日本勢6人目の優勝を達成した。日本ツアー単独開催だった2022年大会以来の大会2勝目ともなった。首位と3打差から出て、ボギーなし7バーディ「63」をマーク。特にサンデーバックナインは終盤14番から3連続など5バーディを奪うラッシュを見せ、通算17アンダーと抜け出した。日本勢の欧州ツアー制覇は今年3月《ヒーローインディアンオープン》を制した中島啓太以来で、他に青木功、松山英樹、久常涼、星野陸也が達成している。14アンダーの3打差2位はセバスティアン・セーデルベリ(スウェーデン)。日本勢は桂川に加えて3位の木下稜介、7位の川村昌弘、杉浦悠太と4人がトップ10入り。前述の中島啓太は、10アンダー11位に終わった。桂川は終わってみれば快勝だった。昨年はアメリカの下部ツアーでプレーしていた桂川にはこの優勝をきっかけにまた世界へ挑戦してほしい!

 

今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【第169回天皇賞・春】は、菱田裕二騎乗の1番人気テーオーロイヤル(牡6歳・岡田稲男厩舎)が好位追走から直線で楽々と抜け出し後続に2馬身差をつけて圧勝。【ダイヤモンドS】、【阪神大賞典】に続く重賞3連勝で春の盾を奪取し、長距離界の〝帝王〟の座に輝いた。デビュー13年目の菱田裕二は30度目の挑戦で待望のJRA・GⅠ初制覇。タイムは3分14秒2。2馬身差の2着にはブローザホーン(5番人気)、さらに半馬身遅れた3着にディープボンド(6番人気)が入り、2番人気のドゥレッツァは15着に敗れた。
 勝ったテーオーロイヤルは強かった。正直レース前の発汗を見て厳しいかと思っていたが、全く問題なかった。鞍上の菱田も本当に良かった。岡田調教師ともに苦労人が実を結ぶのは観ていて嬉しい。大天晴れ!2着ブローザホーンは終いいい脚で追い上げてきた。もう少し前の位置を取っていたら、もっと際どかったかもしれない。菅原はそのうち大仕事するだろう。3着ディープボンドの走りには本当に頭が下がる。まだまだやれる馬だ。4着は僕がテーオーロイヤル、ドゥレッツァの次に面白いと思っていたスマートファントム。内が開いて直線いい脚で伸びてきた。初めてのオープンで、差のない4着。この馬強くなりそう。5着ワープスピードは年々いいステイヤーになってきている。このところずっと掲示板、立派な成績だ。7着タスティエーラはモレイラもってしてもこの結果。距離が長いのだろう。15着ドゥレッツァはどうしたのだろう。あんな馬ではないはず。ただ長距離の手腕はルメールと戸崎では差がある。特に関西圏の馬場では…。

 テーオーロイヤルは、父リオンディーズ、母メイショウオウヒ(母父マンハッタンカフェ)という血統。北海道浦河町・三嶋牧場の生産馬で、馬主は小笹公也氏。通算成績は18戦8勝。重賞は2022・24年【ダイヤモンドS】、今年の【阪神大賞典】に次いで4勝目。岡田稲男調教師、菱田裕二ともにJRA・GIは初勝利となった。

 

 今日の一口馬。テキサスフィズが…新潟10R【邁進特別】(1000m芝)に亀田温心騎乗で出走し、16番人気12着だった。騎乗した亀田温心は「後出しでコースへ入って返し馬をゆったり行いましたが、気難しさは見せなかったですし、ゲート裏でもまずまず落ち着いていました。ゲートは少し躓き気味に出てしまいましたが、まずまず流れに乗ることが出来ましたし、揉まれない位置なら突っ張って止めることはありませんでした。ただ、目一杯力を出しているかと言うと、少し加減しているように思いますし、前進気勢があればもう少しやれていたように思います。前捌きに硬さはありますが、砂を被らない芝の方が良いかもしれません」とのこと。3番枠だったので好走は無理だと覚悟していたので、この結果は仕方ない。ただこれが何かのきっかけになってくれれば…。

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ペプチドナイルが強かった!

2024-02-18 18:18:41 | 競馬回顧

まずはゴルフ。米国男子ツアー《ザ・ジェネシス招待》3日目。初日から首位を走るパトリック・カントレーが3バーディ、2ボギーの「70」で回り、通算14アンダーの単独トップで最終日を迎える。世界ランキング7位の31歳はツアーで最後に優勝したのは2022年《BMW選手権》。ツアー9勝目をかけて3度目の完全優勝を目指す。 通算12アンダー2位にザンダー・シャフェレ、ウィル・ザラトリスが並んだ。通算11アンダー4位にルーク・リスト。通算10アンダー5位にジェイソン・デイ(オーストラリア)、ハリス・イングリッシュが続いた。5アンダー9位から出た松山英樹は4バーディ、1ボギーの「68」でプレーし、通算8アンダー7位に浮上。最終日はトップと6打差からスタートする。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが通算5アンダー20位。同ランク2位ロリー・マキロイ(北アイルランド)は通算4アンダー27位で最終日に入る。首位とはちょっと差があるが、松山にはベスト5を目指して頑張ってほしい。

 欧州女子ツアー《アラムコ・サウジ・レディス・インターナショナル》第3ラウンド。笹生優花は6バーディ、1ボギーの「67」で回り、通算5アンダー7位タイで最終日を迎える。勝みなみは通算2アンダー21位タイ、古江彩佳は通算イーブンパー30位タイ、西郷真央、西村優菜は通算1オーバー40位タイで3日目を終えた。パティ・タバタナキット(タイ)が通算11アンダー単独首位に立っている。笹生は首位と6打差、少し厳しいが、爆発力のある笹生ならひょっとしたらひょっとする。

 今日の重賞を振り返る。東京11Rで行われた【第41回フェブラリーS】は、藤岡佑介騎乗のペプチドナイル(牡6歳・武英智厩舎)が好位追走から直線で力強く伸び優勝。11番人気で単勝オッズ38倍の低評価を覆しGI初制覇を果たした。藤岡佑は、2018年【NHKマイルC】(ケイアイノーテック)以来、約5年9カ月ぶりのJRA・GI制覇。タイムは1分35秒7。1馬身1/4差の2着には初ダートのガイアフォース(5番人気)、さらにクビ差遅れた3着に武豊騎乗のセキフウ(13番人気)が入り、3連単153万超の波乱となった。なお、1番人気のオメガギネスは馬群に沈み14着に敗れた。
 勝ったペプチドナイルはあの厳しいペースで追走して早めに先頭に立っての勝利で、正直こんなに強いのかと感心してしまった。こんなに強いのであれば、また大きな舞台で好勝負ができそう。6歳馬であるがまた1頭大物になりそうな馬が出現した。2着ダイアフォースは5歳にして新たな一面が出た。キックバックにも辛抱できたし、終いはいい脚を見せた。今回は勝ち馬が強すぎたが、2着争いを制して、賞金を加算できたのは今後のことを考えると良かった。選択肢が増えた。3着セキフウはいつ走るかわからない馬だが、今日はこの馬のレースに徹して良い伸び脚を見せた。4着タガノビューティーはベストの舞台のGIでよく走っている。上手くインから良いところに抜けたのだが…運がなかった。5着キングズソードも終い良い脚を使った。初の1600mでこのレースができたことは今後に繋がる。

