人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

日ハム優勝の要因は・・・

2016-09-30 20:42:04 | Weblog

 遂にパ・リーグの優勝が決まった。最大11.5ゲーム差を覆して4年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた北海道日本ハムファイターズ。わがソフトバンクの失速があったとはいえ、この逆転は立派のひと言。
 僕が観ていて今年の日本ハムはバランスがとても良かった。数字を見ても失点数はリーグ最少の466点でチーム打率.267、盗塁数132、救援防御率2.70はリーグ1位、そして本塁打120、74失策、先発防御率3.25はリーグ2位とまさしく“打って走って守れる”チームであった。そして特筆的なことは対ソフトバンクの成績。昨年は、対ソフトバンク9勝15敗1分けと大きく負け越したが、今年は3連戦7カード中5カードで勝ち越し、さらに9月21~22日の天王山も2連勝を飾った。通算で15勝9敗1分けという、昨年と真逆の数字を残したのだ。投打別に見ても、昨季の対戦打率.230、対戦防御率4.85が、今季は対戦打率.247、対戦防御率2.80。大谷に至っては昨年対ソフトバンク4試合で1勝2敗、防御率6.58だったのが、今季は4試合で2勝0敗、防御率1.26という成績。打の方でも昨年はソフトバンク戦13試合に出場して20打数2安打の打率.100、0本塁打、1打点だったのが、今季は21試合で73打数30安打の打率.411、9本塁打、16打点の大暴れだった。これだけ見ても大谷のMVPは間違いないところだ。天晴れ!
 ただ僕がいちばん優勝の要因と思っているのが、昨年のソフトバンクから4年ぶりに日本ハムへ復帰した吉井理人投手コーチの存在である。今年は4年目の大谷、3年目の高梨、2年目の有原が10勝に到達。メンドーサ、吉川、大谷が不調や故障で離脱しても、開幕当初は中継ぎだった高梨と、「先発の適性がある」と見初めていたドラフト2位・加藤(新日鉄かずさマジック)の抜擢で乗りきった。そして増井。抑えのエースを8月から先発に起用し、8試合で6勝1敗と優勝の立役者となった(栗山監督の発案だったらしい)。それを認めて生かした手腕は見事としか言えない。
 実はこの吉井コーチだが、2012年に一度は栗山監督と投手起用を巡り対立がありユニフォームを脱いでいる。その後1年のブランクを経て、工藤監督からの要請がありソフトバンク1軍コーチに就任、2連覇に貢献したが、昨年末に3軍投手コーチを打診され退団している。僕が想像するのに3軍コーチ就任はともかく、ソフトバンク内での居場所的なこともあったのではないかと思う。というのも吉井コーチの上にはノムさんにして日本一の投手コーチと言わしめた佐藤義コーチがいるし、まして監督は投手出身の工藤である。これだけ実績ありながらのこの境遇では正直面白くなかったのではないだろうか。そしてそんな時に大谷という育て甲斐のある投手のいる日本ハムからの熱いオファー。それも昔の確執を飛び越えて・・・。吉井理人、佐藤越えを実現した今年、日本一の投手コーチになったのかもしれないと思う今日この頃である。

今週末は【凱旋門賞】である。今年はJRAが初めて、国内で馬券発売する。ただそれは国内の売り上げによって決まる、JRA独自のオッズである。この話を聞いた時に「どうせ日本で買う人の馬券はマカヒキに集中するんだから、マカヒキ以外の外国馬がおいしい」と思ってずっと楽しみにしていたのだが、血統評論家の田端さんのコラムを読み、そんな単純なことにはならないと知った。
 それを要約すると《『アービトラージ』と呼ばれる投資法。簡単に説明すると、「A馬は日本で買ったほうがお得。B馬は海外のブックメーカーで買ったほうがお得」などという、買い方によっては何が勝っても儲かってしまう投資法。ただそんなオッズが、ギャンブルや相場の世界で長時間存在するはずがなく、存在したとしても、ほんの一瞬、ほんの数分で解消されてしまうのがこの世界の常。そのような「今この瞬間、上手な買い方をすれば、ほぼ確実に儲かっちゃうぜ」というオッズの歪み(為替レートなど)の情報を、高い料金を取って提供する会社もあるくらいで、だから【凱旋門賞】のオッズも、日本で買うなら外国馬が断然お得という単純なバランスにはならないのだ。
 具体的に、もしそんなオッズになれば、海外のブックメーカーがJRAで大量に馬券を買うだろう。リスクヘッジとして。自分の会社で受け付けている馬券の売れ行きに合わせて、「何が勝っても損しないような配分で」日本の馬券を利用するだろう。その結果、JRAの売上の多くの割合を海外のブックメーカーが担う、などという珍現象が起こるのかもしれない。もちろんJRAの最終オッズがわからない限り、完璧なアービトラージはできないけど》
なるほど…。海外のブックメーアーなら十分あり得ることである。う~ん、どうしよう。まぁ当日のオッズを見て決めようと思っているが、今のところマカヒキの単勝だけ記念に買ってレフトハンドから勝負しようかと思っている。と思ったら、外枠に入っちゃった。

