人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

回収率をなんとか・・・

2013-11-30 21:36:53 | Weblog

 まず今日の重賞を簡単に振り返る。
 中山11Rで行われた【第47回ステイヤーズステークス】は、横山典弘騎乗の1番人気デスペラード(牡5歳・安達昭夫厩舎)。直線で豪快に差し切って重賞初制覇を果たした。タイムは3分45秒2。長丁場の走りを心得た人馬が、離れた後方追走から徐々に差を詰め、直線で鮮やかに差し切った。1番人気のデスペラード&【ステイヤーズS】4勝目の名手・横山典と2度目のコンビできっちりと結果を出した。レースはコスモラピュタが逃げてクリールカイザーが2番手。この2頭が大きく他馬を離して大逃げの形になり、2周目に入っても2頭の逃げは続いたが、3コーナーに入ると一気に後続もスパートしてみるみるうちに差が詰まった。コスモラピュタをかわしてクリールカイザーが先頭に立ち、粘り込みを図ったが、直線で外に持ち出したデスペラードが鮮やかに差し切ってV。3馬身1/2差の2着が5番人気のユニバーサルバンクで、3/4馬身差の3着には11歳を迎えた昨年の覇者トウカイトリック(7番人気)が入った。
 勝ったデスペラードだが、楽勝であった。これだけ強ければ 横山典が期待するように【有馬記念】に出走できれば面白いかもしれない。2着ユニバーサルバンクは完全に復調してきた。ただ今日のところは相手が一枚上だった。3着トウカイトリックには驚かされる。11歳でこの好走はさぞかしこのレースと相性がいいのだろう。立派!の一言。僕が本命に推したエックスマークは8着。距離が長すぎるのかばったり止まったしまった。完全な僕のミスだ。
 デスペラードは、父ネオユニヴァース、母マイネノエル(母父トニービン)という血統。北海道新ひだか町・田中裕之氏の生産馬で、市川義美氏の所有馬。通算成績は28戦7勝。重賞初勝利。安達昭夫調教師は2003年チャクラに次いで【ステイヤーズS】2勝目、横山典は99年ペインテドブラック、01年エリモブライアン、08年エアジパングに次いで4勝目となった。
 中京11Rで行われた【第49回金鯱賞】は、池添謙一騎乗の3番人気カレンミロティック(セン5歳・平田修厩舎)が2番手追走から抜け出して重賞初V。タイムは1分59秒6。休み明けの5歳セン馬が並み居る強豪を退けて堂々と重賞初制覇を果たした。気心の知れた池添とのコンビで臨んだカレンミロティックが2番手から抜け出して快勝。4カ月ぶりの実戦にもかかわらず、横綱相撲で金星を挙げた。レースは1番人気のメイショウナルトが逃げて速いペースを刻み、カレンミロティックが2番手。ラブリーデイが3番手に続き、縦長の展開となる。サイレンススズカのメモリアルレースとして行われた一戦を武豊がハイペースで引っ張り、名馬の逃げを再現かと思われたが、直線に向くと失速。これに代わってカレンミロティックが2番手から抜け出す。そのまま後続の追撃を退けて押し切り、本格化を印象付けた。2馬身1/2差の2着は6番人気ラブリーデイ。後方から追い上げた1年5カ月ぶりのウインバリアシオン(8番人気)が、3/4馬身差の3着に食い込んだ。
 勝ったカレンミロティックだが、4コーナー先頭だったが、長く脚を使うタイプで、完璧なレースだった。セン馬であるが、まだこれからの馬だ。2着ラブリーディも力をつけている。相手が強くなったので苦戦するかと思ったが、これだけ走れば今後期待できる。3着ウインバリアシオンには驚いた。これだけ久々のレースで、これだけ走るのだからやはり力がある。反応も良かったし、ポテンシャルも高い。
 カレンミロティックは、父ハーツクライ、母スターミー(母父A.P.Indy)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、鈴木隆司氏の所有馬。通算成績は21戦6勝。重賞初勝利。平田修調教師、池添謙一ともに【金鯱賞】は初勝利。


 では明日の予想。まずは阪神メイン【JCダート】。穴狙いで15番インカンテーションから行こうと思ったが、やっぱり人気でも6番ホッコータルマエから行く。先行しても差しても良しのマルチプレーヤー。いくら穴を探しても崩れはまずないと想像できる。オーナーが11/27に亡くなって陣営は力も入っていることだろう。相手は1,4,15番中心。
 中山メイン【ターゴイズS】は格上挑戦になるが12番アミカブルナンバー。いちばん良いのは府中1400mだが、中山も2着1回、3着2回と決して不得意ではない。相手は1,7番。
 中京11R【鳥羽特別】は8番ヤマニンプチガトー。1000万条件では確実に走る馬で、実績上位。休み明けであるが、ここは中心視してもいいだろう。相手は15,16番。