ペプチドナイルは、父キングカメハメハ、母クイーンオリーブ(母父マンハッタンカフェ)という血統。北海道浦河町・杵臼牧場の生産馬で、馬主は沼川一彦氏。通算成績は20戦8勝。重賞は初勝利。武英智調教師はJRA・GI初勝利、藤岡佑介は【フェブラリーS】初勝利となった。

一方、小倉11Rで行われた【第58回小倉大賞典】は、杉原誠人騎乗の3番人気エピファニー(牡5歳・宮田敬介厩舎)が道中は中団で脚をためると、直線で外から鋭く差し切りV。前走の【中山金杯】で1番人気に支持された期待馬が、待望の重賞初制覇を果たした。タイムは1分45秒1。1馬身差の2着には後方から追い込んだロングラン(4番人気)が続き、さらに半馬身差の3着には今村聖奈との再コンビ結成で果敢に大逃げを打ったセルバーグ(10番人気)が粘り込んだ。なお、ホウオウアマゾン(8番人気)が、スタート直後に騎手が落馬し競走中止となっている。
 勝ったエピファニーは杉原の好騎乗。ルメールが乗っても取りこぼしが多かった馬を上手く勝利に導いた。元々素質の高さは評判だった馬でこれからが楽しみになった。2着ロングランは力を出し切って勝ってもが、1頭強い馬がいた。運がなかっただけ。見せ場を作ったのが3着セルバーグ。今村の思い切った騎乗で“あわや”のレースだった。今村もようやく復活の兆しが見えてきた。
 エピファニーは、父エピファネイア、母ルールブリタニア(母父ディープインパクト)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は14戦6勝。重賞初制覇。宮田敬介調教師、杉原誠人ともに【小倉大賞典】は初勝利となった。

 今日の一口馬は2頭。まずはウインアラジンが小倉 6R【4歳上1勝クラス】(2400mダート)に出走し7着。騎乗した菊沢によると「道中はハミを取ったり取らなかったり、集中力が散漫なところがありますが、背中が良く、力もある馬ですね。これまでのVTRを見て、外を回す形だと集中力が途切れそうな印象があったので、今日は馬ごみの中でなるべく集中して運ぶ進め方を選択しました。道中はずっと促しながらの追走で、速い脚がないこともあり2周目の3コーナーで位置を下げてしまったのはもったいなかったですが、その後は盛り返していましたし、内容は悪くなかったと思います。たしかに難しい馬ではありますが、メンバーや展開ひとつで通用する力はあると思います。今日はレースでビッシリと動かしておきましたし、このレースをきっかけに自信を取り戻してくれるといいですね」とのこと。正直これで引退も覚悟していたが、菊沢がこれだけ動かない馬を1周半よく動かしてくれた。久々にまともな走りでとりあえず、次がありそう。次も菊沢で少しずつ前進してほしい。ホワイトターフは東京6R【4歳上1勝クラス】(1800m芝)に永野猛蔵騎乗で出走し11着。騎乗した永野は「先生からは『行けるようなら前に行くように』との指示を受けていましたが、スタートで少し出負けしてしまったのであの位置から運びました。短い距離を使っていたので掛かることも想定していましたが、折り合いはスムーズでしたよ。直線は進路を外まで切り替えなければならなかったので今日はあそこまでが精一杯だったものの、真っ直ぐ走らせられればもう少し差は詰まっていたはずです。東京のような切れ味勝負のコースは良くなさそうですが、今日もそこまで差があったわけではないですし、小回りコースなら2000mくらいでも対応できると思います」とのこと。直線で進路をふさがれたが、まぁ悪いレースではなかった。次頑張ってほしい!

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柴田善の記録に花添えた!?

2024-02-04 17:56:03 | 競馬回顧

“史上最強”と言われていたチームが、まさかのベスト8敗退となった。昨夜行われた《アジアカップ》準々決勝。日本代表はイラン代表と対戦。28分に守田英正のゴールで先制したものの、55分に同点弾を献上。後半アディショナルタイムに板倉滉が与えたPKを決められ、1-2で敗れた。采配、決定力不足、球際の弱さなど敗因はいろいろあるだろうが、僕が思うに気持ちの持ち方が一番の問題ではないかと思った。イラク戦後そうだったが、イラン戦も負けた直後、悔しさを見せる選手が少なかった。今大会に対しての気持ちがどうも少なかったように思う。イランのエースであるセルダル・アズムンは試合後男泣きしていた。韓国代表の主将ソン・フンミンもラウンド16に勝った時に涙を見せていた。悔しさを見せることがすべてではないが、応援している身としてとても寂しい思いがした。残念!

《カーリング日本選手権》最終日。男子の決勝、コンサドーレが8―3で2連覇中のSC軽井沢クラブを下し、3年ぶり4度目の優勝を果たした。1点ビハインドの第3エンドに有利な後攻で2点を奪い逆転すると、続く先攻の第4エンドに3点、第5エンドに1点を連続スチールし、リードを広げた。コンサドーレは2018年に発足した。19年から《日本選手権》3連覇後に、司令塔の松村雄太(TM軽井沢)ら3人が退団。創部メンバーの阿部晋也、清水徹郎を中心に一からチームを作り上げ、大学生の大内遥斗、敦賀爽太、そして98年《長野五輪》代表でスキップを務め、《日本選手権》を計9度制した敦賀信人コーチとともに頂点に返り咲いた。天晴れ!

 一方、女子決勝はSC軽井沢クが北海道銀行を5-4で下し、初優勝を飾った。《世界選手権》の代表に決定し、26年《ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪》の代表候補となった。試合はきっ抗した展開となった。北海道銀行が第4エンドに2点を奪うと、第5エンドに不利な先攻で1点をスチールし主導権を握ったが、SC軽井沢クは第6エンドに2点を奪って、3-3の同点に追いついた。3-4で迎えた最終エンドに優位な展開を作って、スキップの上野美優(22)が最終投でドローを決めて2点を奪い、逆転した。五輪2大会連続メダルの女王ロコ・ソラーレが2次リーグで敗退する大会で、新たな時代の常勝チームへ名乗りをあげた。若い選手が続々出てきて、チームの力も接近。全体的なレベルも上がっていくのではないか。SC軽井沢の《世界選手権》が楽しみだ。

 続いてゴルフ。米国男子《AT&Tベブルビーチプロアマ》3日目。23位から出たウィンダム・クラークが2イーグル9バーディ、1ボギーの「60」をマーク。自己ベストスコアで通算17アンダーの単独首位に浮上し、昨年6《全米オープン》以来となるタイトル獲得に前進した。「60」は2016年にカン・スン(韓国)がモントレーペニンシュラCCでマークした18ホールの大会最少ストロークに並び、ペブルビーチGLの大会ベストスコアを2打更新した。通算16アンダーの2位にルドビグ・アバーグ(スウェーデン)。通算15アンダーの3位に2週連続優勝がかかるマチュー・パボン(フランス)。通算14アンダーの4位にともにツアー未勝利のトーマス・デトリー(ベルギー)とマーク・ハバードが続く。世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーは、2022年覇者のトム・ホジー、ジェイソン・デイ(オーストラリア)、ジャスティン・トーマスと同じ通算13アンダーの6位で最終日に入る。前年覇者のジャスティン・ローズ(イングランド)は通算11アンダーの11位。世界ランク2位のロリー・マキロイ(北アイルランド)は通算2アンダーの66位。大会初出場の松山英樹は70位からスタート。4バーディ、2ボギーの「70」と2つ伸ばしたが、通算イーブンパーの71位と順位を落として最終日に入る。松山と好調の外国人選手とはまるで別のゴルフ場を回っている感じ。元々ジャストタッチのパターをする松山だが、弱気すぎると思うのは僕だけだろうか。もっと頑張れ!