 では明日の予想。まずは中山メイン【秋風S】。本命は前走が良いきっかけとなった9番グランシルク。元々大きなところところの狙える馬で、ここは通過点。相手は3,7,8,11,12,13番。中山12Rは2番ゴールドフォレスト。キャリア2戦だが先々まで注目したい馬。ここも圧勝するはず。相手は4,6,7,9,12,13番。阪神メイン【シリウスS】は8番ピオネロ。一頭強い馬がいるが、前走の勝ちっぷりからちょっと追いかけてみたくなった。ここで勝ち負けなら今後が楽しみだ。相手は1,4,6,7,9,11番。阪神12Rは11番ミスズスター。休み明けとなるが、前走の昇級戦で1番人気になった馬。人気になる今回が絶好の狙い目だ。相手は4,6,7,12,13,15番。

明日は仕事でゴルフが入っている。馬券は今日購入して明日の夜に結果照合。何とか【凱旋門賞】と【スプリンターズS】の資金を手にしたいものだ!

 

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重賞が当たらない・・・

2016-09-25 18:26:18 | Weblog

 昨日優勝を決めていた豪栄道が今日の千秋楽で琴奨菊を下し、全勝で締めくくった。カド番からの全勝優勝は史上初のこと。また初優勝が全勝となるのは1994年名古屋場所の大関武蔵丸以来22年ぶり。これで綱獲りとなる九州場所へ弾みをつけた。ただ来場所は白鵬が戻ってくるし、稀勢の里もプレッシャーがなくなり復活してきそうなので、綱獲りの壁は厚い。それでもこういうものは勢いが大事。是非頑張ってほしい。一方大関獲りの高安だが、終盤3番の負け方が悪すぎる。そう考えると来場所はしんどいか・・・。それから三賞だが、殊勲賞に2横綱3大関を撃破した隠岐の海が初、敢闘賞に新関脇で2横綱を倒して2場所連続2桁勝利の高安が3度目、技能賞に14日目まで優勝争いに絡んだ遠藤が初めて選ばれた。
 今日の競馬を振り返る。今日の中山11Rで行われた【第62回産経賞オールカマー】は、吉田隼人騎乗の1番人気ゴールドアクター(牡5歳・中川公成厩舎)が人気に応えてV。中団追走から3コーナーで一緒に進出したマリアライトを直線で置き去りにすると、力強く伸びて秋初戦を快勝した。タイムは2分11秒9。2着にはクビ差でサトノノブレス(3番人気)。さらに1馬身離れた3着にツクバアズマオー(6番人気)が入線した。僕が本命に推した2番人気のマリアライトは直線で伸びを欠き5着、JRA重賞10連続連対中だった戸崎圭太のショウナンバッハ(8番人気)は6着となった。
 勝ったゴールドアクター完勝だった。やはり中山は走る。この後は【ジャパンカップ】、【有馬記念】の予定らしいが、【有馬記念】はやはり有力か。2着サトノノブレスは交わされてからもよく食い下がっていた。今年重賞2勝だし、相当力をつけている。3着ツクバアズマオーは相手なりに走る馬。まだまだこれから強くなりそう。5着マリアライトは休み明けやはり走らない。叩かれよくなる馬なので次は良くなるだろう。ただ少し反応が鈍いのは気になった。
 ゴールドアクターは、父スクリーンヒーロー、母ヘイロンシン(母父キョウワアリシバ)という血統。北海道新冠町・北勝ファームの生産馬で、居城寿与氏の所有馬。通算成績は16戦9勝。重賞は【アルゼンチン共和国杯】・【有馬記念】、【日経賞】に次いで4勝目。中川公成調教師、吉田隼人ともに【産経賞オールカマー】は初優勝。
 一方、阪神11Rで行われた【第64回神戸新聞杯】は、C・ルメール騎乗のサトノダイヤモンド(牡・池江泰寿厩舎)が単勝1.2倍と断然の人気に応えた。タイムは2分25秒7。【皐月賞】3着、【ダービー】2着の実績を持つサトノダイヤモンドは中団でレースを進め、直線で満を持して抜け出すと、後方から伸びて食い下がるミッキーロケット(6番人気)をクビ差で退けた。さらに3馬身離れた3着のレッドエルディスト(4番人気)までの3頭が、【菊花賞】の優先出走権を獲得した。
 勝ったサトノダイヤモンドは思ったより良い反応で抜け出した。2着馬には食い下がられたが、強い勝ち方であった。トライアルとしてはいいレースぶりで、【菊花賞】も楽しみになった。2着ミッキロケットは強い2着だった。4コーナーでゴチャつく場面もあったし、これだけ走れれば今後が楽しみだ。3着レッドエルディストもひと夏越して馬が良くなっている。距離的には次は楽しめそう。惜しかったのは4着カフジプリンス。4コーナーでゴチャついたところに入り、出せなかった。もし【菊花賞】に出走できるなら、面白い存在かもしれない。僕本命のナムラシングンは6着。3コーナーで他馬に早めに来られて動かざるを得なかったのが痛かった。それでも負けすぎ、現在のところは力不足か。
 サトノダイヤモンドは、父ディープインパクト、母マルペンサ(母父オーペン)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、里見治氏の所有馬。通算成績は6戦4勝。重賞は2016年【きさらぎ賞】に次いで2勝目。【神戸新聞杯】は、池江泰寿調教師が07年ドリームジャーニー、11年オルフェーヴルに次いで3勝目。ルメールは15年リアファルに次いで2勝目となった。

 大接戦のパ・リーグは日本ハムが延長11回2-1で楽天を破り、2位ソフトバンクが西武に負けたため、優勝へのマジックは3となった。まだソフトバンクにもチャンスはあるが、和田が故障。バンデンハーグで負けたのは痛い。さすがの僕も優勝を諦め気味である。

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豪栄道天晴れ!