 写真は今年の万馬券本数である。昨年に続き今年も100本を越えた。実際すごいことだと思うが、回収率はここ数年で最悪を行っている。残り1ヶ月で何とかしたいが…。

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予想だけ

2013-11-30 07:22:37 | Weblog

昨夜も呑みすぎたためにブログ更新できませんでした。
よって今日は予想だけ。

まずは中山メイン【ステイヤーズS】。本命は6番エックスマーク。前走は前をカットされ、
直線スムーズさを欠いて力負けではない。今回は3600mで直線はバラけて力を発揮できるはず。
相手は2,4番。
阪神メイン【ゴールデンブライドルトロフィー】は人気でも3番アメリカンウィナー。現級で安定した力を持っている馬、鞍上に英国のリーディングジョッキーを迎え、きっちり勝ち上がる。相手は8,15番。
中京メイン【金鯱賞】は8番フラガッパ。【天皇賞・秋】で距離にメドがたった。メンバー弱化、56㌔なら一発がある。相手は1,10番。

どうなることやら・・・。

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珍しく嵌った【JC】

2013-11-24 18:32:59 | Weblog

  大相撲九州場所千秋楽は、日馬富士は白鵬との横綱相星決戦を速攻で寄り切り、6度目の優勝。5場所ぶりに賜杯を奪回した。一方、白鵬は連敗で、5連覇はならなかった。また大関・稀勢の里は大関・鶴竜を寄り切り13勝となり、来年初場所で綱獲りに挑むことになった。
 横綱同士の相撲、中にはもう少し横綱相撲が見たかったという人もいるが、僕は白鵬のあまりの強さに勝つためになにやってもいいと思う。立会い変わろうが、飛ぼうが、突っかけようが、猫覚ましやろうが・・・。そのくらい今の白鵬は強い。よって今回の日馬富士の優勝は立派、天晴れである。そして稀勢の里、ひょっとしたら鶴竜に負けるのではないかと思っていたが、いい相撲で来場所の綱獲りに繋がった。こちらも天晴れ! 来場所頑張れ!
 今場所頑張った力士の裏で、踏んだり蹴ったりだった佐渡ヶ嶽部屋(琴欧州、琴奨菊、琴勇輝が負傷し休場)だが、そのひとりブルガリア出身の大関・琴欧洲が日本への帰化申請をしているらしい。その日本名を「安藤かろやん(漢字は考え中)」で検討しているという。彼のしこ名は「琴欧洲 勝紀」だが、麻子夫人の旧姓が「安藤」、本名がカロヤン・ステファノフ・マハリャノフで知人たちから「カロヤン」と親しまれていることから決めたらしいが、初めてこの記事を読んだとき、発毛剤、もしくは銭湯の洗面器のような感じを受けたのは僕だけだろうか。いずれにしろ、来場所は関脇からの再出発、心機一転頑張ってほしい。

 
 

 では今日の競馬を振り返る。東京11R【第33回ジャパンカップ】。勝ったのはライアン・ムーア騎乗の1番人気ジェンティルドンナ(牝4歳・石坂正厩舎)。好位から抜け出して33回目の【JC】で史上初の連覇を成し遂げた。タイムは2分26秒1。いやぁ強かった。メンバーが弱かったとはいえ、これぞ最強牝馬といいだろう。レースは典型的な逃げ馬が不在で、エイシンフラッシュが押し出されるように逃げる展開。トーセンジョーダンが2番手につけ、ジェンティルドンナは前に壁をつくりながら好位を進む。ゴールドシップは道中で最後方。スローペースになり、一団となったままレースは流れる。4コーナー手前でヒットザターゲットが外から先頭まで並びかけ、後方からゴールドシップも押し上げてレースは動いたが、直線に向くと好位からスムーズに抜け出したジェンティルドンナが早めに抜け出す展開。トーセンジョーダンが2番手で粘ったが、ゴール寸前で外から一気に僕が本命に推したデニムアンドルビーが襲いかかり、日本の牝馬2頭による写真判定に持ち込まれた。結果はハナ差、ジェンティルドンナに軍配が上がり、連覇を達成。7番人気デニムアンドルビーが2着に健闘し、クビ差の3着が11番人気のトーセンジョーダンだった。
 勝ったジェンティルドンナだが、早めに前へ行ってしまったが、それで凌ぎきるのだから強い。それを成し遂げる鞍上のムーアもさすがである。人馬一体、勝つべきしての勝利である。2着デニムアンドルビーは僕の期待以上の走りを見せた。斤量も良かったが、あれだけの脚を使えるのだから、力は相当なものだろう。鞍上も内田より浜中のほうが会う様な気がする。3着トーセンジョーダンもさすがGⅠ馬である。馬が変わっていたということだろうが、鞍上ビュイックとの手も合っていたんだろう。今後が楽しみになった。4着アドマイヤラクティも力を付けている。これだけ走れたら、 【有馬記念】も面白そう。10着エイシンフラッシュはデムーロらしくない競馬。ハナを切るのは失敗だっただろう。まぁスタートが良かったのが仇になった。11着ヒットザターゲットは見せ場を見せたが、僕はもう少し我慢した方が良かったと思う。武豊も一か八かの騎乗だったが・・・。問題の15着ゴールドシップ。ペースが落ち着いていたにしろ、3コーナーを回っても、全く上がっていけなかった。正直、負けすぎ。この調子だと【有馬記念】も難しそう。中山は合うが・・・。
 ジェンティルドンナは、父ディープインパクト、母ドナブリーニ(母父Bertolini)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)サンデーレーシングの所有馬。通算成績は13戦8勝。重賞は【シンザン記念】、【桜花賞】、【オークス】、【ローズS】、【秋華賞】、【JC】に次いで7勝目。石坂正調教師は昨年に次いで【JC】2勝目、ライアン・ムーアは初勝利となった。

 今日の【JC】は見事に嵌った。馬券は馬単、3連複的中した。3連単も買っていたら嵌っていただろうが、そこは“取らぬ狸の・・・”である。来週も頑張ろう!