 欧州男子ツアー《バーレーン選手権》3日。3人が並ぶ首位からスタートしたディラン・フリッテリ(南アフリカ)が5バーディ、2ボギーの「69」でプレーし、通算12アンダーの単独首位で最終日へ。2017年《アフラシアバンク・モーリシャスオープン》以来となるツアー通算3勝目に前進した。通算10アンダーの2位にオッキー・ストライダム(南アフリカ)。通算9アンダーの3位にイェスパー・スベンソン(スウェーデン)が続く。 日本勢でただひとり決勝ラウンドに進出した星野陸也は28位からスタート。3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算3アンダーの26位で最終日に入る。星野ベスト20目指して頑張れ!

 

 今日の競馬を振り返る。東京11Rで行われた【第74回東京新聞杯】は、レイチェル・キング騎乗の7番人気のサクラトゥジュール(牡7歳・堀宣行厩舎)が中団のイン追走から直線で内めに進路をとり末脚を伸ばすと、逃げたウインカーネリアンをきっちり捕らえて勝利。遅咲きの7歳馬が、キャリア24戦目にして初の重賞タイトルを奪取した。R・キングは1/21の【AJCC】(チャックネイト)に続きJRA重賞2勝目となった。タイムは1分32秒1。1馬身差の2着には逃げ粘った昨年の覇者ウインカーネリアン(4番人気)、さらにクビ差遅れた3着に4歳馬ホウオウビスケッツ(8番人気)が入った。なお、1番人気のマスクトディーヴァはスタートで大きく出遅れ、直線で脚を伸ばしたものの6着までだった。
 勝ったサクラトゥジュールはここにきて力を付けてきた。また堀厩舎とキングの関係も好結果に結びついているように思う。馬の出来プラスキングの好騎乗が見事に花開いた結果。お見事!2着ウインカーネリアンはこの馬の力は出しきった。7歳馬で遠征帰りなのにこれだけ走るのだから“天晴れ”というしかない。三浦も好騎乗!3着ホウオウビスケッツはマイルのほうが良さそう。今日も岩田が内を突けば2着はあった。ただ力は通用するし、岩田が連続騎乗すれば大きいところ狙えるかもしれない。
 サクラトゥジュールは、父ネオユニヴァース、母サクラレーヌ(母父シンボリクリスエス)という血統。北海道新ひだか町・谷岡牧場の生産馬で、馬主は(株)さくらコマース。通算成績は24戦6勝。重賞は初勝利。堀宣行調教師、R・キングともに【東京新聞杯】は初勝利となった。
  京都11Rで行われた【きさらぎ賞】は、レネ・ピーヒュレク騎乗の1番人気ビザンチンドリーム(牡・坂口智康厩舎)が、ウォーターリヒト、シヴァースとの大接戦をハナ差制して重賞初勝利を決めた。R・ピーヒュレクはJRA重賞初勝利。タイムは1分46秒8。ハナ差の2着にはウォーターリヒト(10番人気)、さらにハナ差遅れた3着にシヴァース(8番人気)が続いた。レースは1番人気のビザンチンドリームが後方2番手からの競馬に。シヴァースはインから早めに2番手を追走し、勝負どころで先頭に立つ。後方を追走したウォーターリヒトは直線でインを突く。シヴァースとウォーターリヒトの追い比べに、外からビザンチンドリームが豪快に脚を伸ばし、3頭が鼻面を合わせたところがゴールだった。
 勝ったビザンチンドリームは強い勝利だった。正直、負けたと思って観ていたが、勝負根性も相当。この馬、相当強いかも…。2着ウォーターリヒトは惜しかった。大きな“ハナ差”ではあるが、幸の好騎乗が光ったレースだった。3着シヴァースは2戦目でこれだけ走るのだから立派。バテない馬で距離はまだ長くても持ちそう。

 ビザンチンドリームは、父エピファネイア、母ジャポニカーラ(母父ジャングルポケット)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は吉田和美氏。戦績は2戦2勝。重賞は初勝利となった。

 最後に競馬の話題をもう一つ。JRA現役最年長ジョッキーの柴田善臣(57・フリー)が2今日の東京12Rでニットウバジルに騎乗(1番人気・2着)し、史上3人目、現役3人目となるJRA通算2万2000回騎乗を達成した。G1・9勝を含む重賞96勝、通算2326勝を挙げている。実はこのレース、僕は1着馬タイセイシルバー(10番人気)と3着真カンパニョーラ(7番人気)の馬連、ワイド、そして2頭からの3連複の馬券を購入しており、ワイド5,780円、3連複23,510円が的中した。善臣さんを応援したわけではないが、結果的には大記録に花を添えた形となった!

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フェブラリーS的中!

2023-02-19 18:22:04 | 競馬回顧

 まずはゴルフ。米男子ツアーの《ザ・ジェネシス招待》第3日目。ジョン・ラームが第3ラウンドを6バーディ、ノーボギーの「65」で回り、通算15アンダー単独首位で今季3勝目に王手をかけた。3打差の通算12アンダー単独2位にマックス・ホーマ、通算11アンダー単独3位にキース・ミッチェル(米)、通算10アンダー単独4位にパトリック・キャントレー(米)、通算9アンダー単独5位にゲーリー・ウッドランド(米)、通算7アンダー6位タイにコリン・モリカワ(米)ら4人がつけている。ウィル・ザラトリス(米)は通算6アンダー10位タイ、スコッティ・シェフラー(米)は通算5アンダー15位タイ、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算4アンダー18位タイで最終日へ。タイガー・ウッズ(米)は第3ラウンドを「67」でプレーし、ジャスティン・トーマス(米)、ヴィクトル・ホヴランド(ノルウェー)、ジェイソン・デイ(豪)らと通算3アンダー26位タイとなった。なお、松山英樹、中島啓太はカットラインに1打及ばず予選落ちとなっている。優勝争いも気になるが、今回の注目はやっぱりタイガーだろう。今日の3アンダーもいい内容だった。うまくいけばベスト10も…。
 今日最終日を迎えているほかのトーナメントは最終日進行中。欧州ツアー《タイランド・クラシック》でツアー初優勝を狙う比嘉一貴は前半を2バーディ・ボギーなしで回り、トータル16アンダー・4位タイでハーフターン。首位と5打差でサンデーバックナインに入っている。 トータル21アンダー・単独首位にトービヨン・オルセン(デンマーク)。4打差2位タイにニコライ・ホイガード(デンマーク)、ヤニク・ポール(ドイツ)が続いている。先週のアジアンツアーで優勝を果たした金谷拓実は、16ホール消化時点でトータル10アンダー・29位タイにつけている。比嘉は正直優勝までは届かないような感じ。ただベスト5なら大健闘。ぜひ頑張ってほしい。