2016-09-24 21:23:27 | Weblog

遂に初賜杯を勝ち取った。大相撲秋場所14日目で大関豪栄道が玉鷲を下し14連勝で初優勝を決めた。カド番での優勝は2008年夏場所の琴欧洲以来8人目、大阪出身力士としてはなんと1930年夏場所の山錦以来86年ぶりとなった。この日は平幕遠藤が関脇高安に勝ち2敗をキープしたが、豪栄道が玉鷲を鋭い出足から寄り切って初賜杯を勝ち取った。豪栄道は千秋楽に初の全勝優勝を懸ける。そして来場所の九州場所では綱獲りが懸かる。

有明コロシアムで行なわれている女子テニスの【東レ パン パシフィック オープンテニス】はシングルス準決勝が行われ、世界ランク66位の大坂なおみが同20位のE・スイトリナ(ウクライナ)を1-6, 6-3, 6-2の逆転で下してツアー初の決勝進出を果たし、日本勢で1995年のクルム伊達公子以来21年ぶりの優勝に王手をかけた。
決勝戦では、元世界ランク1位のC・ウォズニアキ(デンマーク)と対戦する。頑張れ大坂!

 では明日の予想。まずは中山メイン【オールカマー】。本命は7番マリアライト。ゴールドアスターの中山巧者ぶりは無視できないが、【天皇賞・春】の負けすぎは気になる。【有馬記念】は0.1差で斤量差2㌔ならマリアが優位。相手は1,2,3,5,6,12番。特に5番は相手なりに走る。阪神メイン【神戸新聞杯】は8番ナムラシングン本命。前走は快勝。元々【皐月賞】でも不利があって7着だった馬で実力は持ち合わせている。池添も久々に騎乗で力が入るところで、広々とした外回りもいいはず。相手は5,7,12,13,14,15番。
 他では中山10R【外房特別】の7番タガノカムイ。前走は勝ち馬に切れ負けしたが、久々でなければもっと際どかったはず。現級勝ち馬だし、東上の今回は絶好の狙い目。相手は2,6,10,11,13,14番。阪神9R【甲東特別】は14番レインボーフラッグ。前走はメンバーが揃った中、内容あるレース。ハンデは見込まれたが、まだまだ強くなる馬だ。相手は5,6,7,11,12,13番。
 

 不思議なもので、今回の豪栄道の優勝で、現在の4大関でただ一人、優勝経験がないのが稀勢の里。今日も腰が高く 日馬富士に一気に寄り切られた。綱獲りの本命だった稀勢の里にとっては悔しい今場所となった。

 

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スポーツが熱い!

2016-09-23 22:10:18 | Weblog

 世の中はシルバーウィークで休みを取って旅行されている方も多いと思うが、僕は忙しくカレンダー通りの出社。それでもスポーツ界では熱戦が繰り広げられている。まずは大相撲。稀勢の里の綱取りは駄目になったが、カド番大関の豪栄道の快進撃が続いている。白鵬のいない今場所であの琴奨菊以来の日本人力士の優勝となるのは嬉しい限りだ(遠藤でも日本人)。もし全勝優勝すると来場所は豪栄道の綱取りも…。それから平成生まれ最初の関取・高安(もうひとりの舛ノ山は怪我で序の口まで落ちている。ただ今場所は今のところ全勝)の大関とりの可能性も現実味が帯びてきた。今日は負けたが、残り2勝すると、結構良い確率で大関が近くなる。この高安、元AKB秋元才加の幼馴染でお母さんが共にフィリピン人という関係。是非残りで勝ち星を積んでほしいものだ。
 プロ野球のソフトバンクVS.日本ハムの天王山。ソフトバンクの不甲斐ない負け方にガッカリした。あまりにも打てなすぎである。特に吉村、江川の酷いこと。同じような攻め方にブンブン。そしてここにきて工藤監督の作戦も狂いがち。結果論でなく、吉村、江川と大物撃ちの2人使うより、小細工が効く城所、福田、明石、川島辺りをひとり使った方が良かったと思う(今日は城所を使っていた)。昨年までは細かい野球をせずとも力差が歴然としていたが、今年は日ハムの活躍でそうはいかなくなっている。そして同時にヘッドコーチ不在が大きいのを感じる。投手コーチは佐藤義がいるが、作戦面での相談者不在は栗山のような百戦錬磨の監督相手だとしんどい(工藤監督の成長に繋がる経験と思ってはいるが…)。
それでも今日の勝利で優勝の可能性は大きく残されている。もう一度、選手の奮起に期待したい。
 期待以上に面白かったのが昨日開幕した【男子プロバスケットボール Bリーグ】開幕戦。元NBL王者のアルバルク東京がbjリーグ最多優勝の琉球を80-75で破り歴史的1勝を挙げた。試合の内容はいうと、NBAなんかに比べると、パスミスは多いし、シュートは入らないし、スピードは遅いと比べるだけ失礼ではあるが、そのくらいのレベルとしてみると、なかなか見所の多い試合であった。たぶんこれからはNBA崩れの外国人選手がやってきてリーグを賑わせるのだろうが、まず一歩としては上出来な開幕であったように思う。18チームもあるの力差は当然あるだろうが、昨日のような試合を見せてくれたら、ファンは増加するだろう。そして日本人のレベルも間違いなくUPするだろう。ちなみにこのBリーグは分裂していたNBLとbjリーグが統合し、新たに発足した国内プロリーグ。国内男子リーグの分裂状態が続いたことなどで、日本バスケットボール協会は国際連盟(FIBA)から資格停止処分を科され、日本代表が国際舞台から一時閉め出される事態に陥った。そこで、サッカーのJリーグを成功させた川淵三郎日本バスケットボール協会前会長のリーダーシップの下で誕生した。カテゴリーの頂点に位置するB1は18クラブが3地区(東、中、西で各6クラブ)に分かれ、同地区内で36試合、他地区と24試合のシーズン合計60試合を行う。各地区の1、2位とそれを除いた全クラブ中、上位2位までの計8クラブがトーナメントで年間王者を争うものだ。僕は今のところ、琉球以外に九州にチームがないので琉球と住んでいる千葉を応援しようかと思っている。