 

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談志3回忌馬券!

2013-11-24 08:20:36 | Weblog

 昨夜『立川談志三回忌 特別公演』を観て来た。昨年一周忌公演を見て一年、立川流の落語を満喫、充実した夜を過ごした。
 まずはオープニング。立川談之助師匠、談慶師匠、談修師匠、志遊師匠が各々談志師匠の思い出を語りあう。まぁ場が暖まる程度のトークショーであった。そしていきなり、談春師匠が登場。普段ではチケットがとれない談春師匠がいきなりトップとして出てくるのだから驚く。「桑名船」を熱演、さすが談春というところを魅せる。次に登場は談幸師匠が「七段目」を聴かせる。三番目に登場は龍志師匠。「義眼」を聴かせるが、談幸師匠、龍志支障はもう少し盛り上がってもいいのに…と少し消化不良状態。それは僕が大好きな枝雀師匠で聞いていたのでかもしれない。
 中入りが入ってぜん馬が「蜘蛛駕籠」を熱演。以前志の輔の「蜘蛛駕籠」をCDでよく聞いていたが、演じ方がほとんど同じ。これは談志師匠の教えがこうなのであろう。双方とも大ベテラン噺家が同じようなテンポ、十分楽しませてもらった。次は立川流代表・土橋亭里う馬。俳句を中心の言葉遊びの「雑俳」を演じる。節回しなどさすがというところを見せるが、、もう少し盛り上がっても…。
 そして大トリは志の輔。「徂徠豆腐」を志の輔流の合いの手でくすぐりを入れ熱演。所々談志が乗り移ったようなところも…いやぁ、満足。やっぱり上手い。
 エンディングは楽屋に居たメンバー総出で挨拶。談志師匠の娘松岡ゆみこさんも登場。そこでゆみこさんが
「竹内さんいますか?」

と声を掛ける。この竹内さん初代談志師匠のご子息で93歳だという。そしてゆみこさんが
「竹内さん・初代がいらっしゃったおかげでこの立川流があります」
と感動の挨拶。

 僕自身、久々の落語観賞。次の観賞はいつになるのかわからないが、志の輔師匠のCDを聞き直そうと思ったしだいであった。談志師匠、あなたの弟子たちはやっぱり凄い!

 

 では今日の競馬の予想。まずは【JC】。大好きだったレースも年々格が下がっている感じ。これでは【JC】のの将来が危惧される。でこの【JC】に世界から名馬がくるようにするにはこのレースを世界の流れに乗らすことがいちばん。今の世界は若い馬がタイトル獲って早く引退するか、今回のメンバーのようにとことん古馬になっても走るかである。世界の流れに乗るにはす生きの良い3歳馬が来るようにしなくてはならない。いい見本レースがある。【凱旋門賞】がそれ。つまり3歳馬走るような状況を作るべきなのだ。話は長くなったが、本命は9番デニムアンドルビー。3歳牝馬。53㌔ならなんとかならないか。ここにメイショマンボが出走してきたら、それなりの人気になっていたはず。【オークス】【秋華賞】ではこちらの方が人気は上だった。押せ押せのローテーションは気になるが、鞍上も新鮮に勝負を賭けてみたい。馬券は7番ジェンティルドンナとの2頭軸が中心。世界の競馬は牝馬が主役だ。2,3番人気の13番ゴールデンシップ、4番エイシンフラッシュに関しては【JC】で好走するイメージがない。血統的に5,6,11,16番の方が気になる。

 東京10R【ウェルカムS】は12番ダイワズーム、9R【アプローズ賞】は2番ベステゲシェンク。京都11R【醍醐S】は8番レディオブオペラ。京都最終【京都オータムリーフプレミアム】は9番ナリタスーパーワン。ダート底見せておらず、鞍上ルメールも【JC】に乗れない存在感を見せる。

 【JC】5番トーセンジョーダンの中に「ダ・ン・シ」の文字。枠は3回忌に絡む3枠。元々GⅠ馬、ひょっとしたら…。

 

 

  

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まだ続くきなこショック

2013-11-23 06:53:28 | Weblog

 昨夜は仕事で呑んで帰宅。さすがに予想する元気がなく、こんな早朝になった。予想の前に我が家の近況を少し。
 先週はきなこショックであっという間にすぎた。そんなきなこが逝って10日が経った。寂しさは薄れたものの、やはり家の中に少し物足らなさがあるのは確かだ。そんな我が家の中で、被害を被っているのがもう一匹の猫くりである。先週ちょっと触れたが、きなこは喉仏が丈夫で本当に亡くなる数日前まで大声で鳴いていた。それも時間に正確で晩年は18:15夕飯の時間に対して、17:30頃からニャーニャーうるさく鳴いてゴハンの要求をしていた。それに対してくりはと言うと、ほとんど鳴かずウロウロ。
 きなこがいなくなって2日目のことである。奥さんがうっかりしていて19:30までくりにゴハンをあげるのを忘れていた。これまでは必ず鳴いていたきなこがいたので忘れずにごはんにあり付けていたくりだったが、今では全く要求もしないので…。おまけにきなこは缶詰もドライも何でもとにかくよく食べていたが、くりは好き嫌いが激しく缶詰はスープのものしか食べない。本当に食に対しての欲求がないのである。こんな猫はあまりみたことないが、これがくりらしく僕はいいと思っている。ただ奥さんはそれが心配らしい。そしてもうひとつの大きな危惧があるらしい。きなこ用に大量にあった猫缶が一向に減らないのだ。きなこがいなくなっても、きなこショックが続いている我が家であった。