 欧州女子ツアーの高額賞金大会《アラムコ・サウジレディスインターナショナル Presented By PIF》最終日も現在進行中。世界ランキング10位の畑岡奈紗は1番をパーで滑り出した。トータル11アンダー・8位タイで首位との7打差を追走する。トータル18アンダー・単独首位にリリア・ヴ(米国)。1打差2位に世界ランキング1位のリディア・コ(ニュージーランド)が続いている。 笹生優花は12ホール消化時点でトータル2オーバー・59位タイに沈んでいる。畑岡も余程のことがなければ優勝まで届かなそうだが、最後まであきらめず頑張ってほしい。

今日の重賞を振り返る。東京11R【第40回フェブラリーS】は、僕が本命に推した坂井瑠星の1番人気レモンポップ(牡5歳・田中博康厩舎)が優勝。好位追走でじっくり脚をためると、直線では楽な手応えで抜け出し、危なげなく後続を完封した。新ダートマイル王に輝くとともに、これでデビュー以来11戦連続して連対を果たした。田中博康調教師はJRA・GⅠ初制覇、「37歳2カ月15日」での達成は、GⅠに昇格した1997年以降の【フェブラリーS】最年少優勝記録。タイムは1分35秒6。1馬身半差の2着にはレッドルゼル(3番人気)、さらに2馬身半遅れた3着にメイショウハリオ(4番人気)が入った。なお、1番人気のドライスタウトは4着、国内ラストGⅠ福永祐一騎乗のオーヴェルニュは12着に敗れた。

 勝ったレモンポップだが、ここではやはり力が一枚上だった。また初騎乗の坂井瑠星も非常に上手にゲートを出て、道中のリズムも良かった。まるで得意の1400mダートのレースを観ているようだった。長期休養があっての5歳馬、これからもっと充実期を迎えるだろう。楽しみだ。2着レッドルゼルは力を出し切っている。勝ち馬が強すぎて展開が嵌った感があるが、1600mも克服できたのは立派。3着メイショウハリオはスタートが本当に悔やまれる。ただそれでも諦めず3着に来たのは褒めていい。ただただもったいなかった。4着ドライスタウトは坂井に上手く乗られたというのはあるが、力負け。5着アドマイヤルプスは良く走っている。ブリンカー効果が合ったのかも…。マイルも良かったのも…。惜しかった6着スピーディキック。道中2回くらい進路が詰まっていたが、直線で切れる脚は見せた。慣れると中でもやれる馬だ。

 レモンポップは、父Lemon Drop Kid、母Unreachabld(母父Giant’s Causeway)という血統。アメリカ・ Mr. & Mrs. Oliver S. Taitの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は11戦8勝。重賞は今年の【根岸S】に次いで2勝目。田中博康調教師、坂井瑠星ともに【フェブラリーS】は初勝利となった。

一方、小倉11Rで行われた【第57回小倉大賞典】は、中団を追走したバウルジャン・ムルザバエフ騎乗の2番人気ヒンドゥタイムズ(セン7歳・斉藤崇史厩舎)が、ゴール前でのカテドラルとの叩き合いを制し、9度目の重賞挑戦で初タイトルを獲得した。タイムは1分49秒7。ハナ差の2着にはカテドラル(9番人気)、さらに半馬身差遅れた3着にバジオウ(10番人気)が続いた。
 勝ったヒンドゥタイムズだが、さすがB.ムルザバエフという騎乗。外国人騎手が乗ると本当に馬が変わる。まさかこの馬が重賞を獲るとは…。2着カテドラルも団野大成の好騎乗が光った。馬の調子も良かったのだろうが、直線、馬場を選ぶ余裕があった。それでも最後はコース取りの差。ムルザバエフが一枚上だった。3着バジオウは思い通りのレースができたが、それでも少し先頭に立つのが早かった。惜しい!

 ヒンドゥタイムズは、父ハービンジャー、母マハーバーラタ(母父ディープインパクト)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。戦績は19戦6勝。重賞は初勝利。斉藤崇史調教師、B・ムルザバエフともに【小倉大賞典】初勝利となった。

今日は一口の出走はなかったので、騎手の話題を少し。まずは今日でJRAの騎乗が終わった福永祐一。今日東京競馬場で今月末で7鞍に騎乗し、【ヒヤシンスS】ではペリエールで勝利してラストデーを飾った。来週はサウジCデーの騎乗を予定している。国内最終レースとなった12R【大島特別】(ゲンパチプライド)は5着だったが、JRAでは2636勝、うちGIでは34勝を挙げた。次はC・ルメール。今日の東京1Rを1番人気法王ドラッカーで勝利し、同一場1開催(8日間)の22勝目を挙げて、最多勝記録を更新した。これまでの記録は武豊、藤田伸二、戸崎が記録した21勝。その後も6R、10Rで勝利して24勝まで伸ばした。来週はサウジ、その後はドバイで一番大きな目標(イクイノックスと【ドバイシーマC】に挑戦)がある。この勢いで、海外のビッグレース参戦へ向かってほしい。最後は“マジックマン”ことジョアン・モレイラ。昨日の【金蹄S】をダノンラスターで勝利。この勝利は2018年12月8日以来、1533日ぶりのJRA勝利だった。今日も2勝2着2回の好騎乗を見せたが、是非僕の一口馬にも乗ってほしいな。

 

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9歳馬ジオラマ勝利!

2022-01-23 18:10:11 | 競馬回顧

 今年に入っていまだ未勝利、いや馬券圏内もなかった僕の一口馬たち。今年の勝ち星一番乗りはなんと9歳馬ジオラマだった。今日の中京12R【2勝クラス】(1200mダート)に57kg幸騎乗で出走。レースでは、五分のスタートから、馬なりで内の馬を見ながら中団を追走。道中は手応え良く進み、ジワジワと前との差を詰めながら3・4コーナーをカーブ。直線、外から追い込みを図ると、しっかりと反応して伸び、どんどん内の先行勢を交わす。残り100mくらいで単独先頭に立ちと、ゴール前では後続が追ってきたものの、最後まで脚色は衰えず、凌ぎ切って1着。2018年5月以来となる4勝めを飾りました。勝ち時計は1:12.7、2着馬とは同タイム・アタマ差。展開が嵌ったというのもあるが、幸の好騎乗が光った。9歳馬で驚くほど鮮やかな競馬。一口馬主の僕から言うと、正直勝つよりこのクラスで2,3着を繰り返し、引退間近に勝つというのが一番いいプランだったのだが・・・。まぁ勝ってくれたのに文句は言えない。本当によく走ってくれました。これから3勝クラスは大変厳しいと思うが、何とか元気に走ってほしいものだ。ジオラマ、大天晴れ!