 

 

では明日の予想。まずは中山メイン【セプテンバーS】。本命は1番アルマエルナト。去勢手術の効果が前走でようやく見えてきた。元々力はある馬で、中山1200mは得意な舞台。ネオユニヴァース産駒の相性も良く、鞍上も横山典もいい。相手は2,7,12,13,15,16番。阪神メイン【大阪スポーツ杯】は5番サウススターマンで仕方ないだろう。昨年3着で最近の充実度を考えれば、馬券圏内から外れるとは思えない。相手は4,7,8,9,13,14番。その他では中山最終。13番サンクロワ。昇級戦になるがまだまだ奥のある馬。500万でも間違いなく勝ち負けになる。相手は9,10,12,14,16,17番。阪神10Rは12番ガルデルスリール。距離は1ハロン長いが、元々力のある馬。阪神との相性もいいし、休み明けの今回が大儲けの鍵。相手は2,3,5,6,7,11番。

Bリーグの琉球は今日もアルバルク東京に敗れてしまった。連敗スタートは痛いが、琉球頑張れ!

 

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競馬に勝てない・・・

2016-09-18 18:37:24 | Weblog

 9月になってマイナス収支が続いている競馬。なかなか調子上がらない。今日の競馬を振り返る。レースの前に大記録の報告。武豊が今日の阪神4Rの3番人気メイショウヤクシマで、1987年3月1日の中央デビューからJRA、地方、海外を含めた通算4,000勝目を挙げた。(内訳はJRA3,3835勝、地方154勝、海外11勝(JRA所属馬に限る))。豊は87年3月1日に阪神4R(アグネスディクター2着)でデビューし、翌週の7日、阪神3R(ダイナビショップ)で初勝利。以降、数々のビッグタイトルとともに勝ち鞍を積み重ね、騎手生活31年目にして前人未到の大台に到達した。ただ王手がかかってから33戦目の難産であった。次の目標はJRA4,000勝(今日現在、3,837勝)らしいが、競馬界のレジェンドの挑戦は続く。 ではレース回顧。中山11Rで行われた【第70回セントライト記念】は、僕が本命に推した蛯名正義騎乗の1番人気ディーマジェスティ(牡・二ノ宮敬宇厩舎)が貫禄勝ちを見せた。道中は後方から3~4番手で進み、3コーナー手前でスパート。外から一気に先頭に立つと、追い出しを待つ余裕をみせてクビ差でV。秋初戦を無事通過した。タイムは2分13秒1。2着には重賞で今最も頼れる男・戸崎騎乗のゼーヴィント(2番人気)が入り、さらに1馬身1/4差の3着にプロディガルサンが入り、ディープインパクト産駒のワンツースリーとなった。
 勝ったディーマジェスティは蛯名の自信に満ちた騎乗。着差は僅かでも圧勝でであった。これで【菊花賞】が楽しみになったが、あとは未知の距離だけか。2着ゼーヴィントは競馬センスある走りだった。ただGⅠ勝つには破壊力が必要か。2着馬より3着プロディガルサンの方が【菊花賞】向きか。今日のレースも勝ち馬に食らいついていた。あの渋とさは菊へ向けて収穫のような気がする。
 ディーマジェスティは、父ディープインパクト、母エルメスティアラ(母父BT)という血統。北海道新ひだか町・服部牧場の生産馬で、嶋田賢氏の所有馬。通算成績は7戦4勝。重賞は2016年【共同通信杯】、【皐月賞】に次いで3勝目。二ノ宮敬宇調教師は09年(ナカヤマフェスタ)に次いで【セントライト記念】は2勝目。蛯名は03年(ヴィータローザ)、09年(ナカヤマフェスタ)、12年(フェノーメノ)、14年(イスラボニータ)に次いで歴代トップの5勝目。
 阪神11Rで行われた【第34回ローズS】は、池添謙一騎乗のオークス馬シンハライト(栗東・石坂正厩舎)が1番人気に応え、【秋華賞】での牝馬2冠獲得へ弾みをつけた。タイムは1分46秒7。ハナ差2着のクロコスミア(11番人気)、さらに1/2馬身差で3着のカイザーバル(6番人気)までが、【秋華賞】の優先出走権を獲得。僕が本命に推した桜花賞馬ジュエラー(2番人気)はシンハライトは11着に敗れた。
 勝ったシンハライトは池添の自信満々の騎乗だった。エンジンが掛かってからはいい反応だった。ギリギリの勝利も大目標へ向けていい結果となった。強い!2着クロコスミアは岩田の好騎乗。馬場が味方した感はあるが、今日の競馬ができれば次につながるだろう。3着カイザーバルは今後が楽しみな競馬。本番も面白そう。11着ジェエラーは馬場が合わなかったのか、惨敗だった。今日のところは力負けではないだろうが、これでは余程のことのない限り、本番は難しいか
 シンハライトは、父ディープインパクト、母シンハリーズ(母父シングスピール)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、(有)キャロットファームの所有馬。通算成績は6戦5勝。重賞【チューリップ賞】、【オークス】に次いで3勝目。【ローズS】は、石坂正調教師は12年ジェンティルドンナ、15年タッチングスピーチに次いで3勝目、池添は11年ホエールキャプチャに次いで2勝目となった。