 では今日の予想。まずは府中11R【キャピタルS】。本命は4番スイートサルサ。前々走【長岡S】の1分31秒7は【関屋記念】(1着レッドスパーダ1分32秒5、2着ジャスタウェイ1分32秒7)と比較しても断然。前走にしても重賞3着でその走りは完全本格化。ここは53㌔で出走でき、好勝負間違いない。相手は7,13番。東京12Rは3番ヴェルデホ。11ヶ月の長期休養明けであるが、実力は断然。一か八かの結果だと思うが、十分狙える価値はある。相手は2,5番。
 京都メイン【京阪杯】は15番プレイズエターナル、16番ラトルスネークの2頭の選択で悩んだが、本命は16番ラトルスネーク。前走は出遅れの上にレースの流れに乗れなかった。前々走はタイレコードの圧勝劇で前走は度外視できる。相手は10,15番。京都12Rは1番スマートレパード。昇級初戦となるが、能力的はここでも通用すると思っている。相手は2,4番。

 今日の東京1Rで僕の一口愛馬、ヒムカが出走する。ダートで良さを魅せ、待望の牝馬限定戦。強そうなのが数頭いるが、何とか勝ち上がってほしい。それから今日は夕方から談誌死傷の3回忌公演を見に行くので、またブログ更新が出来ないかもしれない。そうなると明日の朝に…。ただ【JC】はまだ迷っているのだが・・・。 

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トーセンラーに参りました!

2013-11-17 18:34:26 | Weblog

  今日はきなこの追悼馬券として享年22歳から枠の2-2を買い続けた。すると福島9Rで遂に願いが叶ってやってきてくれた。配当はなんと13,550円の万馬券。きっとあまり負けすぎているから、きなこが少しだけプレゼントしてくれたのだろう。きなこありがとう!また馬券になってくれたメイショウオトコギ&ゴールデンアタックもきなこに対しての弔いをやってくれたので、しばらくは買い続けてみようかと思っている。まぁこんなこともあるんだね。

 今日の競馬を振り返る。まずは京都11Rで行われた【第30回マイルチャンピオンシップ】。勝ったのは武豊騎乗の2番人気トーセンラー(牡5歳・藤原英昭厩舎)。直線で豪快に差し切り快勝。初のマイル戦でGI初制覇を果たした。鞍上の武豊は国内外、地方競馬を合わせてGI区切りの100勝目となった。タイムは1分32秒4。レースは予想通りコパノリチャードが先手。ガルボ、ダイワマッジョーレ、クラレントなどが好位を追走、1番人気のダノンシャークもこれらを見る位置で競馬を進めた。比較的ゆったりした流れで直線の決め手比べになったが、道中では後方3番手にいたトーセンラーが大外から1頭だけまったく違う脚いろで一気の差し切り勝ち。武豊は見事に【マイルCS】連覇を果たした。1馬身差の2着には僕が本命に推したダイワマッジョーレ。3/4馬身差の3着にはダノンシャークが入った。
 勝ったトーセンラーだが、いやいや強かった。まさかこんなに強いとは・・・。距離だけではなく、馬も良かったのだろう。また京都の強さは格別で京都の重賞中心ならあと3勝ぐらいしそう。ただこの馬、次はどこに行くのだろうか? 【天皇賞・春】が目標!? 2着ダイワマッジョーレは良く走っている。直線窮屈になるところがあったが、あれがなくてもトーセンラーには勝てなかっただろう。今日は相手が悪かった。 3着ダノンシャークも良く走っている。この馬についても相手が悪かったということだろう。4着コパノリチャードはまだ3歳馬、これから強くなりそう。マイルでこれだけ走れば今後面白い。5着ドナウブルーは牝馬で終いいい脚を使った。この脚は立派もこれが精一杯か・・・。
 トーセンラーは、父ディープインパクト、母プリンセスオリビア(母父Lycius)という血統。北海道・社台ファームの生産馬で、島川隆哉氏の所有馬。通算成績は20戦4勝。重賞は【きさらぎ賞】(2、【京都記念】に次いで3勝目。藤原英昭調教師は【マイルチャンピオンシップ】初勝利。武豊は12年サダムパテックに次いで2勝目となった。