 重賞を振り返る前にゴルフの話。米国女子ツアーの2022年初戦《ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ》3日目。7位タイから出た笹生優花が5バーディ・1ボギーの「68」と4つ伸ばして首位と3打差のトータル10アンダーの5位に浮上した。一方、17位タイから上位進出を狙った畑岡奈紗はダボを叩くなど「76」とスコアを落としてトータル2オーバーの20位タイに後退した。トータル23アンダーで首位に立つのは《東京五輪》の金メダリストで世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)。1打差の2位にガビー・ロペス(メキシコ)とダニエル・カン(米国)、3打差の4位にカナダの妖精ことブルック・ヘンダーソンが続いている。上位は実力者で優勝は厳しいかもしれないが、笹生の爆発力をもってすればチャンスはありそう。
 アジアンツアーと共同開催の《SMBCシンガポール・オープン》最終日。優勝には届かなかったが、桂川有人(23・国際スポーツ振興協会)が、日本勢トップの2位に入った。 有資格者を除く上位4人に与えられる7月のメジャー《全英オープン》出場権を獲得した。桂川は4位から出て3バーディ、ボギーなしの「68」と3つ伸ばして回り、通算10アンダー、274。13アンダーで優勝したサドム・ケーオカンジャナ(タイ)に3打及ばなかった。他の日本勢は小林伸太郎が5アンダーの9位、竹安俊也と岡田絃希が2アンダーの23位で続いた。桂川天晴れ!
 逆に期待外れだったのが欧州男子ツアー《アブダビHSBC選手権》 の金谷拓実。まだ4日目を残しているが、ムービングデーの3日目に「75」の大叩き。優勝争いから大きく後退した。金谷は4日間すべて良いプレーすることが少ないような気がする。このままだと、中島や河本、杉本らの下の世代に飲まれる可能性もある。踏ん張れ!金谷!

大相撲の話。《初場所千秋楽》は関脇・御嶽海(出羽海)が結びの一番で、横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)を破り、13勝2敗で2019年《秋場所》以来3度目の賜杯を抱いた。関脇以下で3度の優勝は照ノ富士以来2人目となった。関脇だった昨年《秋場所》からは計33勝とし、大関昇進目安にも到達した。大関昇進となれば、御嶽海の三役在位28場所は、昭和以降で4番目となる三役通過場所数のスロー記録で、長野出身力士では1795年に昇進した江戸時代の伝説力士・雷電以来227年ぶりとなる。天晴れ!
 今日の重賞を振り返る。中山11Rで行われた【第63回AJCC】は、横山典弘の3番人気キングオブコージ(牡6歳・安田翔伍厩舎)がスタートで後手を踏み後方2番手を追走。外を回って直線を迎えると、豪快に突き抜けて復活の勝利。今年の古馬中距離路線を占う伝統の一戦を制し、重賞2勝目を挙げた。タイムは2分12秒7。1馬身半差の2着には7歳の古豪マイネルファンロン(11番人気)、さらに半馬身遅れた3着に最内から脚を伸ばしたボッケリーニ(4番人気)が入った。なお、1番人気の4歳馬オーソクレースは直線で馬群に沈み6着に敗れた。
 勝ったキングオブコージだが、展開が嵌ったとはいえ、すごい末脚だった。ただ元々去年4連勝で【目黒記念】を勝って期待していた馬。その後に骨折して1年休んでいたが、このような競馬ができるなら、今後もっと期待できそう。2着マイネルファンロンは驚いた。まぁ展開が嵌ったとはいえ、松岡の好騎乗は光った。それにしてもなんで走ったのだろう。3着ボッケリーニも横山武の好騎乗が光った。荒れているのは承知で内を突いて、一瞬ハマったと思ったが......。
 キングオブコージは、父ロードカナロア、母ファイノメナ(母父Galileo)という血統。北海道新冠町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主は増田和啓氏。通算成績は17戦6勝。重賞は20年【目黒記念】に次いで2勝目。【AJCC】は安田翔伍調教師は初勝利、横山典は91年メジロモントレー、97年ローゼンカバリー、05年クラフトワーク、07年マツリダゴッホ、09・10年ネヴァブションに次いでなんと7勝目となった。

 中京11Rで行われた【第39回東海S】は、松田大作の7番人気スワーヴアラミス(牡7歳・須貝尚介厩舎)が道中は中団で脚をためると、最後の直線で外から豪快に脚を伸ばし勝利。3度目の重賞制覇を果たすとともに【フェブラリーS】の優先出走権を獲得した。タイムは1分51秒7。1/2馬身差の2着は好位追走から内を突いたオーヴェルニュ(1番人気)、さらに1馬身1/4差の3着には渋太く脚を伸ばした(3番人気)が続き、2番人気のサンライズホープは4着に終わった。
 勝ったスワーヴアラミスは松田がこの馬のことをよくわかっているというような競馬だった。ただ馬も一戦一戦成長している。こういう形のレースが出来たのは収穫。2着 オーヴェルニュは負けて強しの競馬。普通ならサンライズホープを振り切った時点で勝てる競馬。勝ち馬の脚が凄すぎた。ブルベアイリーデも力を出し切っている。人気馬を捕まえに行っての3着。
 スワーヴアラミスは、父ハーツクライ、母ベイトゥベイ(母父Sligo Bay)という血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主は(株)NICKS。通算成績は30戦9勝(うち地方1戦0勝)。重賞は20年【マーチS】、21年【エルムS】に次いで3勝目。管理する須貝尚介調教師、騎乗した松田大作ともに【東海S】初勝利となった。

 来週も一口馬が2頭出走予定。この勢いで続けてほしいものだ!

 

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ダンサールお疲れ様! ジオラマ最高!