 

本当に来週こそは・・・。
 

 

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濃溝の滝

2016-09-17 22:51:11 | Weblog

 

 8月末に新車を購入して、まだ遠出していなかったので、今日奥さんとドライブにでかけた。千葉に住んで20年になるのに行ったことなかったアクアラインを通って向かったのは今話題の君津市の清水渓流公園にある「濃溝(のうみぞ)の滝」。写真は今日僕が撮った写真だが、この写真だと普通の滝のようだが・・・。

実はこの滝、話題の火付け役となったのは一枚のインスタグラムに投稿された写真。季節・時間によって魅せる顔が違う神秘的な滝。国内だけでなく、海外でも話題になっている。たぶんこれから紅葉の季節になるとまたマスコミに登場するだろう。まだ今は観光客も少ない方。是非皆さんにも行ってほしいものだ。東京からでも1時間。近くて道も整理されていて年配の方ででも大丈夫ですよ。
 では明日の予想。まずは中山メイン【セントライト記念】は3番ディーマジェスティで仕方ない。【皐月賞】馬だし、【ダービー】3着馬ならここでは1枚も2枚も上。相手は1,3,9,10,11番。中山10R【レインボーS】は13番ハッピーモーメント。いかにも中山が合う走りを前走で見せた。皆が半信半疑のうちに・・・。相手は1,5,8,9,10,11番。阪神メイン【ローズS】は6番ジュエラー本命。実際シンハライトは強いが、僕はこのレース、桜花賞馬のほうが強いイメージがある。ここは2番人気から・・・。相手は3,4,5,7,11,12番。阪神12Rは16番ナオミベガスを狙う。前走が強い勝ち方。今度は昇給戦、牡馬相手で条件は厳しいが、狙うなら今回。相手は2,5,6,7,9,12番。

明日こそは・・・。

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ボクシングが熱い!

2016-09-16 22:07:48 | Weblog

いやぁ面白かった。今日のボクシング。【WBC世界バンタム級タイトルマッチ】王者の山中慎介(33帝拳)が、挑戦者の同級1位アンセルモ・モレノ(31パナマ)に7回KO勝ちし、11度目の防衛を果たした。試合開始直後からモレノが攻め、激しい立ち上がりとなった。1回、カウンターで山中の左フックが効いて早くもモレノがダウンした。しかしモレノはその後もひるまず、強気に打って両者乱打戦の展開に。そして4回にはモレノの右フックで山中がダウン。それでも4回終了時点のジャッジでは2-0で山中の優勢。5回に入ると、さらに激しい打ち合いとなり、今度は山中がよろめく場面もあった。6回には山中の左ストレートがモレノの顔面にクリーンヒットし、モレノが再びダウン。そして迎えた7回にもモレノが3度目のダウン。それでもスーパー王者の意地でモレノが立つ。しかしさらに山中がリング隅に追い込んで、左ストレートを見舞い、耐えるモレノをKOした。昨年9月に2-1の僅差判定で競り勝っていた強敵を再戦で返り討ちにし、内山高志と並んで国内歴代2位タイの防衛数となった。天晴れ!
そしてその前に行われた【WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ】。世界2階級王者の長谷川穂積(35真正)が、KO率80%以上の王者ウーゴ・ルイス(29メキシコ)にTKOで勝利し、3階級制覇を達成した。日本人最多16度目となる2年5カ月ぶりの世界戦。長谷川は、WBCバンタム級王座から陥落した10年4月モンティエル戦以来5年5カ月ぶりの王者返り咲き。世界で3番目の高齢3階級制覇、日本人最年長世界奪取と記録ずくめの勝利を挙げた。
 序盤は互いに探りながらの展開。1回には偶然のバッティングで長谷川に減点。4回終了時点のジャッジでは1-2とルイスが優勢だった。5回に入るとルイスが果敢な攻めを見せると長谷川も反撃し、激しい流れになった。7回には偶然のバッティングで、今度はルイスに減点。8回にはルイスが手数を増やして積極的に攻撃を仕掛ける。しかしこの段階のジャッジでは長谷川が2-1で優勢となった。そして9回終了後、ルイスが棄権した。天晴れ!
 このほかにも現在日本人王者はWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)、WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ)、WBO世界ミニマム級王者・高山勝成(仲里)、WBA世界フライ級王者・井岡一翔(井岡)、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(大橋)がいる。そして元王者。内山高志や村田涼太、清水聡も・・・。今日本のボクシングは熱い!