 また福島11Rで行われた【第49回福島記念】は川須栄彦騎乗の3番人気ダイワファルコン(牡6歳・上原博之厩舎)が直線の叩き合いを制してV。勝ちタイム1分57秒3は従来のタイムを0秒5更新するコースレコード。2着にもマイネルラクリマが入り、上原厩舎のワンツーフィニッシュとなった。昨年以上のハンデを背負ってもこの舞台での強さは変わらなかった。秋の福島を締めくくる一戦はダイワファルコン、43年ぶりの【福島記念】連覇を果たした。レースはミキノバンジョーがハナに立ったものの、外から出ムチを入れてネコパンチが強引に先行。この後ろにマイネルラクリマ、コスモファントム、ダイワファルコンと続き、上がり馬のディサイファは中団のやや後ろからレースを進めた。直線、手応え十分に好位から先頭をうかがうのは内マイネルラクリマ、外ダイワファルコンという上原厩舎の2頭だった。ようやく大外からディサイファも追い上げたが届かず、僚馬2頭のマッチレース。最後は外のダイワファルコンが1/2馬身かわしたところがゴールだった。2着は2番人気のマイネルラクリマ。クビ差3着は内を強襲した7番人気のラブイズブーシェで、ディサイファはハナ差4着に敗れた。
 勝ったダイワファルコンはやっぱりここでは力が上だった。早めに抜け出しての粘りはさすがであった。2着マイネルラクリマも休み明けでこれだけ走れば立派。次はもっと良くなるだろう。3着 ラブイズブーシェは内をついた古川の好騎乗か。4着ディサイファは重賞でも通用することはわかったが、今日のところは位置取りが後ろすぎた。もう少し前なら・・・。
 ダイワファルコンは、父ジャングルポケット、母ダイワルージュ(母父SS)という血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、大城敬三氏の所有馬。通算成績は33戦8勝。重賞は【福島記念】に次いで2勝目。上原博之調教師、川須栄彦ともに【福島記念】は昨年に次いで2勝目となった。

 来週は【JC】。ジェンティルドンナVS.ゴールドシップVS.エイシンフラッシュの争いだが、ぼくが買いたい馬がいない。一週間掛けてなんか面白い買い方考えよう!

 

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きなこ馬券

2013-11-16 21:04:37 | Weblog

 先週惨敗したので、今日はそれを取り戻そうと朝から気合を入れて競馬に接したのだが、結局は空回り。それも万馬券3本獲ってマイナス収支となってしまった。相変わらず馬券が下手だ。
 今日の競馬を振り返る。東京11R【第18回東京スポーツ杯2歳S】。勝ったのは蛯名正義騎乗の2番人気イスラボニータ(牡・栗田博憲厩舎)。最内から抜け出して重賞初Vを飾った。勝ちタイムの1分45秒9は、昨年のコディーノがマークしたタイムを0秒1塗り替える2歳コースレコード。評判の関西馬を寄せ付けず、追いすがる地方の星も退けて、最内から鮮やかに突き抜けた。レース巧者らしい走りで重賞初制覇を成し遂げたのはイスラボニータだった。
 レースはオールステイが引っ張る展開で、2番手にウインマーレライ。この後ろをイスラボニータとプレイアンドリアルが追走して、断然人気に推されたサトノアラジンは中団の外からレースを進める。直線に向くと、先にプレイアンドリアルが仕掛けて先頭に出るが、内からイスラボニータも食い下がる。外に持ち出したサトノアラジンは伸びなかった。ゴール前は結局、内の2頭の争いとなり、叩き合いから力強く伸びたイスラボニータが先着。見事に重賞制覇を果たした。クビ差2着はホッカイドウ競馬から挑戦してきた4番人気プレイアンドリアルで、さらに1馬身1/4差の3着には外から伸びた5番人気クラリティシチーが入っている。
 勝ったイスボニータだが、一戦一戦力を付けてきてここでは完成度が一枚上だった。コース取りも良かったし完勝。あとは成長がどこまであるかだろう。2着プレイアンドリアルは勝ちにいっての2着は立派。力ある馬、今後が楽しみだ。3着クラリティシチーは出遅れが痛かった。ただ伸びないところで3着はちからのある証拠。4着ラングレー、5着サトノアラジンはまだ成長途上というところだろうが、レースを覚えると相当走りそう。僕が本命推した12着リターンラルクはあの位置取りでは苦しい。外枠も不利だった。まぁ僕の選択ミス。
 イスラボニータは、父フジキセキ、母イスラコジーン(母父Cozene)という血統。北海道浦河町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、(有)社台レースホースの所有馬。通算成績は4戦3勝。重賞初勝利。栗田博憲調教師は【東京スポーツ杯2歳S】初勝利。蛯名は1999年ジョウテンブレーヴ、04年スムースバリトン、08年ナカヤマフェスタに次いで4勝目となった。

 では明日の予想。まずは【マイルCS】。どんぐりの背比べ的なメンバーでどこからでも狙える。で、僕の本命は4番ダイワマッジョーレ。【京王SC】を勝った時にマイルならGⅠでも勝負になると思った馬で【安田記念】でも本命にはしなかったが、気にしていた一頭。ただ小さい体に58㌔は厳しかった。今度は57㌔だし、前走も一番強い競馬をしたのはこの馬だった。“マッジョーレ”は最高という意味。ダイワメジャー産駒でマッジョーレはメジャーと同等の気持ちの入れ方とみる。そう馬主サイドの期待の高さもわかるというものだ。ここは自信の本命。ただ少し不安は蛯名が今日重賞を勝ったこと。2日連続は・・・。相手は5,13番。
 東京メイン【霜月S】は3番コバノリッキー。【標語CS】で【武蔵野S】3着したベストウォーリアを1秒離してVはここに入っても十分通用する。休み明けながら蔵上に内博を配したのだから、仕上がりに間違いはないだろう。相手は4,5番だが、6番も面白い。
 福島メイン【福島記念】は人気でもディサイファ。段々力を付けてきた馬、ずっと馬券でお世話になっている。ここは重賞初挑戦、人気と馬券的には美味しくないが、自在性もあって自身の本命。相手は2,9番。