2021-03-07 17:54:12 | 競馬回顧

2021年女子ゴルフ開幕戦《ダイキンオーキッドレディス》最終日。首位と2打差の3位から出た小祝さくら(22・ニトリ)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算14アンダーで優勝した。昨年9月の《ゴルフ5レディス》以来となる今季2勝目で、通算3勝目。

 小祝はスタートの1番をボギーとしたが、4番でバーディーを奪い、後半のインは4バーディー。10m以上の長いパットを決めた15番のバーディーで今大会初めて首位に並び、最終18番で1mのバーディーパットを決めて、優勝を決めた。1打差の2位には森田遥(24・新栄ホールディングス)が入った。12位から出た渋野日向子(22・サントリー)=は73で回り、通算5アンダーの13位だった。賞金女王を狙うと公言している小祝だが、見事な勝利。勝負どころのパターは見事だった。

 今日の重賞。中山11Rで行われた【第58回弥生賞ディープインパクト記念】は、横山武史騎乗の4番人気タイトルホルダー(牡・栗田徹厩舎)が好スタートを切ると積極的にハナへ。スローペースに持ち込むと、直線に入っても脚色衰えずそのまま逃げ切ってゴール。皐月賞への最重要トライアルを制して重賞初制覇を遂げ、一躍クラシック戦線に名乗りを挙げた。タイムは2分02秒0。1馬身1/4差の2着には2番手追走のシュネルマイスター(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着に中団追走から直線追い込んだ2歳王者のダノンザキッド(1番人気)が入った。なお、上位3頭が【皐月賞】の優先出走権を獲得した。

 勝ったタイトルホルダーだが、横山武の作戦勝ちという感じだが、それでも勝ちきるのだから力はある。長くいい脚を使うタイプでレース運び次第では本番も・・・。ただルメールに可愛いがられたという面も・・・。2着 シュネルマイスターは距離も持たす為にルメールの好騎乗。【皐月賞】は距離が長いだろう。3着ダノンザキッドは勝負どころでモタモタしたし、向正面で掛かった。それでもこの3着は負けすぎのような気がする。次葉良くなると思うが、思ったより成長が無い!?
 タイトルホルダーは、父ドゥラメンテ、母メーヴェ(母父Motivator)という血統。北海道新ひだか町・岡田スタツドの生産馬で、馬主は山田弘氏。通算成績は4戦2勝。重賞は初制覇。【弥生賞ディープインパクト記念】は管理する栗田徹調教師、騎乗した横山武史ともに初勝利となった。

今日の一口馬。ダンサールが阪神10R【うずしおS】に出走。レースでは、まずまずのスタート。道中は後方3番手を追走。直線、外から追い上げを図り、脚は伸ばしていたものの、前も止まらず、中団あたりで流れ込んでの入線となりました。勝ち馬から0.7秒差の10着。直線で前が詰まるようなところもあったが、切れる脚がなかったのも確か。ここ数戦、もどかしい競馬が続いたが、よく頑張ってくれました。お疲れ様!サトノフラッグ、サトノレイナスの半姉という良血馬。お母さんとして是非GⅠ馬を出してほしい!

 阪神12Rにはジオラマが出走。レースは、好スタートを決めるも、無理せず控える形。3・4コーナーでもじっくりと進み、直線で外めに進路を取ると、外の1番人気馬と併せるような形で伸び、前を交わして勝ち負けに・・・。後続の追撃は凌いだものの、惜しくも2着。1番人気の勝ち馬とは0.2秒差だった。僕としては最高のレース。8歳馬で勝って上に上がるとやはりしんどいので、引退まで着を拾って最終戦で勝利してほしいのだ。ただこの馬が走るのも、涼しい時。夏は厳しいので6月ぐらいまで頑張ってほしい。

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高校スポーツのように

2018-01-08 17:55:40 | 競馬回顧

 成人の日の今日、信じられない事件が・・・。横浜市中区などに店舗を置き、晴れ着の着付けやレンタルを行う「はれのひ」と契約した新成人らから「店に行ったが誰もいない」「店側と連絡が付かない」といった相談が警察などに相次いだのだ。詳細はまだ分からないが、一生に一度の記念日にこんな事件遭遇した人が気の毒だ。ただ僕は成人の日に大学の試験勉強をしていて出られなかったので、お金を騙し取られた人は別にしてちょっと“美味しい”気もする。
 

 そんな今日は高校スポーツが盛りだくさん。まずは高校サッカー。【第95回全国高校選手権】決勝は前橋育英(群馬)がFW榎本樹(2年)のゴールで10大会ぶり2度目の優勝を狙った流通経大柏(千葉)に1-0で競り勝ち悲願の初優勝を飾った。昨年の決勝で青森山田(青森)に0-5の大敗を喫した屈辱を見事に晴らした優勝であった。試合自体、見ごたえのあるいい試合でした。
 

高校ラグビー。【第97回全国高校ラグビー】決勝は東海大仰星(大阪第2)が大阪桐蔭(大阪第1)に27-20で競り勝ち、2年ぶり5度目の全国制覇を果たした。前半は10-17とリードされたが、後半は自慢のバックス陣が大阪桐蔭の防御を破り逆転。最後は大阪桐蔭の猛攻をしのいで、雨中の大阪決戦を制した。2校の総合力は互角だった。お互い準決勝では堅いディフェンスでAシード校に競り勝ったチームだけにディフェンス合戦は面白かった。最後は東海大に少しだけ運があっただけだった。両校天晴れ! 

 高校バレー。【全日本高校選手】女子決勝は、金蘭会(大阪第1)が高校総体覇者の東九州龍谷(大分)に3-0(25-20、25-18、25-23)でストレート勝ち。2015年以来3年ぶりの2度目の優勝を決めた。正直、東九州龍谷のほうが強いと思っていたが、主将の林(3年)、1年生エースで、女子日本代表にも選ばれた宮部藍梨(あいり、19)の妹、愛芽世(あめぜ)の攻守にわたる活躍が光った。全国6449校の頂点、お見事!
 一方、男子決勝は鎮西(熊本)が洛南(京都)を3-0(25-21、25-21、25-23)のストレートで下し、21大会ぶり3回目の優勝を飾った。
鍬田憲伸(3年)、水町泰杜(1年)のダブルエースが高い打点からパワフルなスパイクで得点を重ね、昨夏の全国総体に続く2冠を達成した。洛南は13大会ぶり2回目の優勝を逃した。震災の影響で練習場がなくなった中での優勝は天晴れ。きっと多くの人たちに支えられてきたのだろう。年末年始のスポーツで九州勢の優勝は旭化成(【ニューイヤー駅伝】)とこの鎮西。よく頑張りました!

 

今日の競馬を振り返る。京都11Rで行われた【第52回シンザン記念】、勝ったのはアーモンドアイ(牝・国枝栄厩舎)。1番人気に応えて重賞初勝利を挙げた。戸崎圭太、馬主のシルクレーシングは6日の【中山金杯】(セダブリランテス)、7日の【フェアリーS】(プリモシーン)を制しており、3日連続のGIII制覇。タイムは1分37秒1。1馬身3/4馬身差の2着はツヅミモン(7番人気)で、さらにクビ差の3着にカシアス(4番人気)が入った。アーモンドアイはスタートで後手を踏んで後方2~3番手を追走。直線で大外に持ち出されると、レースを引っ張って直線でも叩き合いを演じていたツヅミモン、カシアスの2頭をかわし、そのまま力強くゴールを駆け抜けた。僕が本命推した2番人気ファストアプローチは4着で、3番人気カフジバンガードは5着に敗れた。

勝ったアーモンドアイは強い。この馬場であの脚を使えるのだからその力は相当。これからが楽しみだ。2着ツヅミモンは正攻法のいい競馬。ただ今日は勝った馬が強すぎた。3着カシアスはよく走っている。重馬場に斤量の影響もあっただろうが、勝ち馬には・・・。4着ファストアプローチは重馬場の走りがよくない。またコース取りも悪かった。まだ始まったばかりだが、今日のM・デムーロは今イチ乗れていなかった。
 アーモンドアイは、父ロードカナロア、母フサイチパンドラ(母父SS)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は3戦2勝。【シンザン記念】は国枝栄調教師、戸崎圭太ともに初勝利となった。