 では明日の予想。まずは中山メイン【ラジオ日本賞】は3番ケイティブレイブ。3歳限定なら中心視。54㌔も56㌔背負いなれていただけに有利だろう。相手は1,5,6,7,8,9番。同12Rは11番ロードインスパイア。芝を使われてきたが、ダートなら圧勝まである。鞍上に戸崎を配したのも勝負気配の表れだろう。相手は3,4,5,6,9,12番。阪神メイン【オークランドRCT】は2番アドマイヤランディ。前走1000万条件を快勝。その走りっぷりはひと皮剥けた感じだった。鞍上も福永だし、人気無しで面白そう。相手は4,5,8,9,10,11番。阪神10R【瀬戸内海特別】は5番ピンストライプ。前走で本格化を確信。先々まで追いかけたい馬でここは黙って買い。相手は2,6,10,14,15,18番。

 久々に勝つぞ!




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稀勢の里にはがっかり

2016-09-11 18:30:20 | Weblog

 遂に外国人優勝を止めた。女子プロゴルフツアー【日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯】の最終ラウンドが行われ、5打差10位から出た鈴木愛が4バーディー、1ボギーの69の猛チャージで通算1オーバー。大会2勝目を飾った。1988年のツアー制度施行後、女子メジャーで最終日に5打差をひっくり返して優勝したのは6例目で最大タイ。そして女子メジャーでの日本勢の連敗を7試合でストップした。1打差2位には【リオ五輪】ゴルフ日本代表の大山志保、下川めぐみが入った。それにしても鈴木愛は大舞台に強い。3章中2勝がこの大会。前回14年に優勝したときは20歳128日。宮里藍が保持していた大会最年少優勝記録(21歳83日)を塗り替える快挙を成し遂げた。もう1勝は今年【中京テレビ・ブリヂストンレディス】でプレーオフを制しての優勝だった。体は小さいが、平均パット数は1位。是非得意のパターで今後も活躍して欲しいものだ。

今日から始まった【大相撲秋場所】。白鵬休場で稀勢の里の綱獲りに注目が集まる(まぁ今日の相撲を観ていたら、難しいだろうが・・・)が、僕は十両が面白いと思っている。まずは東西筆頭に変幻自在の異能派宇良と故障で幕内上位から急降下の大砂嵐が並びんでいる。またアキレス腱断裂のため名古屋場所を休場していた37歳の安美錦がいる。そして若くて元気の良い阿武咲や佐藤、目まぐるしい動きで土俵を沸かせる小兵の石浦や里山もいる。残念ながらもうひとり楽しみにしていた豊ノ島は休場となったがいい顔ぶれだ。初日は宇良が大砂嵐を破り白星スタート。阿武咲は勝利したが、安美錦、佐藤、石浦、里山は黒星発進となった。稀勢の里よりも宇良しの方が楽しいかも・・・。
 今日の競馬を振り返る。阪神11Rで行われた【第30回セントウルS】は、僕が本命に推した福永祐一騎乗の1番人気ビッグアーサー(牡5歳・藤岡健一厩舎)が逃げ切り勝ち。タイムは1分7秒6。スプリントGIの春秋制覇がかかる次走【スプリンターズS】に向け好発進を決めた。1馬身差の2着には大外から追い込んだネロ(2番人気)、さらにクビ差遅れた3着に先行粘ったラヴァーズポイント(9番人気)が入った。
 勝ったビッグアーサーだが、予想外の先手取るレース。仕掛けると、ガツンとハミをとるところがあったが、最後まで脚がおとろえることはなかった。これでどんなレースでも出来ることを実証したし、58㌔を背負って勝ったことも価値がある。叩かれた上積みもあるし、次にも期待は大きい。ただ相手も強くなりので、油断はできないはず。2着ネロは正直人気になりすぎと思っていたが、よく走っている。ただ勝ち馬とはちょっと差がある感じ。3着ラヴァーズポイントには驚いた。しぶとさもあり、力をつけている。
 ビッグアーサーは、父サクラバクシンオー、母シヤボナ(母父キングマンボ)という血統。北海道浦河町・バンブー牧場の生産馬で、馬主は中辻明氏。鹿毛の牡5歳。通算成績は12戦8勝。重賞は2016年【高松宮記念】に次いで2勝目。藤岡健一調教師は【セントウルS】は初優勝。福永祐一は2000年ビハインドザマスクに次いで【セントウルS】は2勝目となった。
 一方、中山11Rで行われた【第61回京成杯オータムH】は、中団を進んだ池添謙一騎乗の1番人気ロードクエスト(牡3歳・小島茂之厩舎)が、直線で外から豪快に脚を伸ばして快勝。2015年の【新潟2歳S】に次ぐ重賞2勝目を挙げた。タイムは1分33秒0。1/2馬身差の2着にカフェブリリアント(6番人気)、さらに1馬身1/4遅れた3着には僕の本命・ダノンプラチナ(2番人気)が入線した。
 勝ったロードクエストだが、自分で動いてねじ伏せるようなレースで勝てたことは立派。とても強いレースであった。やはりマイルがよさそうで、モーリスがいなければ何とかなるのかもしれない。2着カフェブリリアントも良く走っている。まぁ鞍上の好調さもあるが・・・。3着ダノンプラチナは行きっぷりがイマイチであった。それでも3着は力のあるところを見せた。次はもっと良くなるだろう。
 ロードクエストは、父マツリダゴッホ、母マツリダワルツ(母父チーフベアハート)という血統。北海道様似町・様似堀牧場の生産馬で、馬主は(株)ロードホースクラブ。鹿毛。通算成績は8戦3勝。【京成杯オータムH】は、小島茂之調教師、池添謙一ともに初勝利となった。