 今週愛猫きなこが逝ってしまったが、享年22歳であった。明日はきなこ馬券として枠の2-2で勝負する。

 

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さよならきなこ

2013-11-15 21:11:22 | Weblog

 遂に我が家の老猫・きなこが11月13日朝6時頃、22歳で永眠いたしました。最近では足腰が弱り、目が見えないため、オシッコのそそうはあるものの、食欲はあり大好きなウエットフードをモリモリ食べていました。それが先週金曜日頃から急に体調が悪くなり、
てんかん発作も起きて、最期は朦朧とした状態で昏々と眠り続け、13日の朝、僕らが起きてくる直前、静かに亡くなっていました。まさに大往生だと思います。
 きなこは元々うちの奥さんの家にいた猫で結婚を機に奥さんと一緒に僕の元にやってきました(もう一匹故ポチという雄猫も一緒に)。僕にとっては奥さんの連れ子、姑と言ったところか…。手足が短くきれいなこうばこ(手足を組む)ができず、毛繕いが下手で不器用だった猫。ただ声が大きく、その声は家じゅう響いていました(晩年まで続いていた)。奥さんが焼き場で遺骨を受け取ってきたが、係の人に「喉仏がしっかりしていますね」と言われたとのことだったので、ひょっとしたら大きな声はそのせいかもしれない。ただ臆病なところもあり、ベランダの上に上がらず、ベランダの隙間から下界(うちは6階なので)を恐々覗いていました。
 20歳を越えたあたりから体力が衰え、うちの奥さんはほとんど看護状態でした。そのため毎年「今年は大丈夫かな」と奥さんと話していたので、ある程度の覚悟はできていました。奥さんも息を引き取ったきなこを見て確か最初に言った言葉は、
「あー、きーちゃん、やっぱりダメだったか…」

だった。十分尽くした充実感があったのだろう。きなこが逝った日、仕事が前日で終わり何もない日だった。後で奥さんに聞いた話だが、きなこの具合が悪くなって、半分はお別れの覚悟をしつつ、自分の仕事のスケジュールを見て

“この日に亡くなったら、ちょうどゆっくりお別れできるな”
と思っていたらしい。もしかしたらそれが伝わったのかもしれない。看護は必要だったが、さすが22年も奥さんと一緒に生きてきた猫である。最後まで飼い主孝行の猫でした。

きなこ頑張ったね。たくさんの思い出ありがとう。向こうに行ってあまり仲良くはなかったけど、ポチと一緒に日向ぼっこしてね。ゆっくりお休みなさい。合掌!

 では明日の予想。まずは東京メイン【東京スポーツ2歳S】。素質のある有力馬がいるが、今回が絶好の狙い目だと思っていた15番リターンラルク本命。レースが下手で末脚一色だが、前走の上がりは33.9秒と出走中断然。鞍上は前走でこの馬の脚を把握したはずで、今度は面白い。届くか、届かないか一か八かだが、狙ってみる勝ちは十分。相手は1,9番。
 京都メイン【修学院S】は4番キャトルフィーユ。3歳時は【秋華賞】でも勝負になると思っていた馬。前走もそれほど負けておらず、53㌔、鞍上バルザローナなら一発があっていい。相手は3,6番。

 福島メイン【河北新報杯】は13番グレカーレ。昇級した2戦でスピードが十分なところは魅せた。ただ新潟より圧倒的に福島がいい馬で、今回が断然狙い目。鞍上も強化され、控える競馬も身に着けた。例え人気でも買い。相手は6,7番。

きなこが死んで3日。毎朝生きているかどうか、きなこが寝ていたところを観ていたが、習慣というものは恐ろしいもので、昨日も今日も・・・。まだ当分は忘れられそうもない。

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馬券下手本領発揮!

2013-11-10 18:22:21 | 競馬回顧

 【エリザベス女王杯】は僕の「my注目馬」4頭が大活躍。1着にメイショウマンボ、3着アロマティコ、4着トーセンアルニカ、5着にデニムアンドルビーとなった。しかしこれが僕らしいところで、4頭の中で一番着順の悪い馬を本命に指名。馬券は辛うじて抑えで3連複を的中させたが、もう少し馬券が上手ければ大勝ちのレースとなったはず。おまけに【武蔵野S】は本命アドマイヤロイヤルが2着、【みちのくS】は本命セイコーライコウが3着と馬券になったが、こちらの方も【みちのくS】で3連複が的中しただけだった。その結果、今日の競馬は大惨敗。自信喪失になる競馬だった。