 3日間開催の2018競馬。初日の大惨敗が響いて大きく負け越したが、昨日、今日はほぼトントン。万馬券も2本的中した。まぁまぁの出足だろう。まだ始まったばかりの2018競馬。高校スポーツのように最後まで諦めず勝負していきたい。

 

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ミナレットは買えないなぁ

2015-05-17 18:14:48 | 競馬回顧

 一昨日に紹介した『ザ・ノンフィクション ~ホストの前に人間やろ!最終回 転落~』が今日放映された。撮影中、脱税などがあってようやく放映となったが、内容的には物足りなさが残った。ただ罪を犯した人物を取り上げるのにはこのようなやり方しかなかったのだろう。一応今回が最終回となっているが、井上氏が借金を返済して「紫苑」が復活した時にこの主人公・井上敬一氏に飛びつくマスコミはあるだろう。まぁいつの日かまた個人的には井上氏をTVで観たいなぁ…。
 
 今日の競馬を振り返る。東京11Rで行われた【第10回ヴィクトリアマイル】。勝ったのは、戸崎圭太騎乗の5番人気ストレイトガール(6歳・藤原英昭厩舎)。牡馬相手のGIや海外の強豪にもまれてきた経験を糧にゴール寸前で差し切り、GI初制覇を成し遂げた。タイムは1分31秒9。レースは大外からミナレットが気合をつけて先行。離れた2番手にケイアイエレガントがつけて、その後ろにリトルゲルダ、レッドリヴェールと続く。人気のヌーヴォレコルトは中団の前で外めを追走した。ミナレットがかなりのリードを保ったまま直線へ。そこに徐々にケイアイエレガントとストレイトガールが接近する。ゴール間際になってミナレットを2頭がかわし、最後は外からストレイトガールがグイッとひと伸び、待望のGI制覇を果たした。アタマ差2着は12番人気のケイアイエレガントで、2着から1馬身3/4差の3着が18番人気のミナレット。3連単は2070万5810円台という大波乱の決着となった。

 勝ったストレイトガールは僕の対抗予想で、十分距離はもつと思っていた。ただ僕が思っているより、レースセンスもあり強い競馬だった。これだけ強ければ牡馬相手の今後も楽しみだ。惜しかったのは2着ケイアイエレガント。吉田豊は完璧に乗った。最後は勝ち馬の切れ味に屈したが、よく走った。全頭流しでなければ3着ミナレットの馬券は買えない。なんでこんなに走ったのかわからない。よほど体調がよく、馬場や江田との相性が良かったのだろう。参りました!4着レッドリヴェールもようやく復調が見えた。これからもっとよくなりそう。5着カフェブリリアントはまだこれからの馬だろう。僕が本命を疑わなかった6着ヌーヴォレコルトはいったいどうしたのだろう。負けるにしてももう少し差を詰めて良かった筈だが、全く直線この馬本来の脚が見えられなかった。枠と距離が敗因か・・・。それにしてもここまで負けるとは思わなかった。反省!
 ストレイトガールは、父フジキセキ、母ネヴァーピリオド(母父タイキシャトル)という血統。北海道浦河町・岡本牧場の生産馬で、廣崎利洋氏の所有馬。通算成績は26戦9勝(うち海外1戦0勝)。重賞は【シルクロードS】(2014年)に次いで2勝目。藤原英昭調教師は08年エイジアンウインズに次いで【ヴィクトリアマイル】2勝目、戸崎圭太は初勝利となった。


 男子ゴルフのメジャー【日本プロ選手権日清カップ】アダム・ブランド(32・豪)が通算16アンダーで日本ツアー初優勝を果たした。これで男子ゴルフは開幕3戦連続で外国人選手が勝利。おまけに今日勝ったアダム・ブランドという選手は世界的にも見てもほとんど無名の選手。そんな選手にぶっちぎりを許すのだから情けない。倉本会長も「死にものぐるいで練習してほしい」と日本選手の奮起を促したが、日本選手で頑張っているのは松山と石川だけだ。これでは日本の男子ゴルフ界はお先真っ暗である。ゴルフ界全体で本当に今頑張らないと取り返しのつかないことになるだろう。奮起せよ!日本男児!

 

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来週から出直し!

2015-05-03 18:24:10 | 競馬回顧

 プロボクシングの「世紀の一戦」が今日、ラスベガスのMGMグランドアリーナで行われ、世界5階級制覇のフロイド・メイウェザー(38・米国)が、世界6階級王者マニー・パッキャオ(36・フィリピン)を判定3-0で下して、WBA、WBC、WBOのウエルター級王座統一に成功した
 序盤から、パッキャオがスピードあふれる踏み込みで、プレッシャーをかける。ジリジリと後退するメイウェザーはロープを背負いながらもディフェンスでかわす展開。4回にはパッキャオの左ストレートがメイウェザーの顔面を捉える場面もあった。その後、両者ともに決定的なパンチを打てず、判定にもつれ込んだ。ジャッジの採点は「118-110」が1人。残る2人は「116-112」をつけてメイウェザーが勝利を収めた。後半もパッキャオの方が積極的にパンチを繰り出しているように見えたが、3人のジャッジすべてに指示されたのは4、6Rの2回だけだった。結局、試合の主導権は終始メイウェザーが握っていた。大方の予想はたぶんメイフェザーのアウトボクシングがバッキャオを上回るとのことだったが、それでもバッキャオの積極的なボクシングを期待した。しかし…。まぁこれがメイフェザーのボクシングだから仕方ない。この夢の対戦が観られただけでも「良し」としなくてはならないのだろう。それにしてももう少し激しいボクシングが観たかったなぁ。残念。
 今日の競馬を振り返る。京都11Rで行われた【第151回天皇賞・春】。勝ったのは横山典弘騎乗の2番人気ゴールドシップ(牡6歳・須貝尚介厩舎)。ゲート入りをゴネたのもご愛敬。無尽蔵のスタミナを見せつけ、苦手といわれた京都の高速馬場を克服して6度目のGI制覇を果たした。タイムは3分14秒7。レースはクリールカイザーが先行策。カレンミロティックとスズカデヴィアスが2番手を併走して、その後ろにラブリーデイ、タマモベストプレイと続く。ゴールドシップはダッシュが鈍く最後方となり、その前にキズナが追走。レースの流れが落ち着いた2周目の向こう正面に入ってゴールドシップがゴーサイン。一気に馬群の外からまくり上げていき、4コーナーでは好位の外まで進出した。直線に向くと、カレンミロティックが後続とのリードを広げるが、ゴールドシップはバテずにグイグイと伸び、先頭に立つ。ゴール前ではフェイムゲームが猛追してきたが、クビ差しのいでV。4年連続、6度目のGI制覇を果たし、悲願の【天皇賞】初制覇となった。2着は7番人気のフェイムゲーム。2着と3/4馬身差の3着に10番人気のカレンミロティックが粘り込んだ。1番人気のキズナは0秒5差の7着、僕本命のサウンズオブアースは道中、行きっぷりが悪くバランスを崩すこともあり9着に終わった。
 勝ったゴールドシップは結果的には横山典の好騎乗。やはりこういう癖馬に乗らせると上手い。騎乗ぶりも坂手前からの仕掛けは横山ならではだろう。馬も普通に走ればやはり強い。今日は参った!惜しかったのは2着フェイムゲーム。並ぶ形になればもっと際どかったのかもしれない。これだけ走れば、【宝塚記念】も面白いかも・・・。3着カレンミロティックには驚いた。距離経験がなかった分2頭に交わされたが、今後は面白い存在。特に【宝塚記念】は昨年2着馬、ひょっとしたら・・・。4着ラストインパクトは最速の上がりを魅せたが、やはり距離だろう。5着ネオブラックダイヤはなんで走ったのか正直わからない。7着キズナは僕はさほど強いとは思っていない。というのも怪我の後遺症があるのではないかとずっと思っている。それにしても今日は全く伸びなかったのは故障でも・・・。9着サウンドオブアースはやはりデムーロに乗って欲しかったなぁ。結果論だが・・・。
 ゴールドシップは、父ステイゴールド、母ポイントフラッグ(母父メジロマックイーン)という血統。北海道日高町・出口牧場の生産馬で、合同会社小林英一ホールディングスの所有馬。通算成績は25戦13勝(うち海外1戦0勝)。重賞は【共同通信杯】、【皐月賞】、【神戸新聞杯】、【菊花賞】、【有馬記念】(2012年)、【阪神大賞典】、【宝塚記念】(13年)、【阪神大賞典】、【宝塚記念】(14年)、【阪神大賞典】(15年)に次いで11勝目。須貝尚介調教師は13年秋ジャスタウェイに次いで【天皇賞】2勝目、横山典弘は96年春サクラローレル、04年春イングランディーレ、09年秋カンパニーに次いで4勝目となった。

