ようやく楽天と横浜が初勝利を挙げた。共に接戦を制しての勝利。これでブラウン、尾花両監督もひと安心だろう。これからも頑張れ!
では今日の重賞を振り返る。まずは中京で行われた【高松宮記念】。勝ったのは、四位洋文騎乗の1番人気キンシャサノキセキ。道中好位追走から直線半ばで先頭に立つと、6番人気ビービーガルダンの追撃をハナ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分08秒6(良)。さらにクビ差の3着には僕が本命に推した3番人気エーシンフォワードが入った。勝ったキンシャサノキセキはこんなにレースが上手いのかというレースぶりで4角ではあっさり先頭に出た。ちょっと早く抜け出したため、最後はビービーカルダンに迫られたが、キンシャサの勝つレースはいつも接戦でこんなレースはおてのものだった。どんなレースでもできるキンシャサ、これでスプリンターとして本物になったということだろう。2着のビービーカルダンは【スプリンターズS】に続いてハナ差。ツキがないというのはこの馬のことだろう。ただ力があるのは確かで今後もスプリンター界の中心となるであろう。3着のエーシンフォワードは発汗が凄かったが、なんとか力で持ってきた。もう少し前で競馬できれば、もっと際どかったかもしれない。惜しかったのは5着だったアルティマトゥーレ。スタートで躓かなければ結果は変わっていただろう。これで繁殖入りらしいが、惜しい勲章を逃した。
尚、キンシャサノキセキは昨年の【スワンS】、【阪神C】、今年の【オーシャンS】を制しており、今回の勝利で重賞4連勝を達成。GⅠは一昨年の【高松宮記念】と【スプリンターズS】の2着が最高で、7度目の挑戦で悲願の初制覇となった。
キンシャサノキセキ(牡7・堀厩舎)は父フジキセキ、母ケルトシャーン(母父Pleasant Colony)という血統。フジキセキ産駒はこのレース、’08年のファイングレイン以来2勝目。G1勝利は’08年の【JCダート】のカネヒキリ以来6勝目となった(重賞は通算47勝目)。そして、外国産馬の勝利は’97年のシンコウキング,’98年のシンコウフォレスト以来3勝目。また南半球産のマル外馬のG1勝利はJRA初の事となった。通算成績:26戦10勝(重賞5勝)
鞍上の四位は’98年のシンコウフォレスト以来2勝目。G1勝利は’09年の【秋華賞】のレッドデザイア以来通算14勝目、通算重賞は66勝目となった。管理する堀調教師は開業以来G1初勝利。これまでは前述したようにキンシャサの【高松宮記念】【スプリンターズS】の2着が最高だった。重賞勝利は今年の【スプリングS】のアリゼオ以来通算12勝目となった。
今日のキンシャサは7歳馬だったが、7歳馬の勝利は40回目にして初めて(今までは6歳が最高だった)。尚、G1最高年齢勝利は昨年の【天皇賞・秋】【マイルCS】のカンパニーの8歳だ。
また中山で行われた【マーチS】は、ごっちゃん騎乗の4番人気マコトスパルビエロが、好位追走から直線力強く抜け出し、6番人気ナニハトモアレ(僕本命)に2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分51秒7(稍重)。さらに3/4馬身差の3着には3番人気シビルウォー入ったが、1番人気のモンテクリスエスは4着に敗れた。抜け出したモコトスパルビエロだが、落ち着いた流れで先行馬の直後につけられた位置も良かったし、抜け出すタイミングも絶妙だった。元々力はある馬で、こんなレースができると強い。まぁ今日のところは全てが上手くいった。2着のナニハトモアレは脚質に幅が出てきた。こんな競馬ができると今後が愉しみだ。3着シビルウォーも力を付けており、確実に走るが勝ちきるまでの力はまだないようだ。4着モンテクリスエスは小回りの1800mが合わなかったし、フサイチビージェイは出遅れが全てだった。
勝ったマコトスパルビエロ(牡6・鮫島厩舎)は父BT、母マコトシュンレイ(母父リンドシェーバー)という血統。BT産駒は昨年の【新潟JS】のエリモマキシム以来の勝利で通算78勝目。そして’93年以降18年連続でJRA重賞勝利を挙げており、パーソロン・ノーザテーストが持つ最多記録タイとなった。通算成績:32戦9勝(うち地方7戦3勝、重賞4勝)
鞍上のごっちゃんはこのレース初勝利。本年度は【フラワーC】のオウケンサクラに続き2勝目、通算46勝目となった。また管理する鮫島調教師もこのレース初勝利で、JRAのダート重賞も初勝利。JRA重賞は’08年【きさらぎ賞】のレインボーペガサス以来の勝利で通算5勝目となった。それに2着のナニハトモアレも同厩舎の管理馬。尚、同厩舎での重賞ワンツーフィニッシュは’09年の【ファンタジーS】の松田博厩舎(タガノエリザベート、ベストクルーズ)以来となった。
今日の僕の競馬は【マーチS】、【高松宮記念】共に3連複的中し、【高松宮記念】は3連単も的中した。普通なら大勝となるところだが、他にいろいろと多くのレースに手を出したため、全体的な収支ではトントンであった。詰めが甘いというか・・・それは、昨日のヤクルトのようであった。今日のヤクルトは最後までしっかりやっていたので、僕も見習わなければ・・・反省。