 では今日の重賞を振り返る。京都11Rで行われた【第38回エリザベス女王杯】は前述したように武幸四郎騎乗の2番人気メイショウマンボ(3歳・飯田明弘厩舎)。直線外から抜け出して快勝。【オークス】、【秋華賞】に次いでGI3勝目を飾った。タイムは2分16秒6。いやぁ、恐れ入りました。ここまで強いとは・・・。その強さは雨降り馬場も古馬も上がり馬も相手にせず、メ秋の女王の相応しいものだった。レースはエディンの逃げで幕を開け、セキショウが2番手。セレブリティモデル、ラキシスがこれを追走して、人気のヴィルシーナ、メイショウマンボはともに中団からレースを進めた。4コーナーを迎えての直線勝負となったが、スムーズに外から進出していたメイショウマンボは直線入り口で早くも前を射程圏にとらえ、馬群で伸びあぐねる1番人気のヴィルシーナを尻目に、横綱相撲で抜け出すと重馬場も苦にせずゆうゆうと押し切った。3歳秋に【秋華賞】と【エリザベス女王杯】を連勝したのは’07年のダイワスカーレット以来。1馬身1/4差の2着には同じ3歳馬で6番人気のラキシスが入り、さらにクビ差の3着には5番人気のアロマティコが入った。
 勝ったメイショウマンボだが、本当に強かった。また幸四郎の騎乗も見事で、ヴェルシーナを押し込め、直線は馬場のいいところを狙った。人馬共に最高の競馬だった。2着ラキシスも立派。1600万条件の馬が正攻法で2着なのだから、これからが楽しみ。角居厩舎ではデニムよりこっちが強いのかも・・・。3着アロマティコもこのくらい走る力は持っている。2着に届かなかったのは斤量のためか・・・。ただ勝つまでは行かない馬なのかもしれない。4着トーセンアルニカは将来性ある走りだった。直線で盛り返す脚を見せているし、今後が楽しみだ。5着デニムアンドルビーは位置取りが後ろすぎた。ただこれがこの馬のレースなのだろう。もう少しレースを覚えないと、大レースでは厳しい。6着ホエールキャプチャは馬場に殺された感じ。10着ヴィルシーナに関しては僕は距離が敗因と見ている。 
 メイショウマンボは、父スズカマンボ、母メイショウモモカ(母父グラスワンダー)という血統。北海道・高昭牧場の生産馬で、松本好雄氏の所有馬。通算成績は10戦6勝。重賞は【フィリーズレビュー】、【オークス】、【秋華賞】に次いで4勝目。飯田明弘調教師、武幸四郎ともに【エリザベス女王杯】初勝利となった。

 東京11Rで行われた【第18回武蔵野S】は、ルメール騎乗の1番人気ベルシャザール(牡5歳・松田国英厩舎)が直線で抜け出して重賞初制覇。タイムは1分35秒3。【ダービー】でオルフェーヴルの3着に好走した素質馬が、名手ルメールの手綱さばきにこたえて砂の舞台で待望の重賞タイトルを手にした。スタートは最終的にはグラッツィアが押し出されるように先頭に立った。ティアップワイルド、ナムラタイタンなどがこれに続き、ゲート内で立ち上がっていたイジゲンもわずかな遅れを取り戻して好位のインにつける。直線は一団となって混戦となったが、馬群から抜け出したベルシャザールが後続を一瞬で突き放し、最後は激しい2着争いを尻目に堂々と押し切って重賞初制覇を成し遂げた。2着は3番人気のアドマイヤロイヤル。3着には7番人気のベストウォーリアが入った。勝ったベルシャザールだが、 完全なダート馬に変身していた。力のあるパワフルな馬で今後ダートの大きなレースでも通用するだろう。2着アドマイヤロイヤルはさすがに府中だと良く走る。ただ今日のところは相手が強かった。3着ベストウォーリアは確実に成長している。今後が楽しみだ。
 ベルシャザールは、父キングカメハメハ、母マルカキャンディ(母父SS)という血統。北海道・社台ファームの生産馬で、(有)社台レースホースの所有馬。通算成績は15戦5勝。重賞初勝利。松田国英調教師は2001年クロフネに次いで【武蔵野S】2勝目、ルメールは初勝利となった。

 遂に磐田が・・・。今日行われたJ1第31節鳥栖戦で1-0に敗れ、1994年の昇格以来初のJ2降格が決まった。かつてはFW中山雅史やMF名波浩、MF福西崇史ら多くの日本代表を輩出し、1997、1999、2002年と3度の優勝を誇る名門だったが・・・。スポーツの世界は「本当に厳しい。

 

 