それにしても、3場所連続、5度目の綱とり場所となる大関稀勢の里は情けない。正直ガッカリ。というか、多くのファンもガッカリだろう。あと全勝しろ!

 

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広島25年ぶりのV!

2016-09-10 23:17:02 | Weblog

 緒方監督、黒田、新井・・・感動の胴上げだった。遂に広島が25年ぶり、悲願のセ・リーグ優勝を果たした。2位・巨人と敵地で対戦し、今季42度目の逆転で6-4で勝った。マジック1で迎えた東京ドームのマウンドには満を持して黒田。初回に坂本に2ランも2回以降は失点を許さなかった。4回表、鈴木と松山が2者連続アーチで逆転。5回には鈴木が2打席連続26号2ランを放ち巨人を5-2と突き放した。黒田、今村、ジャクソンとつなぎ、6-4で迎えた9回のマウンドには守護神の中崎。片岡、重信から連続三振。続く長野に左前安打を許したが、亀井を遊ゴロにしとめ、歓喜の瞬間を迎えた。本当に今年は強かった。僕は黒田のコーチ役としての存在、新井の活躍、石井琢コーチの存在が大きかったと思っている。やはり良いコーチがいるところは強い!おめでとう、広島カープ!

一昨日から出張で米子に行き、昨日はベロベロに酔っ払っていてブログ更新ができなかった。それでもコンビニで競馬ブックを購入して馬券は勝ったのだが、今結果を見たら【紫苑S】は3連複的中したものの、収支は大幅マイナス。まずはその【紫苑S】を振り返る。中山11Rで行われた【第1回紫苑S】は、戸崎圭太騎乗の1番人気ビッシュ(美浦・鹿戸雄一厩舎)が勝ち、2馬身半差2着のヴィブロス(3番人気)、さらに3馬身半差3着のフロンテアクイーン(5番人気)とともに【秋華賞】の優先出走権を獲得した。タイムは1分59秒7。レースはゲッカコウがハナを切り、落ち着いた流れに。3コーナー過ぎからビッシュが持ったままで進出して、直線入り口では先頭に並びかける。ラスト1ハロン標の手前で戸崎がゴーサインを出すと、力強く加速したビッシュはあっさりと後続を突き放した。
 勝ったビッシュは力が違った。大外枠だったので馬群に入れることもなく、手応えも十分で抜け出した。これで本番が楽しみになった。2着ヴィブロスは3コーナーでは落馬するかと思うほどの不利があったが、それでこの着順までくるのだから力はある。3着フロンテアクイーンも3コーナーの不利は大きかった。まだ良化の余地はありそう。
 ビッシュは、父ディープインパクト、母バランセラ(母父アカテナンゴ)という血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は窪田康志氏。通算成績は5戦3勝。重賞は初勝利。
 明日の予想。まずは中山メイン【京成杯AH】。本命は5番ダノンプラチナ。久しぶりで58㌔はちょっと気になるが、ここでは力が上。逆に人気落ちの今回が面白い。相手は1,6,8,10,13,14番。阪神メイン【セントウルS】は人気でも1番ビッグアーサー。相手は2,3,6,7,10,13番。中山12Rは15番スムーダリング。相手は1,4,5,6,8,12番。阪神12Rは7番ヴィンテージローズ。相手は3,5,9,11,12,15番。

 明日は頑張る!広島のように・・・。

 

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本命馬馬券なるも相手が・・・

2016-09-04 18:39:22 | Weblog

 ようやく初勝利!昨年の夏の甲子園V投手、中日・ドラフト1位、小笠原慎之介が巨人戦に先発し、先発登板9度目(中継ぎ含め12度目)にして、うれしいプロ初勝利を挙げた。小笠原は一回、長野に二塁打を許し、坂本に甘く入ったスライダーをたたかれ左越えに先制の20号2ランを浴びた。二回にもギャレットに二塁打、小林誠に中前適時打を許し序盤に3失点した。しかし三回は無死一塁から、坂本、阿部、村田のクリーンアップを3者連続見逃し三振。そこから四回にも2三振を奪うなど、奪三振ショーを繰り広げた。結局、三回以降は七回まで得点を許さず6安打10三振。八回に味方が一挙4点を奪い、逆転に成功。救援陣が踏ん張り、5-3で待ちに待ったうれしいプロ初勝利が飛び込んできた。初勝利が巨人戦、それも15年6月20日の中日戦からの14連勝中のマイコラスに投げ勝ってのものだから自信はついただろう。今後が楽しみだ!