 今年の春のGⅠは絶不調である。【高松宮記念】こそ本命が3着で3連複的中したが、【桜花賞】【皐月賞】【天皇賞・春】と本命馬がことごとく馬群に沈んだ。残ったGWで命の洗濯をして来週から出直そう。

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重賞回顧

2014-07-06 18:50:41 | 競馬回顧

 【サッカーW杯】4強は予想通り、ドイツ、ブラジル、オランダ、アルゼンチンが勝ちあがった。この二日間この4強が勝ち上がった準々決勝を観戦したが、観れば観るほど本田や長友が「目標は優勝」といっていた根拠がわからなくなる。各々の選手の心技体何をとっても敵わないだろうし、チームとしての勝利への執念も天と地だ。まぁだから予選リーグで1勝もしないで負けたのだろうが、チームとしての勝利への徹底は4強だけでなく、8強全て日本を遥かに上回っているように思えた。何度も書くがこれで足元を見つめるいい機会になったと僕は思いたい。

 では今日の競馬を振り返る。福島11Rで行われた【第63回ラジオNIKKEI賞】は、松岡正海騎乗の5番人気ウインマーレライ(牡・高木登厩舎)が1年前に初勝利を挙げた思い出の福島で直線インから抜け出してV。重賞初制覇を果たした。タイムは1分45秒9。レースはトシザキミが先手を取り、後続を離しての逃げ。カウニスクッカ、イダスが続く。僕が本命に推した人気のクラリティシチーは行き脚が付かず後方3番手あたりを追走した。速いペースになり、4コーナーでトシザキミはいっぱいになって後続が殺到。そのなかでもウインマーレライがインで脚をためて、直線できっちりとスペースを見つけると、決め手を生かして抜け出し快勝した。クラリティシチーが直線で外から猛然と追い込み、1馬身1/4差の2着。さらにアタマ差の3着が7番人気のウインフェニックスだった。
 勝ったウインマーレライだが、距離はこのくらいの方がいいようだ。また松岡の好騎乗も光った。ただGⅠとなるとパンチ不足か。2着クラリティシチーはスタートでぶつけられたのが全て。もう少し前に行って居れば結果は変わったであろう。負けて強しの内容。3着ウインフェニックスは好位でできるようになったのが好走の要因。ただこの馬もパンチ威力が一歩足らない感じ。距離は1800mまでだろう。12着ラリングクライは出遅れがすべて。 
 ウインマーレライは、父マツリダゴッホ、母コスモチェーロ(母父Fusaichi Pegasus)という血統。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬で、(株)ウインの所有馬。この勝利はマツリダゴッホ産駒としての重賞初Vとなった。通算成績は9戦3勝。重賞初勝利。高木登調教師、松岡正海ともに【ラジオNIKKEI賞】初勝利。

一方、中京11Rで行われた【第50回CBC賞】は福永祐一騎乗の4番人気トーホウアマポーラ(牝5歳・高橋亮厩舎)が直線で差し切り重賞初制覇を果たした。タイムは1分8秒6。レースは人気のベルカントがハナに立ち、エピセアローム、マヤノリュウジンが続く。直線半ばではベルカントをエピセアロームがかわして先頭に立つ。しかしトーホウアマポーラが直線で決め手を爆発させ、鮮やかに差し切って初の重賞勝ちを決めた。1/2馬身差の2着は3番人気のエピセアローム。さらに1馬身1/4差の3着には外から伸びた10番人気のニンジャが入った。
 勝ったトーホウアマポーラは53㌔の恵量があったとはいえ、いい脚を使った。1200mの左回りはこの馬走る!この走りができたらG1でも・・・。2着エピセアロームは実にスムーズな競馬。余裕残しながらこれだけ走るのだから力のある。3着ニンジャは1200mが合っている。また外枠も良かったのだろう。これから面白い存在になるかも。4着スギノエンデバー は57㌔でも良く走っている。さすがに力はある。僕が本命に推した8着ルナフォンターナは馬場が響いたということだが、直線でもゴチャついたのが痛かった。
 トーホウアマポーラは、父フジキセキ、母トーホウガイア(母父Unbridled’s Song)という血統。北海道日高町・竹島幸治氏の生産馬で、東豊物産(株)の所有馬。通算成績は18戦6勝。重賞初勝利。高橋亮調教師は【CBC賞】初勝利。福永祐一は2013年マジンプロスパーに次いで2勝目。開業2年目の高橋亮調教師は重賞初勝利となったが、鞍上の福永とは競馬学校時代の同期生である。

 過去19大会の【W杯】優勝チームは全て、その国出身の監督が率いている。今大会も遂に外国出身の監督が指揮を執るチームは全て姿を消した。最後まで残っていたのがコスタリカ。コロンビア出身のピント監督は敗戦後に「また戻ってきたい」と続投に意欲を示した。8強にはアルゼンチン出身のペケルマン監督が率いるコロンビアも残っていたが、4日の準々決勝で敗れた。
 そう考えると、まじめに世界一を目指すなら日本人監督にするべきでなかろうか。

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