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エリザベス女王杯は名手コンビで・・・

2013-11-09 20:56:06 | Weblog

  まずは今日の競馬を振り返る。
 東京11Rで行われた【第49回京王杯2歳S】。勝ったのは田辺裕信騎乗の5番人気カラダレジェンド(牡・尾形和幸厩舎)。2番手追走からゴール前で差し切りV。前週土曜に新馬勝ちしたばかりで、デビューからわずか一週間後に重賞ウイナーに輝いた。管理する尾形和幸調教師は今年開業したばかりでの重賞初V。タイムは1分23秒1。予定の連闘策で臨んだ素質馬が、デビューからわずか一週間で重賞勝ちの快挙を演じた。
 レースは断然人気に推されたモーリスが大きく立ち出遅れる波乱の幕開け。マイネルディアベルが飛ばして、2番手にカラダレジェンド。ラブリープラネット、クインズハリジャンがその直後を追走。上位4頭が後続を離す展開になったがペースはあまり速くならず、直線に向くとマイネルディアベルをかわしたカラダレジェンドとラブリープラネットの叩き合いに。ゴール前ではクインズハリジャンも2頭の争いに加わったが、最後まで力強い脚どりで駆け抜けたカラダレジェンドが先着した。田辺は前週の【アルテミスS】に続いて、東京の2歳重賞を2週連続制覇。1/2馬身差の2着は外から伸びた6番人気のクインズハリジャンで、2番人気のラブリープラネットはわずかに伸びを欠いて2着からハナ差の3着に敗れた。
 勝ったカラダレジェンドはこの厳しいローテーションでの勝利だから、能力が高いのだろう。今後も楽しみになった。2着クインズハリジャンもよく粘っている。3着ラブリープラネットは道中引っ掛かった分追い負けた。もう少しスムーズなら・・・。断然人気で6着に敗れたモーリスはスタートがすべて。今日は仕方ない。 
 カラダレジェンドは、父フレンチデピュティ、母キョウエイワンダー(母父SS)という血統。北海道・岡田スタッドの生産馬で、子安裕樹氏の所有馬。通算成績は2戦2勝。重賞初勝利。尾形和幸調教師、田辺裕信ともに【京王杯2歳S】初勝利だった。
  京都11Rで行われた【第18回ファンタジーS】は武豊騎乗の4番人気ベルカント(栗東・角田晃一厩舎)が逃げ切りV。管理する角田調教師ともども重賞初制覇を果たした。タイムは1分21秒1。父譲りの逃げ脚は、距離が延びても全く衰えることがなく、天性のスピードを発揮して重賞ウイナーに輝いた。レースは逃げて結果を出してきた馬が多いなかでも、ハナを切ったのはベルカント。楽にマイペースに持ち込んだ。この後ろにラヴィーネ、テイエムチュラッコがつけ、1番人気のエイシンオルドスも前を射程圏にとらえて好位を追走。直線に向いてもベルカントの脚いろは鈍ることなく、後続を寄せ付けないまま逃げ切って完勝。2カ月ぶりの実戦をものともせず、重賞Vを果たした。管理する角田晃一調教師は開業3年目でうれしい重賞初制覇。1馬身1/4差の2着は馬群から鋭く伸びた7番人気のモズハツコイで、さらにクビ差の3着にはアドマイヤビジンが入った。
 勝ったベルカントはスタートが良く、折り合いがつき道中もゆっくりと走れた。距離に不安があっただけに1400mで勝てたのは今後のことを考えると大きい。2着モズハツコイは終いもしっかりと伸びていた。マイルなではいいだろう。3着アドマイヤビジンは驚いた。鞍上の話によると乗りやすい馬らしいので、今後も好走しそう。僕が本命に推した4着エイシンオルドスはスターと直後内と外から挟まれて行きたがってしまった。ただ間違いなく力はある。
 ベルカントは、父サクラバクシンオー、母セレブラール(母父ボストンハーバー)という血統。北海・土居忠吉氏の生産馬で、(株)ノースヒルズの所有馬。通算成績は3戦2勝。重賞初勝利。角田晃一調教師は【ファンタジーS】初勝利。武豊は2005年アルーリングボイス、06年アストンマーチャンに次いで3勝目。

 
 明日の予想。まずはなんといっても【エリザベス女王杯】。JRA-BAN NEXTの『My注目馬』が出走馬の中に4頭いる。内から3番メイショウマンボ、7番アロマティコ、14番デニムアンドルビー、17番トーセンアルニカである。その中でさっきまでどれを本命にするか迷って、決めたのが初志貫徹で14番デニムアンドルビー。【秋華賞】でも狙ったが、やっぱり内回りが仇となり、早めに動き伸びを欠いた。当時から【エリザベス女王杯】の方がいいと思っていた馬だが、あとは出来。ここは角居厩舎から4頭出し。疑ってかかればデニムだけでは不安という取り方もあるが、もし疲れが残っていたら残り3頭に任せる可能性だってあったはず。ここは名伯楽の手腕と鞍上の失敗は二度しない名手内博を信じる。相手は前出3頭だが、勿論9番が本線。大穴は6番。

 東京メイン【武蔵野S】は3番アドマイヤロイヤル。【プロキオンS】ではセイクリムズン、ダノンカモンを完封しており、東京のマイルは(3,2,3,1)と馬券を外したのはたった一回だけ。それも前が詰まって追えなかった昨年の当レースだけ。ここは実力ほど人気にならない。相手は2,16番。

 福島メイン【みちのくS】は人気だが14番セイコーライコウで仕方ない。2年以上の休みがあり、前走でようやく馬券圏内に。勝ち馬とは斤量差もあったので、完全復活と考えていいだろう。相手は11,12番。

 競馬とは全く関係ないが、2月に公開される映画【東京難民】(面白いらしい)の作家・福澤徹三氏だが、現在書籍で販売されている【灰色の犬】という小説はなかなか読み応えがあって面白い。初めのほうは少しかったるいが、後半100ページほどは圧巻。とy条人物も人間味溢れて、直ぐに映像化が頭に浮かぶ。皆さん、仕事が嫌になったら、是非読んでみてください!

 

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