 では今日の競馬を振り返る。まずは新潟11Rで行われた【第52回新潟記念】は、僕が本命にした横山典騎乗の2番人気アデイインザライフ(牡5歳・萩原清厩舎)が後方2番手追走から直線で外ラチ近くを鋭い末脚で伸びて差し切り、1000万下から3連勝で重賞初勝利を飾った。タイムは1分57秒5。3/4馬身差の2着にアルバートドック(1番人気)、さらに1/2馬身差で3着にロンギングダンサー(9番人気)が入った。
 勝ったアデイインザライフは、器用さはないが直線の長い新潟を利用して快勝。大型馬でまだ完成しきれていない感じはするが、それでここまで走るのだから相当力はある。2着アルバートドックは左回りや小回りに不安があったが、しっかり走った。間違いなく力をつけている。3着ロンギングダンサーは展開が嵌った感があるが、もう少し器用さがあれば2着はあったかも・・・。それでもよく走っている。惜しかったのは5着ルミナスウォリアー。外を伸びた馬に先着を許したが、よく走っている。
 アデイインザライフは、父ディープインパクト、母ラッシュライフ(母父サクラバクシンオー)という血統。北海道白老町の(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、池谷誠一氏の所有馬。通算成績は13戦6勝。【新潟記念】は、萩原清調教師は2012年トランスワープに次いで2勝目、横山典は初勝利。横山典はこれで安田富男、武豊、藤田伸二に次いで、中央競馬史上4人目のJRA全10場重賞制覇を成し遂げた。この30年6カ月4日の達成は、安田富を上回る最長キャリアでの記録となった。尚、『サマー2000シリーズ』は全5戦が終了。アルバートドックが2着で5ポイントを加算して15ポイントとし、首位に立ってネオリアリズム(13ポイント)を抜いて優勝した。
 小倉11Rで行われた【第36回小倉2歳S】は、浜中俊騎乗の1番人気レーヌミノル(牝・本田優厩舎)が無傷の2連勝。タイムは1分8秒0。押して押してハナを切ったナムラアイドルの直後につけたレーヌミノルは、4コーナーで早くも先頭。直線は馬場の荒れたインをパワフルに伸びて、後続を突き放した。6馬身差の2着には中団追走から内めを伸びたダイイチターミナル(10番人気)、さらに半馬身遅れた3着には僕が本命に推した好位を進んだカシノマスト(4番人気)が入線した。2着馬との6馬身差は2003年の勝ち馬メイショウボーラーがつけた5馬身差を超える【小倉2歳S】史上最大着差。また、関東馬の連対(2着ダイイチターミナル)は1986年ハセベルテックス以来30年ぶり2回目のこととなった。
 勝ったレーヌミノルだが、本当に強かった。精神的にもしっかりしていて2歳牝馬と思えない強さだった。これだけの走りを見せられたら、今後も楽しみだ。2着ダイイチターミナルはいいレースセンスをしている。直線で狭いところに入ったが、小柄な体でこの馬場をこなしたのですから能力のある。ただ勝った馬は強かった。3着カシノマストは九州産馬でありながら、よく走っている。もう少し馬場のいいところを走れたら・・・。それでも勝ち馬には勝てないだろうが・・・。
 レーヌミノルは、父ダイワメジャー、母ダイワエンジェル(母父タイキシャトル)という血統。北海道新ひだか町・フジワラファームの生産馬で、吉岡實氏の所有馬。通算成績は2戦2勝。初重賞制覇。本田優調教師は【小倉2歳S】は初優勝。浜中俊は2008年デグラーティア、2010年ブラウンワイルド、2011年エピセアロームに次いで【小倉2歳S】は4勝目となった。

 ソフトバンクの底力を見たと昨日書いたが、今日そのソフトバンクのマジックナンバー19が消滅した。今日ソフトバンクは楽天に負け、日本ハムが延長十二回降雨コールドでオリックスと引き分けたため。勝率で最終順位を競うパ・リーグでは、引き分けた試合数を分母から除いて計算する。日本ハムが、ソフトバンクとの2試合を含む残り19試合を全勝すると勝率は0.65957。ソフトバンクは残り20試合で日本ハム戦以外の18試合に全勝しても勝率が0.65942どまりとなり、日本ハムに自力優勝の可能性が復活した。それにしても、降雨によるコールドゲームでマジックが消滅するとは・・・。まさしくソフトバンクにとっては恨み雨になった。

 

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